6月4日に麹町で、開催された
「WebUX研究会」に参加してきました。
講演者に身内?が多いので、
親のような気持ちで聞いてきました。
プログラム
■2011年06月04日
第4回 WebUX研究会
■日時:6月4日(土)14:00?17:00
■会場:KDDIウェブコミュニケーションズ:セミナールーム(麹町)
■内容:
第一部「コミュニティーの学び」
・基調講演:千葉工業大学 安藤昌也
・社内の部活動:サイバーエージェント 鈴木千絵
・他社との交流ShibuyaUX:GMOメディア 伊藤麻紀子
・おとなの学びhcdvalue:ECナビ 榎本徹
第二部「WebとUXデザイン」
パネルディスカッション
パネラー:安藤先生・楽天 脇阪さん・ネットイヤーグループ 坂本さん
・アクアリンク平野さん・浅野先生。
第一部「コミュニティーの学び」
挨拶
横浜デジタルアーツ 浅野先生
・以前は情報デザイン研究会という名前で、
その当時は情報デザインを教える先生向けの勉強会だった。
・プロダクトの人は会社のことを絶対話したがらない、
Webの会社の人はべらべらしゃべるww
■千葉工大 安藤昌也先生「社会人の”学び”を促す”学び”のプロデュース術: AIITデザインプログラムの経験から」
→産技大で3年間関わってきたデザイン教育プログラムの経験からお話し。
→「産業技術大学履修プログラムはおススメです!!」
▼開催のきっかけ
・浅野先生が名古屋でHCDワークショップを行っていたので、
Twitterで浅野先生でお願いした。
・主催が必要だと気づいたので、個人としては難しいと思い、
社内勉強会として会社のお願いした。
・「放課後X」という社内勉強会を利用した。
▼勉強会の内容
・目的:HCDの認知度を上げ、開発に取り入れる
・内容:HCDの全体像と、活用法を学ぶ
・対象:社内の開発に関わり、参加意欲のある人
・日程:月1回、各回4時間
→興味のある人が気軽に参加できる企画。
▼開催スケジュール
・2010年8月?2011年2月までの各月1回
▼実際の内容
・第1回:HCDの来竿・観察法(オブザベーション)
「カップ焼きそばのパッケージデザイン改善案」
・第2回、3回:ユーザー評価
「ミニブログの評価」
・第4回?6回 ペルソナ/シナリオ法、ペーパープロトタイピング
「モバイルレシピサイトを作る」
■勉強会の成果
▼受講者のアンケート
・勉強会参加者47名 アンケート回答者40名
・HCDを活用している人が半数
(ユーザビリティテスト・ユーザー視点)
・もう一度やりたい、実務で試したい
■まとめ
▼この勉強会は成功したのか?
○HCDの認知度を上げる
→告知や表彰でHCD勉強会の存在は広まった。
→参加者は募集範囲の20%と多くはないが、幅広い職種の方が参加してくれた。
△開発に取り入れる
→実務での取り組みはまだ少ない
→参加者の習熟度や、現場での理解が課題
■今後の展望
・社内の活用事例を共有し、現場での取り組みを増やす
・成功事例が増えると、理解者も増える
・実践を積み重ね、自社にあったHCDのやり方をみつける。
■GMOメディア 伊藤麻紀子 Webメディア企業による学び合いコミュニティ「ShibuyaUX」
■プロフイール
GMOメディア 事業推進室 UXエンジニア(修行中)
■なぜShibuyaUXを始めたのか?
・もともとはwebデザイナーとして活躍していたが人事異動があり、
上司に「UXって知ってる?これから大事になるよ」と言われた。
→社内でUX向上のために何をすればいいのか考えた
もやもやしていた
→面識のあった佐々木さんに相談して、サイバーエージェントの鈴木さん、
ECナビの榎本さん、産業技術大学履修生と出会った。
→飲み会などで相談していたところ、みんな同じ悩みを抱えていることがわかったので、
勤務地が渋谷で近いので、「ShibuyaUX」を発足させた。
■第1回 2011年01月25日
・参加企業でのUX取り組み事例を発表 ワールドカフェを実施。
■第2回
・浅野先生のオブザベーションワークショップ
■第3回「User Centered Agile」
・楽天の坂田さん
→パネルディスカッションが超豪華
■まとめ
・なだたるWeb企業が参加。
・井の中の蛙にならない
→外からの刺激を社内に生かす
→成功体験、失敗体験の共有
→学び合う楽しさ
■最近の取り組み
・サービスの理念をつくる
・アクセスログの活用
・社内ユーザビリティテスト
・簡易ペルソナストーリーボードなど。
■ECナビ 榎本 徹 hcdvalueの価値
実は、webも専門というわけではないので、優しくしてください
■hcdvalueとは。
・産技大のメンバーが中心となって立ち上げたコミュニティ。
■hcdvalue
→AIITで開催中に「HCDの価値をKA法で抽出する会」をしてみた
その延長で、同窓会兼コミニュティとしてスタート
■hcdvalueの目的
×飲み会 → ○現場で使えるHCD
■メンバー
現在47名
産業技術大学院大学履修プログラム「人間中心デザイン」履修生
+ 講師 + 新規(歓迎)
■活動内容
・KA法でのHCD価値抽出
・TOYOTA SOCIAL APP AWARDへの応募
クルマの楽しさが伝わるソーシャルアプリを、
「KA法」「XB法」という2つの手法をパラレルで進行。
→仕事では使えないようなリソースを贅沢に使ったwww
■情報交換
・HCD関連のイベント情報、参加レポート、デザイン関連イベントカレンダーの共有など。
https://sites.google.com/site/hcdvalue/
■hcdvalueの活動とは
→商店街の草野球的な活動
(休日に嬉々として集まる姿が、既に勉強ではなく、
商店街の草野球的だ、との浅野先生のコメントから。)
1.期近な行動目標がある→アウトプット期限がある
2.ゴールにヒットするか→仕事で使えるか
3.快感がある→みんなで和気あいあいとウェルカムな雰囲気
■正統的周辺参加
→中心に講師の方々がいて、その周りに産技大メンバーがいて、
さらにその周りに新しく参加してもらったメンバーがいて、
うまく回っているように感じている。
■まとめ
飲むのと勉強するのが大好き
■良いコミュニティであること。
・共通の敵
・共通のゴール
・共通の楽しみ
■浅野先生のまとめ
・ここ最近、Webの人たちがものすごく勉強するようになっている。
→Webはプロダクトに比べてイニシャルコストがかからないので、
どんどん実践できているのではないか?
・4人のお話でのポイントは、セミナーの話を聞くだけでなくワークショップをしている
→参加型学習をすると、全然身につくレベルが違う。身体的でやっている
・技術でなく、上流行程を身体をつかってやっている(頭をあまり使っていない)
ポストイットを使っているのは「活動」
→動かした手に神はやどる。
・飲み会
→別にお酒を飲まなくてもいいが、省察が必要。
懇親会の参加を促している。それによって学びが深まる
・サードプレイス
→「1は自宅」 「2は職場」 それ以外の場所での学びが重要になっている。
今までは、上司がよく知っていたので社内での学びで十分だったが、
今はそうではなくなってきている
外に行かないと新しいことがわからない!
第1部が完了し、休憩を挟んで後半へ。
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