UXD イニシアティブ 2015年3月17日(火)

恵比寿のコンセント社で行われた、
UXD イニシアティブに参加してきました。

日本型のサービスデザイン

 サービスデザイン思考と学び
 長谷川敦士氏

▼コンセントのサービスデザインフレームワーク
 →構造化シナリオ法をベースに開発。
  サービスデザイン→アクティビティデザイン→インタラクションデザイン

▼コンセントの教育
 最初はツーマンセルで業務を行い育てる。
 コンセントではカスタマージャーニーは使ってはいけない。

▼教育観点での課題:全体

 ・全体視点の獲得、スコープ設定
  →問題意識をビジネス化する能力
 
   ・自分達の活動の定義

 ・プロセスの遂行
  →プロセス内タスクと依存関係の理解(想定外の事が起こった場合)
  →引き出し、語彙としての知識
   
▼教育観点での課題:サービスデザイン
 
 ・生態系全体の理解
  →ステイクホルダーの洗い出し

 ・観察からの価値抽出
  →KA法における、構造化視点(膨大な切片の再構成)
   ※普遍的な価値観への落とし込み
   ※カードソーティングとして捉えると大やけどする。
   ※構造化するところに重きをおかないといけない
   ※トレーニングだけで一定のレベルになるのか

  →ビジネス文脈でのインサイトの獲得

▼教育観点での課題:
 アクティビティ+インタラクションデザイン
  
 ・コンテンツ自体のデザイン
  →枠のデザインから内容のデザインへ

 ・プロトタイピング思考
  →完成形の追求ではなく失敗も含めた過程のオープン化
   ※誰も作ったことがないものなので失敗と修正をする必要がある。
    納品形式ではなく、失敗も含めてクライアントと共有する
   ※デザインのマインドセットとしての失敗も共有する。
  →「デザイン過程」自体のパッケージ化
   

サービスデザイン思考?

 安藤昌也

▼サービスの3つの計画対象
 企画・構築・運用
 →どこかを切り取ってサービスデザインをするというわけではない。
 →やっぱり人を観ることがコア
  人を観ることのスキルが不可欠

▼教育でアプローチしにくいところ
 ・企画・構築(曲がりなりにも)はできても運用は・・・

 ・企画はできても本当に受けいられる顧客インタラクションに踏み込めない。

※書籍:「闘争」としてのサービス

▼おもてなしという幻想

 おもてなしはお茶から始まりました、
 けど茶道のインタフェースは非常に厳しい。

▼本当にやみつきになる

 例:ラーメン二郎

 ※敢えて厳しい道を行く。

▼闘いとしての接客
 
 例:高級寿司

 ※サービスは人間中心であるべき

▼顧客視点を見る目
 どM
 ↓
 サービス様式
 役割
 
 悪法も法なり

▼顧客接点を見る目
 どまじめにやる
 
 ※表面的なまじめさはいらない
  本当の事象をほんとうにまじめにみる。

サービスデザイン思考と学び

 山崎和彦氏

▼課題点
 手法をやっただけという話があり、疑問に思っていた。
 →内田洋行に提案にいったが、ダメだった。

▼バカになる
 ヤマケン熱い夏の合宿2014

▼バカになるステップ
 産学協同プロジェクト
 アウトプットの要求に答える

▼愛と勇気でバカになる
 ヤマケン感動の春合宿2015

 →アンパンマンのマーチ

 ※あいとゆうきだけがともだちさ
  →友達がいないということ。

 ※普通のアイデアと馬鹿なアイデアを出した。

▼バカになるフレームワーク
 本気でばかになる活動のプラットフォーム
 →会社をつくった。

質問タイム

 Q:小山田さん→馬鹿になると悪ふざけの違いとは。(例:法を犯したり)
   山崎先生→色々な仕事をアングラにやっていた。
        既存のフレームワークに捉えられるのはつまらない。
   安藤先生→本人は面白いことをやっているが外面からみるとバカに見える。
   山崎先生→小さいフレームに囚われているような気がする。

 Q:安藤さん→バカになるためのタガを外す方法があれば教えて欲しい
   山崎先生→愛ではないか。 
   安藤先生→やらないことを1個考える
       →プロトタイプ思考→とりあえずやる。
   長谷川さん→タガを考えないといいのでは。

 Q:共犯関係の在り方とかは。
 A:長谷川さん→自分の立場をわきまえない。

 Q:山崎研究室 川添さん
   企業に提案する際に運用を考えたりするとバカになることは考えられないのではないか。
   
 A:そんなことは考える必要はない。
   作ればいい。

 Q:会社に提案しにくるときに黒いリクルートスーツ着てくるのはなぜ
 A:スーツを着る練習。意識を変える方法。

 ・コンテンツをデザインすることを授業でやらなければならない。
  →すぐれたデザイナーはコンテンツを自分で作っていく。
   ブランドなくしてコンテンツはできない。
 
 ・UXとブランドデザインは≒

 ・羽田空港のWEBサイトのブランディングを考える。
  誰が見てるか普通の調べ方だと駐車場を探している人が多い
  どこにインサイトがあるか見つけないと新しいWEBサイトなんてできない。

 ・運用のところが重要
  サービスなんていくらでも考えられるけど、
  限られた人数で運用をやらないといけない。
 

学生発表

 情報デザイン演習3
  →千葉県献血センターをテーマ
  →キュレーションサービスの会社が新たなキュレーションサービスを考えるがテーマ
  →女子学生を対象にして千葉工大に入ってもらう。

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