樽本さんの、
第2回「スマホUXラボ ユーザーテストLive」に参加してきました、
会場が六本木ヒルズのGREEさんということで、
無事にたどり着けるか心配でしたが無事に到着できました
(方向音痴なんです)
が、開始5分遅れとかを許容するのは止めて欲しい、
時間前に到着して待っている人がいるんだから・・・
(ワークショップ論)
あとスマホで写真をカシャカシャ取る人たちはなにを考えているんでしょうかね、
まわりに迷惑とか考えないのかな・・・
ちょっと酷かったですねー。
(2回目のイベントなら主催者も多少の配慮は必要でしたね)
GREEさんのユーザーテストの取り組み
村越さんからGREEの紹介が。
DIY&Adaptive
・ラボは持っていない
▼仕組み化
テスト要件設計の仕組み化
→ISO9241-11 ユーザビリティを基に
▼運営フローを仕組み化
実施確定→課題、改善策の立案まで10営業日で行う。
▼ユーザーテストのポイント
優先課題の認識合わせ
課題と改善方向の合意形成
目撃することによる主観の排除
※デザインの正解を見つけるというより、
課題に向き合うため
被験ソフト
Taptrip(タップトリップ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.taptrip&hl=ja
騎兵隊
→社員10名程度のスタートアップ企業
そもそも会議室がない。
UIScopeを2~3回テストを行った。
▼Taptrip
Androidアプリ
世界250カ国、75万人が利用
投稿が17カ国語に自動翻訳される
▼今回テストしたい課題
追加した機能がまったく知らない新規ユーザーにとってどう利用されるか
ユーザーテスト
※学生をリクルートしてきて被験者に。
▼タスク1
テレビやネットで見た、
今ちょっと気になっている海外の国の名前を2つ以上挙げてください。
また、何故気になっているのかを声に出して教えてください。
これは全員できた。
▼タスク2
Taptripを起動して、あなたが気になっている国の投稿を自由に見てみてください、
なお、その際に思ったことや感じたことを常に声に出すように心がけてください。
※Taptripの利用にはユーザー登録が必要です。
登録の際は、事前に渡しているユーザー情報を使ってください。
※ユーザー登録画面(パスワードの入力は除く)も撮影してください。
※タスク2の制限時間は5分です。
ユーザー登録してもらう。
ユーザーが国を選ぶ際にタブバーを使うのか、
(タブバーのアイコンをクリックすると世界地図から国が選べるが、
リリース当初よりアイコンサイズが小さくなっているのでそれがどう影響しているのか)
被験者1
国名から探した。
ミスタッチした。
文字入力して検索した
→検索できなかった。
→一覧から選びなおした。
投稿を観ようとするが探せなくて他の国をクリックしてしまう。
→また国を選ぶとこからやり直し
被験者2
チュートリアルで戸惑う
変な所をクリックする(コミュニティ)
→コミュニティからでられない
まったく検索方法がわからず、
タスクが完了できない。→アプリがおかしいと言い出す。
メニューからフィードを見る。
タスク2をやり直し
やっと虫眼鏡アイコンを発見
文字入力でブラジルを検索
サイコロアイコンをクリックしてしまい変な国に飛ばされてタスクできない。
文字入力で韓国を探すがうまく文字入力ができない。
→韓国で検索できない(大韓民国)
被験者3
ユーザー登録でアカウント入力に戸惑う
→これはAndrod固有の問題かもしれない。
ユーザー登録ができない。
→ユーザー登録が強制なのは初めてのユーザーのハードルがあがるかも。
→バグでトラブル発生してテスト中断。
端末を交換して再開
住んでいる国を探す
→日本を一覧から探す
虫眼鏡アイコンに気づかない
→サイト内を捜索してしまって、
テストの目的を忘れてしまっている。
しばらくしてやっと気づいた。
結局タスクは完了されていない。
→モデレータは修正しなくていいのかなぁ。
▼タスク3
気になる国の投稿を見て、いいと思った投稿にコメントを書いてください(5分以内)
被験者1
コメントできた。
被験者2
コメントしようとするがコメントの仕方がわからない。
→やっと写真をクリックしてコメントできた(偶然)
→翻訳されたか反応がないから、わからない
被験者3
比較的スムーズにタスクは完了できた。
▼タスク4
Taptripでは気軽に外国人と友達になることができます。
あなたが良いと思った投稿をアップしているユーザーの中から1人選んで、
友達申請を送ってください。
※友達申請は簡単に取り消せますので、安心して申請してください。
申請後、すぐに取り消してもかまいません。
※タスク4の制限時間は5分です。
被験者1
友達申請されたかわかりにくい
被験者2
友達になってくれた反応がわかりにくい。
被験者3
友達申請はできたが、
友達の情報を知りたかったようだができなかった。
▼タスク5
Taptripのホーム画面に戻って、特集の投稿の1つを見てみてください。
マイページ上ではホームという名前ではなくフィードという名前
→ホーム画面に戻れるのか
被験者1
特集のページを見つけられない。
→マイページのフィードから探し出した。
特集ページの意味がわからない
→どうやらサッカーワールドカップの写真のようだ。
被験者2
マイページからフィードをクリック。
ホームに戻れない
被験者3
ホーム画面にやっぱり戻れない
→苦労して「フィードという文言がホームだということに気づく」
質疑応答
途中でユーザーに回顧法で質問していたが・・・
→参考程度に留めていたほうがよい
被験者が親指や人差し指を使って操作しているのが気になった
→カメラを設置する都合上そうなってしまった。
カメラ写りを優先するか、テストを優先するかはその状況によりけり。
モデレータはいたの?
→ちゃんといた。
ユーザーが迷ってタスクを完了できない場合、モデレータはどうすべきか
→今回のケース(アンモデレーテッド)であれば時間で打ち切り。
モデレータが介入する場合もある。
→モデレート方式だとどう介入するべきかモデレート技術が必要となる。
→アンモデレーテッドで100回やってから、モデレートしたほうがいい。
今回のテストはパイロットテストということだったがテスト結果は反映させるのか
→パイロットテストはタスク設計の途中のテストということもあるので反映させない。
このあとの5人の実テストで同様の問題が見つかれば反映させる。
感想
・ユーザーテストはユーザーに製品の感想を聞くことではない
・タスクの時点で2回、思考発話法の練習を入れている。
・被験者に学生をリクルートしてきたとのことだが、
テストなれしているところは気になった。
・ユーザーテスト環境(PCのディスプレイ設定・ロック解除)などは、
事前に万全にしておく。
・プレースホルダーにあらかじめ入力例が記入されているのは戸惑う。
→みんな入力された文字を消してからアカウント登録している。
・アカウント入力などでトラブルがあった場合にも対応できるようにしておく。
・アプリのバグ等でトラブルが合った場合にも代替端末などの準備しておく
全体的にまだまだ問題のあるアプリだということがわかったのは、
クライアントさんにとってはよかったかもしれませんね。
参照リンク
Togetterまとめ
http://togetter.com/li/689274
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