定期的に静岡で開催されているUX Shizuokaに参加してきました、
いつもの通りにバス移動で前日入りしました。
夕食はもはや定番の「炭火焼きレストランさわやか」のげんこつハンバーグ。
朝食は本当はクリタパンの明太子パンと安倍川パンを食べたかったんですが、
なぜか開いていなかったので、
お隣の「まるしま」でおにぎりを2個購入。
昼食はセノバのお寿司屋さんですませてから、
会場の「あざれあ」に向かいました。
チームはCチームで、星野さん、村上さん、戸塚さん、稲葉さん、自分の5人。
リアルタイムドキュメンテーションとして常葉大学の望月さん
■浅野先生の挨拶
ペルソナ/シナリオ法の成功例が少ない
→ちゃんとやるとハードルが高い。
最初にやるといやになる。
講義
▼ペルソナ/シナリオ法
→マーケティングの手法として大伸社が導入しはじめた。
ペルソナ/シナリオ法はあくまでも人間中心設計の1プロセス
▼たった1人のためにデザイン
100%の人を満足させるより、
10%の人が100%満足させる方法を考える。
例:CAのキャリーバーック
→1%もいないCAが使い始めたものが日常に普通に取り入れられている。
▼ユーザは誰?
ユーザー調査とユーザー評価をまぜないように。
ユーザのコンテクスト(利用状況)が大事。
(女性・22歳とかはある意味どうでもいい)
▼ペルソナ手法の背景
日本は高コンテキスト社会
「行間を読む」「空気を察する」
アメリカは低コンテキスト社会
→常にアタマの中身を外化する習慣がある。
※ペルソナをつくってもそのまま使わない例がある、
ペルソナも外化する。
ユーザー情報とゴールへの道筋を開発者全員で共有する。
▼ペルソナ/シナリオ法の利点
・ユーザ情報の理解の促進
→誰でもユーザ情報がわかる
→対象ユーザを常に意識して作品がつくれる。
→ペルソナを意識させるマネジメントも重要
・コラボレーションの促進
異なる分野間でコラボレーションしやすくなる。
・一貫したユーザ評価
→ペルソナを基に評価ができる
(ペルソナで評価できるようにちゃんとつくる)
▼最近のペルソナトレンド
アジャイル開発ではプラグマティックペルソナが用いられている
(ペルソナの簡易化がトレンド)
・顔、名前
・About:その人について
・Context:その人がサービスを利用するにいたった経緯。
・Impllcation:サービスを使うことによって得られるUX。
※ユーザだけを観察すればなんでもできるとは限らない。
棚橋さんのユーザ/ペルソナシナリオ法にはビジネス視点が抜けている。
▼課題
静岡の食品メーカーのスマートフォンレシピサイト
▼制作の構成要件
技術的シーズ・利用状況の分析・ビジネスニーズ
例:ソニーのレンズだけカメラ
→ユーザーのコンテキストを考えてない、技術的シーズだけで作られている。
▼インタビューの手法
半構造化インタビューの欠点はインタビュー項目が間違っていたらアウト。
アンケート調査はやくにたたない。
回顧法は時間がたってしまい内容を自分の都合のように変換してしまう。
▼問題シナリオの作成
インタビューデータの全部書起しはしないで、
問題シナリオを作成する。(フォトエッセイに似ている)
ワークショップ
インタビューのターゲットとして近かった、
星野さんと稲葉さんをインフォーマントとして、
インタビューを開始。
星野さんを自分がインタビュー
稲葉さんを村上さんがインタビュー
インフォーマントの設定がまちまちになってしまったので、
「料理をまったく作らない人」を対象ということで、
インタビューしなおしました。
(本当はインタビュー前にちゃんと決めておかなかければいけなかった)
インタビューも「なぜ?」という疑問を深くインタビューすることがなく進めてしまったので、
そのことがラダーリングの際に影響を与えてきてしまいます。
インタビューの際にインフォーマント以外の人に話を聞いたりするのはだめですね、
一瞬グループインタビュー的になってっしまっていたことがありました。
インタビューしたものはメモやポストイットに書いてから、
半構造化シートに清書。
ここまでは検査技師が検査をしただけのピュアな情報。
ここから統合していくが、
2人だけのインタビューで行ってしまうミスをしないようにする。
■上位下位関係分析法
ラダーリングはKJ法に比べればやりやすいが、
上位にラダーアップしない場合がある、
その場合はインタビューが足りていないので、
いったん戻ってインタビューをし直す。
インタビュー不足と付箋に書き出すことが抽象的すぎて、
浅野先生に修正されてしまいました。
本質的欲求がグローバルナビゲーションになるようになっているといい。
■ペルソナ作成
時間がないので、二手に分かれてペルソナを作成しました。
■リアルタイムドキュメンテーションの振り返り
今回はペルソナを発表してもしょうがないということで、
リアルタイムドキュメンテーションの振り返りのみ。
ワークショップ中で起こったことを的確に指摘されてしまいました、
いつもながらに常葉大学のリアルタイムドキュメンテーションはスゴいと思います。
懇親会
会場は調理室なので、
その場で調理をしながら懇親会。
朝も食べた「まるしま」のおにぎり
(なぜかトマトの箱に)
同世代、同業とはまた違う話ができて、
楽しい懇親会でした!
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