今年は日本デザイン学会が北海道、
ヒューマンインタフェースシンポジウムが九州ということで、
どちらにも参加できなかったのですが、
新横浜でHCD-Net関係者の発表をまとめて、
「HCD-Netセミナーin横浜」として行っていただけるということなので、
参加してきました。
※前日の申し込みで混乱させてしまいすみません・・・
詳細は内容は、
Togetterにて纏められています。
Togetter:HCD-Netセミナー
平成24年度におけるHCD-Net理事・評議員の研究発表再演
日本デザイン学会発表
■サービスデザインの方法論に関する考察(2)
近藤 朗
アメリカではサービスデザインに関する国際的な取り組みが活発化している。
それを受けて、世界的にもサービスデザインの研究が拡大している。
近藤さんもそれを受けて、
サービスデザインについて調査・考察したことを発表されていました。
■ストーリーテリングとユーザエクスペリエンス
脇阪・山崎和彦
経験プロットによりユーザーストーリをつくる。
楽天の脇阪さんから、ザンビアの物語を例にしてストーリーの力を解説。
・経験プロットとは。
プロットとはストーリーの設計図
プロットを行い、足りない素材やアイデアを考えて行く。
■倫理的 GUIデザインのための BtoB製品における利用状況の明確化
水本 徹
ユーザビリティでコンシューマー製品を差別化しようとした。
→論理的GUIデザイン
黒須先生がまとめたヒューリスティック評価を基に、
ユーザビリティ評価を行ってみた。
通常のペルソナでウォークスルー評価するのではなく、
複数のペルソナを「ビジネスユーザーモデル」として評価した。
■ユーザーエクスペリエンスを検討するためのプロトタイピング手法
浅野 智
浅野先生からはストーリーボードのお話が。
数百人に教えた結果を見ると、
ユーザーテストは人気があるが
ユーザー調査系(特にペルソナ)は人気がない。
※ペルソナから入るとHCDをキライになる。
特にペーパープロトタイピングに人気がある。
・アクティングアウト
→企業はアクティングアウトの採用に消極的
恥ずかしがって本来の効果がでない
そこでストーリーボーディングを提案した。
・認知的ウォークスルー
→情報デザインの教室にフォーマットが。
※ペーパープロトタイピングの被験者数
→3人程度でいい。
■休憩
ヒューマンインタフェースシンポジウム発表
■ユーザーエクスペリエンスデザインのためのストーリテリングの活用の提案
山崎和彦
山崎先生からは、ストーリテリングを実際に活用するための方法を考えて、
ワークショップで実践した例の発表。
1. ユーザー調査のために活用する。
2. ユーザー体験を検討することに活用する。
3. ユーザー体験からの発想に活用する
(プロダクトデザインとサービスデザインで活用)
4. オーディエンスを意識した発表する。
ためしてみたけど、
学生だとちょっと活用できなかった。
※Value-centerd designという考え方があるらしいので、
ちょっと調べてみたいと思います。
■サービスイノベーションをワークショップで学ぶ
浅野智
・某M社の事例
必ず学生を入れている(緊張感を保つため)
第1回HCD概論 2時間
第2回オブザベーション 4時間(まずはゲームを体験)
第3回ユーザー評価:観察法 4時間(最近では自社のサービスを使ってやる)
第4回ユーザー評価:NE比 4時間
第5回反構造化インタビュー・カードソート 4時間
第6回構造化シナリオ法
第7回ペーパープロトタイピング 4時間
地方だとフィールドワークを入れる。
HCDの手法を学ぶことが学ぶことが目的ではなく、
アクティビティとインタラクションの違いを学ぶことが目的
(コトとモノ)
ぶっつけで7回のワークショップをやっているわけではない、
UXで大事なこと→引き算のデザイン
■技術展示方法と研究者・技術者の閲覧行動の関係に関する研究
安藤昌也
ビットマイスターと千葉大学院生の廣瀬くんとの協同研究
ポスターセッション
ポスターセッションは専修大学の上平先生の「視覚言語を応用したサービススケッチツールの開発」と和井田さんの「KA法とデザインパターン応用の試み」を見つつ、
ビールとピザで交流を深めました。
懇親会
懇親会は新横浜の「鳥元」にて。
2次会もあったようですが、
新横浜から帰るのが結構大変なので、
お先に失礼いたしました。
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