▼評価をするとわかること
(1)ユーザビリティの問題の特定
・ユーザーが直面している具体的な問題や障壁を明らかにします。例えば、理解が難しいUI、操作が複雑すぎるプロセス、ユーザーの期待に反する動作などがこれにあたります。
(2)ユーザーのニーズと振る舞いの理解
・ユーザーがどのようにプロダクトを使用しているか、または使用したいかの理解を深めることができます。これには、どの機能がよく使用されているか、どの情報が最も重要視されているかなどが含まれます。
(3)デザインの有効性の検証
・ユーザビリティテストやヒューリスティック評価を通じて、改善すべきエリアを特定し、それらに優先順位をつけることができます。これにより、開発チームがリソースを最も効果的に使用できるようになります。
(4)改善点の発見と優先順位付け
・新しいデザインや改善された機能がユーザーの期待とどの程度一致しているかを評価します。
これは、A/Bテストなどで異なるデザインバリアントの
パフォーマンスを比較することで達成されます。
つまり、ユーザーを理解して改善へつなげる手段ということです。
▼評価手法いろいろ
・ユーザビリティテスト
・ヒューリスティック評価
・ウォークスルー法
・その他
・アイトラッキング
・ヒートマップ
■質疑応答
Q.先程紹介していただいた評価手法を、UIUXデザイナーとして強化していきたいと考え、本日参加しました。業務経験を積みたいのですが、求人が少ない印象です。探し方にコツなどはありますか?
→業務経験を積みたいというか、別に業務でやらなくとも、普段からユーザーインタビューしてみるっていう方法はあると思っててそれ私プライベートでもよくやってるので、うん。
別に仕事である必要はないかな。仕事じゃないけどこんなことをやってみましたという調査結果のレポートとかをまとめて
クライアントさんじゃない実際の面談とか、ポートフォリオとして提出するっていうのは一つの方法じゃないかなと思います
Q.ユーザビリティテストに参加してもらう人はどのようにして集めるのでしょうか?
→ユニーリサーチ、ビザスク、torima、いなければTwitter。
身内からあつめる
Q.テストの参加者に普段の生活リズムを聞いてから実際のユーザビリティテストに移るのはなぜなのでしょうか?
→やっぱこんなソフトウェアを作りたいですというのが発端なことが結構多いこんなサービス作りたいと思ってるんだよねこれが有効か調べたいんだよねというのが多い中で今回はシニア向けだよねって言われたときに、シニアが普段どんなふうに使っているのか。おじいちゃん向けのホームアプリを作りたいという話だ。おじいちゃんおばあちゃん向けの本アプリを作りたい要件がらくらくフォンのようなってワードが出てきたんです。らくらくフォンのUIが云々かんぬんみたいな前提としてそもそも今のシニアがどんなふうにスマートフォンを使っているのか見てみましょう。おじいちゃんがどんな普段生活をしてて、どんなふうな食生活、そして何をスマホで関心を持って見ているのかみたいなのがわかんないとこの触ってる意味っていうのが何なんでそこが気になったのかっていう解像度が違うんです実際に触ってもらったとさっき言ってたこれを確認しているのかみたいなとか、なので解像度が全然変わってくるので、普段の生活リズムの話をしたりとかそのユーザーが持ってる背景みたいなものを解像度を上げてから、実際にテストをしてもらうっていうのは、かなりほぼ絶対。らくらくフォンは逆に難しいので要件から外させた。
Q.ペルソナの人数などは、どういった基準で決めていますか?
→作るサービス。らくらくフォンの例でいくと、とりあえず年齢で絞ってつかってもらう。そして人数を絞っていきます。
Q.ユーザビリティテストを行う場合、リリース日からどれくらいのタイミングで行ってますか?
→そもそも前提がリリース前のこともあります。リリース前にテストして修正をちょっとクリティカルなものだけ修正してからオープンするみたいな、うん。実際にリリースをしてその後また1ヶ月とか2ヶ月ちょっと実際に使ってもらって多分GAとかがその間にたまってくると思うそうですよねアナリティクスの情報とセットで見て、やっていくって感じですね。
Q.UXデザイナーという職種ではく社内ではウェブディレクターという職種で働いていますが、業務内容としてはUXデザイナーそのものです。たとえば「発話思考」という専門用語は知らなくても、実況しながら触ってもらうということはしていたりしますが、それでも面接では専門用語が出てこないと説得力がないでしょうか?
