羽山祥樹さんから学ぶ UXデザインの壁を越える秘訣Vol.1未来のUXリーダーを育てる効果的なメンタリング手法 2024年12月12日

▼自己紹介
 羽山祥樹さん
 日本ウェブデザイン株式会社代表取締役CEO

▼“UXデザイナー”や“UXリサーチャー” の育成
 “UXデザイナー”や“UXリサーチャー” を再現性をもって育成する方法を
  9つのステップに分解して説明します。

▼ステップ0 いい指導者のもとにつく
 ・上司ガチャの要素が強い
 ・UXデザインのいい指導者とは
  •部下のモチベーションをつくれること。
  •ひとつひとつの行為について、
なぜそうするのか細かく言語化ができること。
 ・いい指導者を見分けるのが難しい問題

▼ステップ1 デザイナーとして生きることを覚悟する
 ・デザイナーとして生きる覚悟ができていない
 ・”覚悟ができていない”とそもそも成長しない
 ・”覚悟する”から成長がはじまる

▼ステップ2 ロールモデルを持つ
 ・ロールモデルがあると自身の将来を具体的にできる
 ・ロールモデルは複数の人物の”いいとこどり”でいい
 ・ロールモデルを用意できるか?

▼ステップ3 ストレッチゴールを持つ
 ・成長とはどのように生まれるのか
 ・「背伸びすれば届く」という目標設定をします。

▼ステップ4 成功の再現方法を猿真似する
 ・まずは成功している人を徹底的に猿真似する
 ・大切な資質は「素直であること」「謙虚であること」です
 ・自分のやりかたに固執する人ほど成長しない
 ・個性は実績を再現性をもってだせるようになってから

▼ステップ5 常軌を逸して細かくやる+モチベーションを途切れさせない
 ・上達とは解像度が上がること
 ・ユーザー理解ができていない
 ・「常軌を逸した細部へのこだわり」が人を育てる
 ・自身のなかに「ユーザー」を染み込ませる。
 ・恐怖に耐える
 ・恐怖に耐えられなかった人はなにをするか
  ・枠組みを作ろうとする
 ・「枠組み」では心理は理解できない
  (人間の心理は、そもそも粒度もバラバラで、しかも矛盾しているものです。)
 ・川喜多二郎(KJ法®の考案者)のエピソード
   →混沌は混沌のまま理解する
 ・効率よくやるには
   →一回、ちゃんとやった人は、短縮できるようになる。
    一回も通しでやったことがない人は、うまくできない。
 ・通してみてはじめて感触がつかめる
 ・モチベーションを途切れさせない

▼ステップ6 ほめられる
 ・「ほめられる」ことが成長の最大のドライバーになる
  →具体的な努力の痕跡を拾い上げてほめる

▼ステップ7 仲間と熱狂を分かち合う
 ・仲間と熱狂をわかちあうことで成長が続く

▼ステップ8 成功体験の「かんちがい自身」の積み重ねが本当の実力をつくる
 ・かんちがい自身の積み重ねが本当の実力をつくる
 ・銀の弾丸などない
 ・羽山さん的には2年頑張ればなんとかなる
 ・コンサルタントの技術がないとUXデザインまで行けない
 ・大規模案件だと自社のプロジェクトマネージャーですら、
  UXデザイン工程を好ましく思っていないようなケースもある
 
▼ステップ9
 ステップ9がなかったぞ。

■質疑応答
 
Q.羽山さんはUXにAIを活用されていますか?
A.親和図法をサポートしてくれるAIをつかった。
https://ja.toitta.com/
 (レビューは人間がやらないとだめ。)

toitta(トイッタ) - ユーザーの声に向き合える発話分析ソリューション
toittaは、インタビュー結果の分析プロセスを支援する、生成AIを活用した発話分析ソリューションです。生成AIを活用した発話の構造データ化で、組織のリサーチをさらに加速させます。

Q.UXデザイナー、新卒採用する場合、
 新卒採用の最低限の条件はどのようなものをセットしますか

A.正直言語化できてない
 失敗談がかたれる
 UXデザインを重要なものとして覚悟があること
 UXデザイナーとしてしか人生を生きていく覚悟

Q,羽山さんのuxデザイナーになった動機はなんですか?
 私自身、何がしたいという思いが弱い傾向にあるので、
 覚悟するという点が難しいなと感じました。

A.UXデザイナーになろうとしてなったわけではない
 UXデザインという言葉がある前にすでに取り組んでいたから。
 ビジネスに貢献するサイトを作ろうと思った。
 その時は情報デザイン、IAと呼ばれていた。
 その流れからUXデザイナーになった。

Q.ふせん500枚のメソッドはだれでもできることでしょうか?
またこのメソッドに名前はありますか?

A.メソッドに名前はない。
 付箋500枚は誰でもできます。
 作業自体は難しくないが根性がいる。
 ほとんどの人が心が折れる(メンタリングが必要)

Q.羽山さんがUXデザインでうまくいった経験、
 うまくいかなかった経験の事例を聞いてみたいです。

A.所属している大手企業の会社ではうまくいかなかった。
 UXデザインをやりたくない人に教えないといけない
 試行錯誤しながらやってます。

Q.ご紹介いただいたAI「トイッタ」は、UXスキル習得において、
 どのようなポジションとなるのでしょうか?
 UXデザイナーでなくてもAIがあればよいのか?
 UXスキルがあってこそAIが役立つのか?

A.後者です。
 100%正確なものが出てくる担保がない
 人が手直ししないとビジネスとして使える品質に至らない。

Q.組織内にUXデザイナーがいるのですが、受託のような働き方になっており、事業理解が深まらずアウトプットの質に課題を感じています。
直接的な指導が難しい立場の場合、どのように事業理解を深めてもらうためのサポートや働きかけを行うべきでしょうか?

A.UXデザイナーはユーザーのことを深堀するため、やればやるほど事業に詳しくなってくるはず
 基本的には事業理解が深まってくるはず。
 この人がそうならないのはユーザーをしっかり理解することがない案件をやっている?
 がっつりユーザー調査をやる機会を与えてください。
 それでもダメなら覚悟の問題。

Q.UXデザイナーはユーザーインタビューに積極的に参加してくれますが、
 エンジニアは呼んでもなかなか来てくれません。
 エンジニアは、結論と要件を整理して背景も伝えてくれればそれでいい、
 というようなスタンスです。
 (人にもよりますが、負荷が高いエンジニアは特に欠席の傾向があります)。
 その場合は、とことん説明して参加させるべきでしょうか?
 また、どのように説得するのが効果的でしょうか?
 一度も参加してもらえていないです。

A.エンジニアは頭が言い方だと思います。
 ユーザーに合うことが重要だと味わえば価値があることと感じるはず。
 1回ユーザーインタビューに同席してもらう。
 どうやって説得するか、一休の方のお話があてはまる。
 「エンジニアとしてお客さんに合わないほうがいいんではないか」
  →行くようにしたらいい開発になるようになった。
 実際にあうことに価値がある。
 ユーザーインタビューのサマリー動画をつくって見せてみる

Q.ユーザ調査結果を要件としてまとめることは誰の役割なのでしょうか?
UXデザイナ?エンジニア?共に行う?(要件定義を丸投げする?)

A.UXデザイナーが落とし込むが、
 エンジニアと相談する
 ユーザーと誰が接してたかによる。

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