GMO Developers Day 2023 Reimagination -新たな可能性の追求 組織でデザインしていくための土壌づくり 2023年12月06日

GMO Developers Day 2023が開催され、
いくつか興味のあるトラックがあったので、
参加しました。

望月美憂さん
GMOペパボ株式会社
デザイン部 デザインプログラムマネージャー

1995年、東京生まれ。慶應義塾大学環境情報学部にて、メディアアートからデジタルファブリケーション、ランドスケープデザインに至るまで、幅広いデザイン領域について学ぶ。卒業後は建築系の編集プロダクションを経て、2019年9月GMOペパボ株式会社にデザインプログラムマネージャーとして入社。組織としてのデザイン成果の最大化に務める。

▼「組織でデザインする」とは
・Design Ops
 ・Workflow
 ・People
 ・Governance
 ・Tookls&Infrastructure

▼デザインプログラムマネージャー
・デザインプログラムマネージャーは、クリエイティブな品質とは別に、デザイン以外の部門とのコミュニケーションを担い、デザイナーが本業に集中できるようにして、デザイン組織の有効性を最大限に高めることを役割としている。

※デザイン組織を円滑に運営するためのメタワークを受け持つ役割

▼たとえばこんな困りごとありませんか?
・アウトプットのクオリティがバラバラ
・迷ったときにの判断軸が個々人の経験則
・使っているツールがバラバラで非効率
・部署ごとにサイロ化しがち
・スキルアップの仕方がわからない
・採用のために自分たちの魅力を伝えたい

▼解決にむけて
・ドキュメントやアセットの整理
・指針やガイドラインの策定・共有
・ツールの整備・管理
・部署を超えてのコラボレーション
・成長支援の場作り
・デザイン広報

▼経産省「デザイン経営宣言」

▼組織的にデザインに取り組むためのメソッドや運用が重視されるように

▼土壌づくりとして具体的に取り組んでいること
・Workflow:デザインのアウトプットの品質管理・プロセスの最適化
・People:成長支援 パフォーマンスの最大化
・Governance:評価・賞罰方法の設計・管理 共通言語や文化の熟成
・Tookls&Infrastructure:ツールやガイドライン、作業環境の整備

▼リサーチ顧問との協業
・外部のリサーチ顧問とはたらく。
 契約等の仕事もデザインプログラムマネージャー

▼Designer’s MTG(デザミ)
・2か月に1回実施

▼ペパポのスキルエリアシステム
・スキルエリアともとにデザミを開催

▼Disigner All Hands
・半年に一度開催
・1部ではデザインの取り組みなど。
・2部ではホメホメタイム

▼新卒研修/中途オンボーディング
デザミで行った資料をもとに作成されている。

▼Figmaの全社導入・運用体制整備
・デザインシステムもつくった。

▼デザイン広報
・露出機会等もデザインプログラムマネージャーの仕事

▼組織的にデザインする上での課題を解決するための仕組みづくり

▼デザイン組織と聞いて、なにを思い浮かべますか?
・大きいデザイン組織:戦略としてのデザイン
・小さいデザイン組織:制作とスタイリングとしてのデザイン

▼デザインという行為は企業活動のさまざまな段階で行われている
・デザインとは、前提を疑い、理想を描き、
 それを実現するために物事を形作る行為

▼組織に所属する全員が「デザインピープル」としてふるまえる組織
・大きい組織の土壌作りをしていきたい。
・デザインピープル→ジョン前田が提唱

▼デザイン思考実践のためのデザイン態度のインストール
・ダブルダイヤモンド
・マインドの醸成が必要
・DESIGN ATTITUDE(Kamil Michlewski)
デザイン態度 
 ・不確実性や曖昧性を積極的に受け入れる
 ・深い共感に従う
 ・現実を審美的に理解しようとする
 ・遊び心を持つ
 ・複雑な状況にも意欲的に立ち向かう

▼職種問わず組織全員でデザインしていくための土壌づくり

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