サービスデザイン方法論の「構造化シナリオ法」は、
恵比寿のDMMさんを会場に行われました。
講義
▼前回の振り返り
インタビューを充実したものにするためには。
→なぜを繰り返し聞く。
▼エクスペリエンスビジョンの時代
目指すところ
・ユーザーが本質的に望む新たな体験・経験を提供する
・企業や組織が活用する。
▼人間中心設計
イノベーションの源泉として。
・問題の把握
・要求の明確化とデザインコンセプトの策定
・デザイン解の発想
・デザイン解の評価と決定
▼人間中心設計のプロセス
ISO9241-210
▼ビジョン提案型デザイン手法
・問題解決型アプローチの限界
・サービスデザインのための手法への期待
・エクスペリエンスのための手法への期待
・ICTの進化への対応への期待
・人間を中心としたビジョンを提案する手法への期待
▼基本アプローチ
・ユーザーの本質的要求から開始
・上位の価値やサービスのレベルから発想
・ユーザーの本質的要求を要求仕様からシステム仕様まで一貫して表現
・異分野の専門家同士のコラボレーションの促進
・上位のレベルから常にユーザーに聞く
↓
人間中心設計に基づく
▼ビジョン提案型のフレームワーク
▼目標
・ユーザー視点
誰が、いつ、どこで、どのような体験をするのか
・ビジネス視点
企業のブランドや事業としての位置づけ、市場での位置づけ
▼ビジネスの提供方針
・決定するための情報として・・・
・事業ドメイン
・事業環境(機会・脅威)
・経営資源(強み・弱み)
・事業戦略
・ビジネスにおける提供方針
▼ユーザー設定
・プロジェクトに関連するステークホルダーを明確化
・ステークホルダーの優先度の決定
・具体的な「対象ユーザー」の明確化
↓
ペルソナ・キャスト
▼ビジネス設定
・人間中心にビジネス視点からの制約や条件を組み入れる
・ビジネス設定に基づき、ビジネスモデルを描く
▼シナリオの構造化
3つの階層に分けて考える。
1.バリューシナリオ
2.アクティビティシナリオ
3.インタラクションシナリオ
▼バリューシナリオ
ユーザーにとっての価値、ビジネスにとっての価値
・ユーザーにとっての本質的要求
・ビジネス提供者による提供方針
・創出する製品、システム、サービスの関与者を列挙
▼アクティビティシナリオ
ユーザーの活動
・バリューシナリオの1シーン
・ユーザーの活動の全体がわかるように記述
・ペルソナの導入
▼インタラクションシナリオ
目標に向かう具体的操作
・アクティビティシナリオの1タスク
・対象を具体化したインタラクションとして記述
・製品、システム、サービスの機能上の特徴
・ユーザーの行為
・ペルソナの導入
▼まとめ
全体
・物語形式のシナリオでユーザーの活動を創造する
・開発対象を段階的に整理するために、シナリオを階層化する
・各シナリオは階層が下がるごとに数が増える
・繰り返しのデザイン:評価→結果の反映
評価
・シナリオを視覚化して評価する
一体として重要:シナリオ記述→視覚化→評価
・各階層のシナリオの評価項目
ユーザー視点、ビジネス視点、内容の一致性
・ユーザー視点の評価観点
ユーザビリティ(有効性、効率性、満足度)
・評価観点:プロジェクトに応じて変更可能
▼視覚化
・図式などのビジュアルな表現やプロトタイプで表す
・ユーザ側面の視覚化
・ビジネス側面の視覚化
▼評価
・ユーザー側面からの評価
・ビジネス側面からの評価
▼企画提案書
・製品、システム、サービスに対するユーザー要求仕様をまとめる
・総合的なビジネス企画を立案する
・うれしい体験:「人間中心のこだわりのポイント」、
「差別化ポイントや新規性、魅力性」を具現化する
▼プロセス
今回は高橋さんがモディファイしたプロセスを実施する。
アクティビティアイデアの発想を行う。
▼ビジネスの提供方針
メンバーのなかから、想定の会社を決める。
今回は伊澤さんの会社で、
ネット決済を提供する会社をビジネスの提供会社としました。
ネット決済の信用情報を利用して、
ネット決済の変わりに働くことで返済するシステムを提供する。
(クラウドサービス)
▼アクティビティアイデアシナリオを書く
今回はバリューシナリオの前に、新しく
「アクティビティアイデアシナリオ」というものを記述しました。
※ちょっとごちゃごちゃしてわからないでござるよ。
▼ペルソナの作成
うーん、あとからペルソナを作成するのはいいのかなぁ。
という感じがしますね、時間がないので大切なところをはしょった感があります。
半日で構造化シナリオ法やるのはちょっと無理がありますね。
次回に向けて、宿題ができてしまいました。
参照リンク
・UX INSPIRATION!:サービスデザイン方法論2014 第5回:構造化シナリオ法 レポート
懇親会
懇親会はエビス飲み放題
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