→専門用語知らなくてもやってたっていうのは後からいろんな本読んで実際にやってみて、ですね後からアカデミックな用語とか覚えていたので、あのUXの専門家と言ってもなんか後からついてきたものうんので基本的に今私よりもっと上の世代のいわゆる本当にUXの先人の方と呼ばれるような人たち元々はWeb何々とか、あの製品開発者とか何か別にUXデザイナー持ってた人はいない。
Q.KA法で分析を行った際に優先順位をつけるとおっしゃっておられましたが、
グルーピングした数が多いものが優先度が高いものとの認識でいいでしょうか?
それとは逆に少なくても優先度が高いとされる場合もありますか?
→はい。違います。数が多いからではない
ユーザーは東京にも行くし北海道にも行くし沖縄にも行くよねっていう全体像を現すと思っていただきたいんですね、これで何がわかるっていうのはどんな心理を行き来してるのかがあくまでわかるっていうだけなのでこれで何かを判断するわけじゃなくて判断するとしたらユーザーがどんなことを言ってることどんな悩みを持ってたのかみたいな事実の方に目を向けて
やろうとしている事業であったりサービスとかが当然あると思うんですねこの調査をするっていうことは、その事業と突合させたときに、例えば周辺これであれば、資格試験の資格試験を受ける人のための何かコミュニティを作ろうとしてたけど、こんな機能を作ってあげた方がいいんじゃないか。
ユーザーの悩みとして出てたのかとか、改善の余地があるのかっていうのを検討するために使うので、大きいとかちっちゃいとかは関係ない。
Q.全てのUIデザイナーは今回ご説明いただいたユーザビリティテストのようなリサーチ業務を行うのですか?また、業務の中で、デザイン業務とリサーチ業務と割合としてはどのくらいになりますか?
→会社によってさまざま。UXデザイナーと呼ばれるこういったリサーチができる人材というのがまだまだ市場に少ないので、それができた方が、価値は上がります。
Q.クライアントが事業を始める上でもターゲットを決めると思うのですが、そちらとユーザビリティテストでまた新たに設定するターゲットには何か違いがありますでしょうか?
→なんだろうな、これはクライアントがどれだけそのユーザーに対する解像度があるかによりまして、例えばマイナビさんマッチボックスさんのようにもう人材系をずっとやってらっしゃるのに釈迦に説法のようなリサーチをしない。
Q.最終的には案件によると思うのですが、サイトについてスマートフォンとPC、どちらの設計を先に行うことが多いでしょうか。
個人的には、スマートフォンの利用者が多いので、スマートフォンが先になるのではないかと考えております。
→どっちでもいいと思います。
10年前のデザイナーだったらPCから始めてた。
コーダーさんにもよる。
Q.全くUIUXに詳しくないのですが、お話を聞いていると、マーケティングっぽいなと感じました。UIUXデザインとマーケって区分分けがあるのでしょうか?UIUXデザイナーとしてのしごと内容で、ユーザビリティテストのタスク割合はどのくらいになりますか?
→突き詰めていくと、全員UXデザイナーなんですね、このユーザーに対して何か物を作ってる人っていうのは物を売るという行為に対して、マーケティングっていう概念が生まれてUXデザインと概念が生まれて概念がどっから出てきたかというだけの話なので区分明確な区分はないですが、一般的にみたいなところでいくとUXデザイナーは本当にあくまでユーザーの体験にフォーカスして、見ていってます。
ユーザーの中心というのは変わらずビジネスと接続する
実際にところが求められているところです。
Q.UIデザイナーは一般的にどこまで担当するのでしょうか?ワイヤーフレームまで作るのでしょうか?
→1割、2割。会社による。
面接で何か言った中に何もないんだったら、ユーザビリティテストとかリサーチ業務っていうのはどういうふうに分担されてますかっていうむしろ会社に聞いた方がいいです。うん。
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