※井庭先生J-POP かなり好きなんだな
▼講師
井庭崇さん
慶應義塾大学総合政策学部 教授
株式会社クリエイティブシフト代表取締役社長
パターン・ランゲージ国際学術機関 The Hillside Group 理事
▼「言葉」をつくる
・Crafting Words
▼パターン・ランゲージ
・クリストファー・アレグサンダー(建築家)「パタン・ランゲージ:環境設計の手引き」
・253のパターンが収納されている。
・ソフトウェアの分野で応用された。
・もっと人間の領域に応用しよう。
・よい設計や実践の本質を言語化したもの(コツ)
・書籍:プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント(2013)
・メインメッセージ
・心に響くプレゼント
・魅力のちょい足し
・テイクホームギフト
▼パターン・ランゲージは、よい設計や実践の本質(コツ)を言語化したもの
・コツ」=「骨」 きちんと成り立たせるための軸
・実践の「コツ」(骨)を記述・名付けたのが個々のパターン
・複数のパターン(骨)を用いることで、「骨組み」がしっかりして、よい実践となる
▼よい実践の本質を捉え、言語化・共有して、さらなる実践を支援する
①抽象化
②体系化
③言語化
・状況
・問題
・解決
・結果
※30個ぐらい集めて言語化する
▼コラボレーション・パターン:創造的コラボレーションのパターン・ランゲージ
・伝説をつくる
・世界を変える力
・意味のある混沌
・作り続ける強さ
※英語版も作っている
※アフリカのコンゴでもつかってる
※リスボンで飲みながらBarで実施
▼パターン・ランゲージは、実践、コミュニケーション、認識を支援する
・各パターンの内容をヒントにして、自分で実践してみることができるようになる
・パターン・ランゲージの言葉を用いることで、自分の経験について対話し、学び合い、協働活動の際の共通言語にすることができる
・パターンが概念として「認識の眼鏡」となり、他者や自分の実践・経験の生成のを認識しやすくなる
▼ラーニング・パターン:創造的な学びのパターン・ランゲージ
・つくることによる学び
・まずはつかる
・まねぶことから
・量は質を生む
・言語のシャワー
・「書き上げた」は道半ば
・ゴール前のアクセル
・突き抜ける
※初年次教育でラーニング・パターンを9年間実施
※ドイツ語にも翻訳
▼どうやってつくるのか?
・パターン・ランゲージの作成プロセス
・最初はインタビュー
・付箋に描いてKJ法に近いやり方でクラスタリング(20時間)
・まとまってきたことを30個ぐらいに体系化する
・文章に書く
・なんどもなんども話し合う
・だんだんピントが合ってくる(半年くらいかかる)
・イラストも自分で考えている
▼旅の言葉:認知症とともによりよく生きるためのヒント
・新しい旅
・できることリスト
・自分の日課
・なじみの場所
・活躍の機会
・夢への準備
・自分の時間
・自分の仕事から
・個人的なつきあい
・ないまぜのイベント
※認知症の方向け。
※一番多様に使われている。
※中国語にも翻訳
※英語版もでている
▼プロジェクト・デザイン・パターン
・予想とのギャップ
・ダメ事例の研究
・言われてみれば欲しかったもの
・アイデアの重ね合わせ
・愛着が生まれる余地
・楽しい記憶
※韓国語版も出た。
▼おもてなしデザイン・パターン
・語りたくなる声かけ
・もうひと手間
・面で抑える
・ローカルな楽しみ方
・出会いのデザイン
・面白がり力
▼対話のことば:オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話の心得
・体験している世界
・ひとりの人として
・言葉にする時間
・それぞれの認識
▼アクティブ・ラーニング支援パターン
※400以上の学校・教育委員会等で利用されている
▼「最高のオンライン授業の作り方:新しい学びの場づくりのパターン・ランゲージ」(オジパタ)
▼創造的読書のパターン・ランゲージ
▼探求パターン:創造的な研究のためのパターン・ランゲージ
・100を超える全国の高校で教材として利用
▼ミラパタ
・未来の自分をつくる場所:進路を考えるためのパターン・ランゲージ
▼「本質観取」実践パターン
・物事の本質をつかみ表現することのパターン・ランゲージ
▼90ぐらいパターンをつくった。
▼デジタルを活用する未来にむけて
・デジタル庁
■概念
・ずっと、何かをつくり続けている
・「つくる」と「研究する」の両輪
・創造の研究
※創造実践学という学問にした
▼創造とは何か?
