面白法人カヤックのアートディレクター中川さんと、
映画レビューサービスFilmarksを運営する株式会社つみきのリードデザイナー鈴木さんのお二人をお招きし、LT&TALK形式でお届け!とのことでした。
■自己紹介
・中川さん
面白法人カヤック。クライアントワークの事業部
・鈴木さん
つみきで、Filmarksを運営している。
■LT
・中川直明さん「デザインレビュー」の極意
・面白法人カヤック
・7年弱在籍
・36歳
・「カンプ制作時」
・「デザイン制作時」
・リモビズ(2020年5月~)
企画フェーズ・制作フェーズ・改修フェーズ
・結論
①実現したい目的からブレていないか
世の中に公開した姿を想像。
エンドユーザーが実際に使用することを忘れない
②デザインレビューで見るべき6つのポイント
・要件(顧客の要望、課題要件)
・企画(企画意図が汲み取れているか)
・UX(ターゲット、ユーザーシナリオ、扱いやすさ)
・デザイン(デザインの方向性、見やすさ、使いやすさ、伝わりやすさ)
・品質(クオリティ、ブランドイメージ、コンプラ」)
・開発(開発を考慮しているか)
■カンプ制作時のレビュー
デザインレビューをする前にまずは目的の確認
実現したい目的
ユーザーフレンドリーなリモート商談会を実現するツールにする
対象は主催者・出展者・参加者
チームで内容の認識をそろえましょう。知ったかぶり、わかったふりをしない。
きちんとした文章になっていなくてもよい、箇条書きでもよい
チーム内で、「同期とれた?」「取れた!」と会話してた。
怒んない。
・6つのポイントに沿ってカンプをレビュー
この段階では「品質」に関する項目は無視
■デザイン制作時
・カンプ時のフィードバック
→TOPにイベントの熱気を感じるワイワイ感がたりない
「にぎわい」を意識したUIデザイン
→会話までのハードルを極力下げたい
見たことある・使い慣れたUI
入場から商談までを手軽に(最短3クリック)
→スムーズな商談、効率的にブースを回遊したい
ブースを「あとで行く」機能でさくさく保存
商談予約で準備ができたら通知が来る
→ブースのサムネイルデザイン
非デザイナーでも見栄えの良いブースバナーが作れるように
→ビジネスだけじゃなくて、幅広くオンラインイベントで使用できるようにしたい
ビジネスでもイベントでも幅広く利用可能。
POPなカラーでコロナ禍でも楽しめるイベントに。
■まとめ
実現したい目的からブレてないか、デザインレビューで見るべき6つのポイント
■コメント
つみき鈴木さん:すごい参考になる。わかったつもりにならないとか大事。
質問:カヤックさんらしさを意識することはあるのか。
中川さん:なぜカヤックにオーダーしてくれたのか。
一緒にデザインを並走したいお客様がいる
プロジェクト外のメンバーとブレストする際にカヤックらしさが混ざるのかもしれない。
・レビューは何人くらいでどんなツールを使ってますか。
→2人~4人。Slackのスレッド、最近はFigma
・メンバーが増えた場合に認識の同期をとるための工夫はありますか?
→雑にやらない。さぼらない。
■対談コーナー
「デザインレビュー」についてのあれこれ
・レビューを受ける立場だったころの思い出
レビューする側の感覚デザインレビューが五月雨になってしまう
→言語化、比較したり理由を説明できるように。
・デザイナーのキャリアについて(ファーストキャリア)
中川さん:デザインは社会人になってから。社長に直訴した。
アートディレクターになりたいとは思っていなかった、
いろいろ作っていたら今のとこに行き着いた。
鈴木さん:僕もキャリアについて考えたことはない。
作りたいものを作っていたら今のポジションに。
■Q&A
・デザインレビューをする際、指示型レビューになりがちでクオリティコントロールで気をつけていることはありますか?
→プレスリリースの画像をほかの会社と比べたりしている。
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