つくって終わらないブランドの裏側 ー エイチームのブランドデザイン ー 2023年11月21日

つくって終わらないブランドの裏側 ー エイチームのブランドデザイン ー ブランディング
つくって終わらないブランドの裏側 ー エイチームのブランドデザイン ー

Qiita デザイナー 綿貫佳祐さん, 出口裕貴さん
OBREMO デザイナー 丹羽さん
Hanayume(ハナユメ)デザイナー 出口綾夏さん

とっても内容の濃いウェビナーで、
1時間半があっという間でした、
エイチームさんすごいなぁと思いましたね。

■テーマ1: 「ブランドを定義するには?」

Q.どのようにサービスのブランドのアイデンティティを定義していくと良い

▼OBREMOの場合
・OBREMO 7月末にブランドをリニューアル
・ほぼ全部社内でクリエイティブを制作
・いわゆる一般的なプロセスで進行した。
・ラフ案の提案で結構おおきくつまずいた。
・特に力をいれたのは?
・ラフ提案の5案だと案だしが少ないと言われた。
・後々ビジネスとしてスケールするのか。という視点でフィードバック。
・制作会社出身としてこのプロセス通りにやればスムーズに進むだろうと思っていた。
・ビジネス目線が鋭く入ってくる。
・もう一度ブランドを考えようとしたのはいい体験。
・チームは4人。代表・事業責任者・商品開発・デザイナー
・いさぎよく0からタグラインを考え直した。
・5案出すだけでも大変だったのに一瞬で消し去られた。
・スケジュールはギュンギュン
・そもそもタグラインとは何かという話をした。(タグラインとキャッチコピーの違い)
・ブランドを作るってなったときに作っている自分たちがブレるとアウトプットもブレる
・戦略という部分を考えることはデザイナーとしては不得意な分野だった
・いろんなサービスに合うタグラインを考えた。
・でも商品はドッグフードのみ。だからドックフードのタグラインを考えた。
・600案だした!1人100案
・外部のコピーライターにも参加してもらった。
・100案だそうとすると考えて絞り出してくるので、
自分たちのブランドを考える時間になった。
・タグライン:愛犬と食卓を囲もう
・ロゴを考える時もタグラインを軸に考えた。
・ロゴマークもタグラインを軸にデザイン。
・後者の方が、自身をもってアウトプットだせた。

▼Hanayumeの場合
・サービスの歴史が長い。
・2008年10月に「すぐ婚ナビ」をリリース、その後ハナヨメに。
・15年目のサービス
・すべて内製というよりは外部の制作会社や広告代理店と作り上げた。
・サービスに対するネガティブなイメージがあった。(安かろう悪かろう)
・機能的価値
・情緒的価値
・ビジネス職のみんなとリサーチした。
・失敗したくないという思いがあるということが分かった。
・しっかりとユーザーの気持ちに答えるようにしよう。
・サービスの一貫性をたもつ。
・理想の結婚式をしてもらうためのリサーチをして、
信頼感などが大事だねとなった。

■テーマ2: 「ブランドを浸透するには?」

Q.
A.デザイナーとしてのアウトプット。ブランドメッセージを浸透する取り組みも用意している。
 全社単位で浸透させていこう。
・ブランド戦略室が会社の1セクションとしてある。
・VIガイドラインを用意して運用
・ブランドの象徴としてデイジーのイラストを用意
・タレントさんの印象が強く、ひっぱられてしまう。
・運用をしていきながらアップデートしていった。
・外部の制作会社などに同じ思いで参加してもらうためにビジュアルトーンを作った。
・ルールというよりはこういった雰囲気。
・ブライダルのアイテムってトレンドが速い。しっかりとトレンドを終えるように。
・オリジナルの婚姻届けなど多岐にわたり制作をしている。
・店舗だったりノベルティだったり、ツールやチャネルが増えていって、
「機能しない」と言われた。
・デザイン方針を決めた。(11のルール)
・グラフィックを伴わないもの、Webサイトなどの色がいつの間にかに増えていた。
・どんなデザインにも反映できる指針
・グラフィックのデザインをしていたので、Webデザインのメンバーと一緒に考えた。
・結婚式のサービスであることが大前提(3つの大切な要素)
・ルールをつくったけど、時代とともに変わっていかないといけないこともある。
・共通認識として「ハナヨメらしさを守る会」を作った。
・半年に1回、デザイナーが集まってMTGを開催している。
・押しクリエイティブを選んで、11のルールに沿ってプレゼンする会を開いている。

■Qiitaの場合
・デザイナーとしての姿勢を言語化している
・UIデータをつくりすぎない。など
・Qiitaのデザイナーはコード書いている。エンジニアが書いたものをGitでレビューまでしている。
・2017年に綿貫さんが入社
・自分たちも記事を投稿しようね。ユーザーの気持ちを理解しようね。
・Qiitaでは記事投稿イベントがある。
・Qiitaのデザイン原則はドキュメントに纏めているが、表現によって具体的な例にしている。
・表現がふんわりしていると解釈がぶれてしまう。ので定義している。
・デザイン原則を外れたデザインを試してみている。それをデザイン定義に取り入れている。

■テーマ3: 「ブランドに注力する理由とは?」

Q.なんでブランドに注力しないといけないか経営陣に言われる

▼OBREMOの場合
・今、3年目
・ただ、商品を売っていただけでは限界が来る。
・経営陣からブランドづくりをしたいと言われていた。
・OBREMOはプレミアムドックフード
・同業他社は多い
・その中でどう選ばれるか。
・OBREMOは原価が高いので価格競争には参加しない。
・息の長い商売にしたい
・OBREMOの良さを理解した上で購入したお客様を増やしていかないといけない。
・そのためにブランドづくりを頑張っていこうとした。

▼Qiitaの場合
・ユーザーが求めるレベルが高い
・その品質を超えていくためにブランドに注力
・やるのが普通。っていう状態
・ブランドがどうこうという言葉はあんまりでない
・マーケティングや営業からもデザインに注力
・できるだけ普段から使ってくれる人を向いた話をしている
・同じ価値観

▼ハナヨメの場合
・お客様に選んでもらうため
・類似サービスが多い
・なんかいいな、好きだなと思ってもらう。

▼ラップアップ
・ほっとしている
・同じ会社でみんな違うブランドづくりがあって面白い
・普段から経営陣とデザイナーが話できるようにしとくことが重要
・当たり前のように経営会議に参加している。

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