■UXデザイン連続セミナーDay1 Day2 補講 2018年12月22日(土)
https://peatix.com/event/451044/
東京から名古屋までセミナーに参加するため、
やってきました。
5:30起床
早すぎるので二度寝して、
08:45に再度起床
朝ごはんはコンビニのパン
あいにくの雨予報でしたけど、
なんとか止んだようなので、
09:51にホテルを出発。
10:00にウインクあいちに到着
場所はいつもの通りウインクあいちの1008号室
いつもは座席はフリーなのですが、
今回はチームが決まっていて、
Dチームでした。
Dチームのメンバーは、
望月さん、小久保さん、石川さん、中川さん、自分の5人でした。
主催のhcdnet東海の加藤さんから挨拶があり、
その後セミナーの開始となりました。
講師は井登さんです、
今回も常葉大学のグラフィックレコーディングがありました。
セミナー
▼アイスブレイク
まずは加藤さんから自己紹介のアイスブレイクがありました。
・名前、職種
→フリーランスの人間中心設計専門家
・24時間以内にあった嬉しかったこと。
→ひつまぶし食べた
・今日の目的、何を学びにきたのか、何を期待して来たのか
→他人がKA法をやるのを俯瞰して見たかった。
▼講義
その後、井登さんからミニレクチャーがありました。
・実践版半構造化設問技法演習
(実践的デプスインタビュー技法)
・ひどい真実→ユーザーは自身のニーズを言葉にできるのは5%、95%は外化できない。
・外化できる人がたまにいる→オタク(エクストリームユーザー)
・理解する視点→顧客自身が説明できない無意識の領域を対象にする
・どうやって理解する→適切な調査方法を用いる(定性調査・定量調査)
・グループインタビュー
→必ず被験者から出てくる言葉がある、「〇〇さんの意見に近いんですけど」(同調圧力)
・やみくもに調査すればいいわけではない。
・従来の調査方法 VS 潜在ニーズを掘り起こす調査方法
→伝統的なマーケティング調査とデザインリサーチ
・エスノグラフィとは?(民族誌学)
→ゼロックスのパロアルト研究所が製品開発に取り入れた。
・主要な定性調査方法
→1.観察法
2.デプスインタビュー(対話法)
3.心理描画図法(コラージュ法)
4.カードソーティング
5.文章完成法
6.物語法
7.ライフストーリー
・デプスインタビュー
→相手の考えを引き出す質問技法
・インタビュー
→インター+ビュー
・質問構造について
→半構造的 VS 構造的
→顕在レベルを扱うのが構造的、潜在レベルを扱うのが半構造的
・インタビュアーが行うべきこと
→場づくり・舵取り・深堀り
・良いデプスインタビューのための10のTips
1.「何を知るための調査か?」をとにかく明確に
2.「ラポール」と「ムード」が全てを決める
3.「共感」と「理解」を忘れない(でもしかしはNG)
4.「誘導」しない(引き出してあげる)
5. 生活者は「ニーズを語るプロ」ではない
6. 被験者に「弟子入り」しよう
7. 生活者は平気で「うそ」をつく
8. 「なぜ?」を繰り返そう
9. 被験者の「過去?現在?未来」をタイムトリップしよう
10. 百聞は一見に如かず
▼ワークショップ
・目的の明確化とブレイクダウン:知る範囲と内容の設計(30分)
★今日のデザインテーマ
→より快適で理想的な「はたらく」をデザインする
▼各自、調査の目的を書き出してください。
・日々の健康管理の状況を把握する(これはNG)
・日常的に運動しているかどうかを確認する
・日々の食生活を把握する
ここからワークショップ(20分)
とりあえず個人で付箋に「はたらく」ことについて「大項目」を書き出し
→「やりがい・満足感」を大項目に設定しました。
▼お昼ご飯(12:20?13:20)
めんどくさかったのでウインク愛知にあるコンビニで。
▼問いの設計
・ブレイクダウンの要領で「質問」を
・要は即席のインタビューガイドを作るということです!
・インタビューの練習の時間は15分、質問の優先順位も考える
▼インタビュー実施(1チーム15分)
各チームからインタビュアーをリクルートして実施する
今回は僕は他のチームにリクルートされる役をやりました、
インタビュー役は中川さんに。
インタビュー受けたんですけど、15分でもかなり疲れる。
▼インタビューの際の注意点
・抽象的な事象を扱う場合には、まず具象的な切り口から。
抽象→具像→抽象→具像 のサイクルを意識する
・深堀と拡張
・メタファーを探る
・ひたすら記録する。インタビュー中に「判断」しない
▼振り返りの際の注意点
・聞き手と話し手の間に信頼関係はあったか?
