このポエムはUX Advent Calendar 2013の24日目として書かれたものです。
UXが企業の文化として根付いておらず、バズワードとして扱われたり、
一時的にUI/UXデザイナーの募集が増えたりもしているが、
「使う人の価値を考えてデザインすること」なんて当たり前で、
プロダクトやサービスだけでなく、
プレゼン資料や働き方まですべてに該当するのではないだろうか、
そういった意味ではすでにUXという文化は目に見えなかったり呼び方が違うだけで、
すでに価値を見出せているのではないだろうかと思います。
(見える化するのがUXデザイナーの仕事でもあるわけですが…)
UXの手法についてワークショップに参加したり自分でワークショップ型の授業をしてみると、
意外とUXの手法は「価値」について深く洞察することが少ないのかなぁと感じたりもするわけなので、
ISO9241-210の4つのプロセスにおいて「価値」を念頭において設計するのが大事なんではないだろうかと考えます。
一方で、出来るだけ早くプロトタイプを創り検証を行うことが大事であるとも感じたのでそこらへんはアジャイルUXとかリーンUXとかに繋がるところなんでしょうか、
ただし「速くて安くて不味い」ものをデザインすることがないようにやはり「価値」を念頭にいれたデザインが必要だと思いますし、何回かワークショップをさせていただいたKA法ももっといろんな場面で使われるようになればいいなぁと思います。
(その気になればサービスデザインやプレゼン資料にだって応用出来るハズ)
UXという言葉が普通に聞かれるようになってきてはいますが、
まだ「点」状態で、ビジネス面やマーケティング面なども含めた「線」になっていない気もするので、
来年以降も精進できればと思います。
明日はUX Advent Calendar 2013の最後、
UX王子こと安藤昌也先生のご登場です。
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