実践で使えるユーザーインタビューと課題分析の手法を解説! 2024年05月28日

ということで、ユニーリサーチさんのウェビナーです、
登壇者は
安達 誠寛氏|SEREAL株式会社 代表取締役CEO/Designer
とのことですので、お手並み拝見というところです。

■会社案内
 Startup Studio SEREAL

▼こんな人におすすめ
 ・課題特定がうまくいかない
 ・課題特定の仕方がわからない
 ・どうなったら課題が特定できたといえるのかよくわからない

▼今日のゴール
 ・効率的な課題特定仕方がわかる
 ・自身の事業において課題特定ができたと自信をもって言えるようになる(そのために必要なことがわかる)

▼アジェンダ
 ・課題とはなにか?課題特定とはどんな状態か?
 ・課題特定のプロセス
 ・課題探索、特定を効率的にするRIGAP
 ・RIGAPを活用したインタビューの設計
 ・課題の構造化と原因特定

▼課題特定とは何か?課題特定とは

▼事例

▼結論、課題特定で特定すべき課題は2個!!
 1.ユーザーが解決に価値を感じる課題=価値課題
2.その課題が解決しない原因=原因課題

▼価値課題とは
 
▼原因課題とは
 価値課題が解決しない原因を
 原因課題として設定する

▼原因課題が特定できていれば論理的にソリューションを設計できる。

▼よくある間違った課題設定
 1.[NG]ソリューションに対して大きすぎる価値課題の設定
 2.[NG]価値課題に対してソリューションを設計する

▼課題特定のプロセス
 1.(価値)課題の探索
 2.(価値)課題の特定・定義
 3.課題の構造化
 4.(原因)課題の特定・定義

▼価値課題の探索、特定を効率的にするRIGAP(分析)

▼価値課題の特定
 価値課題の特定には半構造化インタビューがおすすめです。
 
▼インタビューの実施でよく困ること
 ・課題を炙り出すインタビュースクリプトの設計が難しい
 ・インタビューをやったけどどれが課題かわからない

▼課題ではなく、ユーザーのことを理解するインタビューを実施する
 ・課題を理解するのではなく、ユーザー自身を理解することが大事

▼課題は「現状」と「理想」の間のどこかに必ずあるため現状と理想は絶対理解する

▼ユーザーを理解するためのRIGAP

▼スクリプトを改善しながらRIGAPで分析
 ・インタビューを繰り返すなかで価値課題になりそうなものにあたりをつけていく
 ・あたりをつけたらどんどんスクリプトを寄せていく
 ・あたりをつけても基本的には「現状」「理想」から入り課題ではなくユーザー自信(RIGAP)を理解することを大事に

▼RIGAP
 R:現状を知る質問
 I:理想を知る質問
 G:ギャップを知る質問
 A:今やっていること(対策など)を知る質問
 P:今やっていることで課題になっていることを知る質問

▼実践:結婚式の例

▼スクリプトの例
 R:現状
 I:理想
 G:ギャップ
 A:アクション
 P:課題

▼課題の構造化による原因課題の特定

▼価値課題にあたりがついたら課題の構造化を行い原因課題を特定する

▼起点となる課題(おそらく価値課題)をもとに構造化する

▼原因課題が特定できたらソリューションを設計してみる
 原因課題を解決でき、それによって価値課題を解消できる、
 または解消に大きく寄与できればOK

▼課題ステートメントをつくって整理する
 ターゲット:結婚式を控えた女性のための
 価値課題:痩せたいけどなかなか痩せないという課題を解決します。
 原因課題:この課題が解決しない原因は食欲を我慢できないことにあるため
 ソリューション:食欲がなくなる青色のスプレーを提供します。

▼まとめ
 ・課題特定とは「価値課題」「原因課題」が特定できた状態のこと
 ・価値課題の特定はインタビューがおすすめ
 ・課題を直接聞くのではなく「RIGAP」などユーザー自身の理解が大事
 ・適切なソリューションを設計するためには原因課題がわかってないといけない
 ・課題を構造化することで原因課題が特定できる

■質疑応答

Q.理想が明らかでないことは多いと思いますが、それを引き出すための考え方があれば教えてほしいです特にBtoBの文脈だと嬉しいです
→BtoBもコンシューマーも本質的には同じ。

Q.今回の結婚式の事例でいうとですね、解決に動いている同僚として解決を妨げている食事の行動量食事のドル食欲を天秤にかけて後者の食欲が、上回っている場合、被インタビューすると解決したいとは言っているが、実はそこまであの解決したいと思っていないのではないか欲望に負けて、運動できないが、多分買ってる場合ってそこまで実はペン感じてないんじゃないのみたいな趣旨だと思うんですけど、このあたりってどう整理する感じなんですかね。
→解決したいということを信頼しない、
 そのために現状と理想を理解する

Q.インタビューを繰り返すというお話があったと思うんですが、同一の方にするべきなのか、それとも同じセグメントと言われるような方々複数に聞いていくのがいいのかっていうと、どちらになりますかね
→Aさんにもう一回インタビューする
 Aさんに似た人をまた集めてインタビューする

Q.アクションから聞くのが一番話を引き出しやすいのかなと思いましたが、RIGAPの項目をどの順で聞くといいか。スクリプトの作り方だと思うんですけども、何かコツありますか
→聞いてききやすいことを聞く。
 現状から聞くことが多い。
 相手が話しやすいことから聞く。

Q.次がインタビューの中で時間制限で焦ってしまい、どこまで聞いて次の質問に行くべきか悩みます何か切り上げ方とかき上げる方法とか何かいいアドバイスありますか
→ゴールを決めとくと良い
 優先順位をつける

Q.対価を払うのかはどう決めるのか。
→課題が特定で切れが、月1万とか安いか高いかインタビューする
 LP作るときもある。

Q.因課題が特定できたらソリューション設計してみるというパートでアイデアのジャンプが必要かと思いますが、このアイデアのジャンプで必要なことや注意すべきことがあればご教示ください
→なにかしら制約があるので出してみるといい。

Q.一つのソリューションで複数の原因を解決できる場合もあると思いますが一つに絞り込んだ方が複雑にならないのでしょうか
→価値課題は1つのほうがいい。
 それを解決する原因課題は10個くらいある場合がある。
 絞り込んだ方がいい

Q.課題の特定とソリューションの発音は別で行うべきと思うのですがこの課題の特定のタイミングでどこまでソリューションについて考えておくのが良いでしょうかこのタイミングで出ているソリューションはどういう扱いにするべきですか
→原因課題が特定できたかジャッジするものなので、それにいたる解像度であればOK

Q.課題特定後のソリューションが既に存在していたときに、差別化ポイントを探るにはどのような部分に気をつけてインタビューを振り返ればいいでしょうか多分既存のサービスで一定程度ソリューション満たしてる場合もあるよねって話だと思います
→既存のソリューションの課題を探っていく。

Q.価値課題はユーザーの理想の裏返しと考えてもいいですか
→ほぼほぼそうです。
 理想に対してそれに対してどこまでの理想を実現できるかの裏返し

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