・上手下手だけでなく、インタラクトできていたか?
・インフォーマントが「話したかったこと」にアクセスできたか?
・インフォーマントが「話そうと思っていなかったこと」に話題が及んでいたか?
▼2回目のインタビュー実施
インタビュー受けるのは大学の先生もやっている社会人の林さんと、
常葉大学の山川さん。
奇しくも先生側と生徒側のインタビューという楽しいものになりました。
▼インタビューをやってみて
むずかしかったこと、困ったことを共有
→信頼関係を作ることが重要になってくる
→相手が気持ちよく話をしてくれるような質問をする
→相手の表情の変化まで気をつける
→なぜを繰り返し続きると人は死んでしまう。
▼ファクトイド抽出
ファクトイドとは。
→デザイン・リサーチの文脈における、
質的調査から得られた発話や行動、
しぐさなどの事実として収集された断片的な一次情報。
▼ファクトイド抽出の方法
・パーソナリティ
・知るテーマについての独自の捉え方
・フェイルとペイン
・表情の変化(喜怒哀楽)
・違和感
・重複
・言い換え
→二人ぶんのインタビューを付箋に書き出し。
▼インサイトとは
・ユーザーのニーズ・ウォンツ・動機・ゴールについてのシンプルで新しい解釈。
・シンプルだけど深い
※様々な発見を複層的で多面的な視点で”解釈”した結果
▼インサイトを得るプロセス
1.データを収集
2.関連するデータをつなげる
3.つながりを解釈する
4.解釈を元により大きなフレームや意味を見出す
▼質的情報を文脈解釈する
1.インタビューを通してのデータ収集
2.インタビューRAWデータの整理
3.KA法でデータの価値の側面からのデータの一定のコード化
4.KJ法での構造化、価値マップ化
5.KA法でのデータ精査、再コード化
▼事実から価値への変換作業
事実(発話・しぐさ)→心の声→価値
▼価値変換のやりかた
→ここで加藤さんにバトンタッチして、
KA法の説明と練習が・・・
▼KA法の実施
→二人ぶんのデータがあったので、2チームに分けてKAカードを付箋で書き出したんですが、
一方のチームがKAカード書きながら構造化していたので、それは危険だなぁと思いました。
意外とベタな表現しないとダメですよね、
あと心の声は「オネエー」表現するのがコツですよね。
▼KA法による価値統合
▼価値のクライテリア(指向性)を見出す
▼価値マップ作成
・いつものことながら、価値マップの作成は苦労して、
サービスの流れまで考えることはできませんでしたが、
頑張りました。
・発表は
「注目した価値」
「どんな気づき、インサイトが得られたか」
「難しかったこと、疑問質問」
の順番で。
▼クロージング
・井登さんから〆の挨拶があって終了しました。
▼グラフィックレコード班からのフィードバック
・意見交換が少なかった場面があった
・ファシリテートする人がいないとうまく進まなかったりした。
・最初のインタビュー設計からちゃんとやらないとダメ。
→常葉大学の学生の方が優秀ですねー
※常葉大学の望月さんのノートが綺麗だったので写真を撮らせていただきました。
■懇親会
世界のやまちゃん 笹島店
懇親会すごく楽しかったです、
いろんな人とたくさんお話ししました、
人生は色々だなぁ。
2時会は6人でSAYURIの対面にあるベジロカ
飲み物も食べ物め野菜中心の優しいお店でした。
会計は1500円でお財布にも優しかったです。
23:30解散、23:45にホテルに帰還しました。
この日は1:00ごろ就寝
■参考リンク
・2018.12.22 HCD名古屋に参加してきました!
・HCD-名古屋に参加しました
・HCDnet東海:UXデザインWSに参加してみて
・HCD-Net UXデザイン連続セミナー Day1-2 WS補講 2018.12.22
・HCD-Net東海 UXデザイン連続セミナーDay1Day2補講(WS) 2018/12/22
■公式リポート
・HCD-Net東海 UXデザイン連続セミナーDay1Day2補講(WS)
コメント