残すところあと2回の予定となったUX Shizuoka #06に参加してきました。
この日は大道芸ワールドカップを行っていたので、
散策しながらワークショプの会場へ。
今回はAチームということで、
全員、初めて一緒になる「星野さん、杉田さん、飯島さん、」と、
自分というメンバーでした。
講義
・形成的評価
→ミニテスト用な評価
・総括的評価
→全体的な評価
▼インスペクション評価
・エキスパートレビュー
・認知的ウォークスルー
▼ユーザビリティ評価
・プロトコル分析
・長期観察
▼神奈川県立高校Webサイト・ベストプラクティス
デジタルアーツで模範的なサイトを作って、売り込んだ。
→高校では長期の観察やインタビューができないため、いくつかの手法を併用した。
・観察法
・グループインタビュー
・デプスインタビュー
(全員ではなく、グループインタビューで1人だけ手を上げた人など。)
※12名の被験者に対して約2時間でデータをとることができた。
※3点測量を心がける。
▼エクスパートレビュー
→3年間ぐらいの評価経験者を3名ぐらい集めないといけない。
※ただ、最近ではこれではわからん!が多くなってきた、
真実が見えにくい(広く浅く)
▼認知的ウォークスルー
→ペルソナをきちんと決定してから実施する
(これは広く浅くは掘り下げられない)
→ペルソナとタスクを明らかにする。
(アクティビティシナリオ)
※イードが認知的ウォークスルー法のテンプレートを作った。
(ただ、プロが使い易いもの)
→それを素人でも使い易いように浅野先生とリコーの島村さんが情報デザインの教室で作り替えた。
▼プロトコル分析:書起し
→大体10分のテストで50分ぐらいかかる(なれないと2時間ぐらいかかる)
※秒単位で記録していく。
▼NE比解析
・グラフの差だけではなく、比率で見るようにした。
・3倍以上差が出て来てしまうと問題である。
・極端な差はあえて改修しないこともある(リニューアル等で対応)
・5人やれば80%の問題が見つかる、
セグメントごとに3×3人すればほぼ100%わかる。
※今日はブレストで観察法をして、12月にそのビデオでNE比を作成する。
▼長期観察
→ビジネスエスノグラフィー
アサヒの例→ながら飲みをする
洗濯したりしながら飲むので、アルコール度数の低いものを発売した。
▼横須賀市役所Webサイトリニューアル
※ユーザビリティテストを行うことによって、
「他人が考えることは違う」ということを知る。
■ワークショップ
(1)役割分担を決める
・モデレータ 1?2名
・相手チームの被験者:2名
(2)評価対象のサービスを自分たちで使ってみる
(3)やってもらうタスク(シナリオ)を決める
・仮説のペルソナとサイトを使うシーンを決めよう。
テスト→アクティビティシナリオ
答え→インタラクション
(だからアクティビティシナリオにはUIなどを入れない)
(4)パイロットテスト
※今回は時間がないので、アクティビティシナリオは課題として準備。
それをもとにインタラクションシナリオを書く。
※1時間でインタラクションシナリオを作って、
テストをしてみる。
ワークショップ
まず、自分達で実際のWebサイトを操作して、
タスクとゴールを設定。
タスクとゴールが出来たら、
他のチームから被験者をリクルートして来て、
実際にテストをしてもらい、その様子を観察。
テストの様子は画面キャプチャーと、ビデオで録画しています。
差し入れのドーナッツ
発表
各グループで発表したものの、
ユーザー評価のワークショップとしては大失敗だったらしく、
厳しいコメントをいただき、どん引きする一同。
毎回恒例の常葉学園大学の女子による、
リアルタイムドキュメンテーションでの振り返り
総評
「UXに自分達の主観を入れない」
例:レントゲン技師は写真を取るだけ、
診断するのはお医者さん。
データはきちんと取る。
雑感
僕が思うに、みんなプロ意識が高すぎると言うか、
なれ過ぎているので、かなり細かいとこまで、
評価しすぎてしまったのではないかと思います、
特に引っ越しとかがタスクだとみんな経験していることなので、
ある程度予測してしまうので、それが心理的に影響して、
エキスパートレビュー的になってしまったのではないかと・・・
思い込みとかを捨てるのって難しいですねー。
ということで、
ユーザー評価はまた日を改めて、やり直しということになりました・・・・
参考リンク
情報デザイン研究室:UX静岡 #06ユーザー評価(観察法)
懇親会
この日の懇親会はちょっと変わっていて、
いつもワークショップを主催していくれている静岡のデザイン会社の、
「グローバルデザイン」さんんのオフィスを借りて、
お花見風に懇親会を行いました。
みんなで片付けておしまい。
お疲れさまでしたー。
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