「About Face」のポイント 2025年01月16日

分厚くて読みにくいといわれるAbout Faceについて、
簡単にまとめてみました。

冒頭まとめ

  • ゴールダイレクテッドデザインでユーザーの目標に基づいた製品設計を実現。

  • ペルソナシナリオを活用して、チーム全体で一貫性のあるデザインを構築。

  • ユーザーの期待に応える振る舞いや直感的な操作性を重視。

第1部 ゴールダイレクテッドデザイン

1章: ユーザーの期待に応えるには?

デジタル製品が「なんか使いにくい」と言われる理由、それは作る側が「どう動くべきか」を考えずにデザインしてるからなんだよね。だから、ゴールダイレクテッドデザインを採用すると、ユーザーの「これをやりたい!」ってゴールに集中した設計ができる。

  • 実装モデル vs メンタルモデル 実装モデルは技術者の視点、でもユーザーはそんなの気にしない。彼らが頭の中で思い描く「理想的な使い方(メンタルモデル)」を理解して、それに合わせることがポイント。

2章: ユーザーリサーチが成功のカギ

「ユーザーを理解する」って口で言うのは簡単だけど、具体的にどうやるのか?

  • 定性データ ユーザーを観察したり、直接インタビューして「なぜこの動きをするのか」を掘り下げる。

  • 定量データ 数字や統計からユーザー全体の傾向を把握する。

3章: ペルソナとゴールって何?

ここがデザインの心臓部。

  • ペルソナとは? ユーザー調査で得られたデータをもとに、代表的な「架空の人物像」を作るんだ。

    • 名前、年齢、職業

    • 日々の行動パターンや製品への期待

    • 挫折するポイント(ストレスや困ること)

  • ゴールはペルソナが「何を達成したいか」を明確にする。 山田さんなら、「短時間で商品の情報を検索して、商談をスムーズに進めたい」という目標が挙げられる。

ペルソナを深掘りするポイント

  • ユーザーの本音を引き出す 「何が欲しいですか?」じゃなくて、「何に困ってますか?」を聞く。

  • 具体的なシナリオを作る ペルソナがどんな状況で製品を使うのかを詳細に描く。 例:「山田さんは移動中に片手でスマホを操作して、商品のスペックを調べる」

ペルソナとゴールが明確だと、開発チーム全員で「この人のために何をすべきか」が共有できる。

4章: シナリオで未来を描く

ペルソナが製品を使って目標を達成するまでの流れを、物語形式で具体化する。

  • シナリオの例 「営業先に向かう途中の山田さんが、スマホアプリで商品のスペックを検索。顧客にその場で提示する」

  • シナリオを通じて、「必要な機能はこれだ!」と気づける。

5章: フレームワークから具体化へ

デザインは大きな枠組み(フレームワーク)を作るところから始まる。その中で、ペルソナのゴール達成に必要な要素をひとつずつ具体化していく。

  • プロトタイピングユーザビリティテストを繰り返して、完成度を高める。

6章: チーム全員で取り組む

デザインは1人じゃなくてチーム全体でやるもの。

  • ペルソナを全員で共有して、「この人のために何が必要か」を常に議論する。

  • コミュニケーションが大事!特に異なる専門分野の人たちと協力する。


第2部 振る舞いと形態のデザイン

7章: ユーザーが期待する動きを考えよう

製品って、ただ動けばいいわけじゃない。ユーザーが「こう動くはず!」って期待している通りに振る舞う必要がある。例えば、ボタンを押したらすぐ反応があるとか。

8章: デジタルエチケット

SNSや共同作業ツールでは、ユーザー同士のやり取りを邪魔しない設計が求められる。礼儀正しい通知や配慮あるインターフェースが大事。

9章: デバイスに合わせたデザイン

デスクトップ、モバイル、ウェブ。それぞれに適した設計が必要。

  • モバイルでは画面が小さいので、情報の優先順位付けが重要。

10章: 中級者を意識しよう

初心者に優しいデザインも大事だけど、実際には中級者が一番多い。彼らが快適に使える設計を意識するべき。

11章: タスクの流れをスムーズに

ユーザーがゴールに向かう流れをサポートする。

  • アニメーションやトランジションを活用して、操作が直感的に感じられるようにする。


第3部 インタラクション詳細

18章: デスクトップ向けのポイント

ウィンドウやメニューを整理して使いやすくする。基本的なルールを守ることが大事。

19章: モバイルの特性を活かす

モバイルでは、タッチ操作やスワイプなど特有の操作方法を考慮する。

20章: ウェブデザインの基礎

ウェブサイトを設計するときは、モバイルとデスクトップ両方に対応できる柔軟性が求められる。


結論

「About Face」は、デザインの基本から応用まで網羅している本。特に、ペルソナゴールダイレクテッドデザインを中心に据えることで、ユーザーが本当に求めているものを形にする方法を教えてくれる。このアプローチを採用すると、単なる機能ではなく、ユーザーにとって価値のある体験を作ることができる。

特にペルソナの深掘りやシナリオ作成を丁寧にやることで、チーム全体で一貫した目標を共有できるのが強み。この方法論を使えば、どんな製品でも「ユーザーに愛される」デザインが実現できるはず!

末尾まとめ(3行バレットリスト)

  • ペルソナとゴールを活用し、ユーザーの視点を中心にデザインを構築。

  • チーム全体で一貫した目標を共有し、効率的な開発を促進。

  • 実際のユーザー体験に基づき、直感的かつ価値ある製品を実現。

雑感。

こう見ると、ゴールダイレクテッドデザインとペルソナについて、
600ページも使って説明してるんですよね、
もうちょっとわかりやすくできないかと思い、まとめてみました。
※ペルソナについて間違った解釈をしている人は読みましょう。

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