HCD-Net ラウンドテーブル 2016年11月17日

11月17日に行われた「HCD-Net認定専門家と交流 ラウンドテーブルイベント」に参加してきました、
昨日のイベントが不満だけあって、楽しみに参加してきました。

まずは話題提供という形で、UXを実践している専門家の皆様から今考えていることの共有がありました。

司会はコンセントの佐藤さんで、全体的に若返りしている感じがしますね。

■話題提供

▼和田あずみさん
 株式会社DeNaトラベルのWebディレクター

和田さんの料理をHCDに例えるの面白い

▼井上誠さん
 DMM.comラボ

 ▼コンサル形UXチームの取り組みと悩み
  ・UXを文化として根付かせたい。
  ・トップからやらされるではなくボトムレイヤーがすでに実践しているようにしたい。
  ・現状は事業部に対してデザイン部署がアドバイスをしている状態。
  ・まずは足元のデザイン部から変えていった。
   (プロトタイピング・ユーザーテスト・インタビュー・導線、構成設計)
  ・とはいえ、事業部によってUXへの信頼度はバラバラ
  ・DMMらしく?恋愛になぞらえて考えてみた。

  ・相手の課題に寄り添うスタンスでわりとうまくいっている。
  ・インタビューやユーザーテストなどは問題ないが、
   設計フェーズで事業部デザイナと領域がかぶる。

  ・どちらがWFを引くか事業部デザイナーと相談する
   進捗はこまめに事業部デザイナーに共有する
   出来る限り巻き込む

▼ラウンドテーブルの問い
  コンサルとして事業横断でアサインされる
  UXデザイナーはどこまで関わればいいのか?

▼遠藤哲生さん
 Supership株式会社

 ▼組織導入の前に求められているUXデザイナーとは?

  ・私の考えているUXデザイナー
   両軸の価値(ビジネスの価値・ユーザの価値)を見つけ、
   直近、中期、長期の視野でバランスをとる

  ・組織に導入できに理由
   最近、業界内でのUXデザイナーの評判が悪い・・・涙

・とある現場で、UXデザイナーの効果について聞いてみると・・・
   ・期待と結果が合わない
   ・最初から最後まで関われない、関わろうとしない。

  ・踏ん張り力がない

   ・・・信頼されていない・・・。

  (1.)組織内でUXデザイナーの求められている役割が合っていない
   
   では、UXデザイナーのスキルってどう測るべきなんだろうか?

(2.)組織への「デザイン」の定義と浸透ができていない

・組織を横軸と縦軸で考えてみる
  
    横軸:プロジェクトメンバー

     ・領域横断で対話ができる、境目を作らない
      ・デザイナー/エンジニア/ビジネス/etc

     ・デザインの言語化
      ・体験の言語化
       ・具体的なUIやワークフロー
       ・UXという言葉は使わない

     ・PM/ビジネス分析/マーケティング/エンジニア
      ・他の領域でも仕事ができる

    縦軸:組織

     ・ミドルアップダウン
      ・相手や立場によって伝え方を変える
      ・ナレッジ・マネジメントに近いか
       ・暗黙知・形式知:SECIモデル(野中郁次郎氏)

     ・小さな成功を積み重ねる
      ・デザイン分野でなくても良い
      ・結果にコミットすると、次に繋がる。

   夢ばっかりを語らずに、地道に一歩づつ信頼を勝ち取ろう

  ▼ラウンドテーブルの問い
   組織・スキル
   UXデザイナーについて。

 遠藤さんのブログ
 http://entetsu.me/2016/11/skills-of-uxdesigner/

▼山岸ひとみさん
 Gaji-Labo CXO

  ▼ラウンドテーブルの問い
   あなたは今
   非常時に動ける人ですか?
   生き残れる人ですか?

▼坂田一倫さん
 Pivotal Labs

▼THE VALUE MATRIX OF HCD

 ▼ラウンドテーブルの問い
人間中心設計→価値をどう証明?→組織

ラウンドテーブル

 1戦目は坂田さんのテーブルに参加

2戦目は井上さんのテーブルに参加。

■アバウト
 専門家が集まるだけあって、かなり密度の高い議論ができました、
 最後にHCD-NET CLUBの発足も発表されました。

 マヨ子ちゃん可愛い。

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