・「創造」とは、「ひらめき」の瞬間のことではない。
それは、もっと長い時間をかけた
「発見の生成・連鎖」のプロセスである。
▼創造は、オートポイエティックなシステムとして成り立つ
・創造システム
▼自然な深い創造
無我
・スティーヴン・キング
・小川洋子
・藤原基央
・桜井和寿
・パブロ・ピカソ
・久石譲
▼無我の創造
・意識的な意図や作為によるコントロールを手放し、
無我の境地でつくる
▼土壌としての自己 Self as Soil
・自然で深い創造的な思考・実践は、豊かな「土壌」で生まれる
※野菜を作っている感覚に近い
※あくまでも伴走者でしかない
・レフ・ヴィゴツキー
・ミヒャエル・エンデ
・村上春樹
・水野学
※たくさん吸収してたくさん忘れる
▼創造社会
・2009年から提唱
・人々が、自分たちで自分たちの物や仕組み・あり方などを「つくる」ことができる社会。一人ひとりが自然な創造性を発揮する。
※ジェネレーターになる
※クリエイティブラーニング
▼先生も変わる
・井庭研究室では、井庭も「ジェネレーター」としてプロジェクトの中に入って、
一緒に研究に取り組む
※これからの教師/変革者/リーダー/イネーブラーは、ともにつくる「ジェネレーター」へ
▼未来をつくる言葉のデザイン
▼Patternes in a Pattern Song
・「日々の世界」を作った。
・桜井和寿
・藤原基央
・Ayase(YOASOBI)
▼土壌としての自己
・自然で深い創造的な思考・実践は、
豊かな「土壌」で生まれる
▼Pattern Manga
・漫画をつくった。
▼”Self as Soil” Model and a role of each Pattern within a pattern language
■質疑応答
Q.パターンゲージのパターンをクラフトしちゃうっていうところがすごいびっくりして感動して、いっぱいをお聞きしたいことあるんですけど、1個だけ自分がわかってることとか、得意なことを人に伝えるときに、やっぱり自分ができることのコツってどんどんわかんなくなってくるなっていうのがあって、その最初のときだったら一つ一つが驚きだったのに、できてしまうとこできなかった頃に戻れないんじゃないですか。今回、このパターン・ランゲージの作る過程で他者からの視点っていうのがポイントだなっていうのは一つ思ったんですけど、自分が自分のできることのコツを伝えたいときにちょっとそういうコツを、取り出すコツみたいなのを教えていただきたいです。
A.そうですねまさにそあの自分じゃないできる人じゃない人から聞くのがポイントで僕らいつも認知症の方の暮らしにしても、別にプロじゃないんですよね。だから、それってどういうことですかとかいうふうになるしただ、人によっては経験が、例えば本社たら僕は哲学者としてのがバリバリやってないけど本質をつかむって経験がちょっとわかるなみたいな人もいて、チームで取り組んでまずわからないから聞くと、そうするといろんな段階のものが拾えるのでそれで、たくさんそのコツを語ってもらうと、語ってもらって最終的にそのまとめたものは、知らなかった人が読んでわかるって必要があるので、知らないことは結構強みなんですねだから来る玄人集団が自分たちで書くっていうのが今までの実はソフトウェア分野までの作り方なんで僕らは素人聞きに行くことでインタビューの中で掘り起こしていくってことを結構やっています。なので僕もやっぱりパターンにつくときどうしてるんですかとかそういう話を聞くときに自分で語れば語るんだけど、インタビューしてもらえば先生こういうときこういうじゃないですかあれはどうしてそういうこと言うんですかとか、あのときどうやってできたんですかとか、あとは一緒にチームで取り組んでるときに作ってるときに、いつも言ってるのは僕がいなんかこうやったことであれ今何かすごいことが起きたとか、何でどんどんどういうロジックでそこの発想が出てきたわかんないとか聞いてって言って、その日のその場とかもしくはその日の終わりに感想とか嫌中で、先生今日のあれはそこんとこはどうしてあの話が、あの角度でいきなり出てきたんですかみたいなことを聞いてもらうようにして、僕もそのときこうだよってその瞬間だと言えるわけですよねっていうとそこはそうかなるほどねとかそれはその人は確かに普通は出てこないかもねみたいな、なんでだろうとか言ってまた内省が始まって語るようになるっていうのやっぱ、インタラクション他者のインタラクションの中から明らかになっていくってのは非常にまさにあのプロセスでやってることと、同じで普段僕らのチームでもそうやって、なるべく自分たちがやってるうまくやってる人のコツを言語化していくってことをやってますね。
Q.先ほどのパターン・ランゲージの事例としていろいろあったと思うんですけど、
例えば本質を捉えるみたいな、すごい抽象的なテーマも中にあったと思いますそういうときに実践者ってどうやって選定するんですか。
A.本質を捉えるだと誰が本質捉えているのかわからないのであの本質監視という哲学の方法を実践している哲学者の方にインタビューしたんですね。それとあと僕もパターン技術作るときに本質をつかんでるって実感があるので、学生のみんなに僕をインタビューしてもらったって形で多くの人はそういうことで、普段はですね例えば2年ぐらい前に楽天さんと共同研究で社内でその企業のバリューを体現した仕事をしている人がどんなふうにして仕事をしてるのかっていうのを、聞いてパターン・ランゲージを作った社内用のパターンを作ったんですけど、そのときは皆さんにこういう人増えてほしいなって思う人を紹介してくださいって言って、こういうのは結構楽天らしい働き方してるよねっていうことを紹介するまず中にはその社内賞でバリューを体現したことをやってる人に賞が与えられたその主受賞者に来てもらうインタビューをしていくみたいな認知症の人もですね、こういう人がもっと増えたらいいのにっていうそういう人ですね周りから見て、もっとこの人がやってることが配られてコツとして配られてそういう人たちが増えたらいいのにって思う人たちを探すっていうのがあるのでやっぱそこはそういうやり方ですそのときにポイントは結構僕ら共同研究多いんですよ。いろんな会社とか団体とか、共同研究したのが多いのはその理由で僕らがいきなりですね、例えば何がいいかな。保育園のミドルマネージャーのパターンを作って園作りの言葉って本出してるんですけどあれをどっかの保育園の人でミドルマネジャーで人いないかな探してもわかんないんですよ。なので、そういうことを研究されてる方で東京大学の秋田先生っていう方がずっとそういうことを聞き長年研究していてこれを何とかパターン・ランゲージできないかって相談を受けたりそんな相談を受けることが多くて、そうすっとその方々は知ってるんですよね認知症のもそういうNPOと組んで、そういう子こういう方々はいいよねああいう人たちの活動ってわかってる介護の仕方とか本人のあり方っていいよねってわかってる方々と組むので、その方々が知ってるので、その方々から紹介していただくみたいな形でやってたからそういうことが多いですなのでその業界分野の人でよく知っている人が、ブとなってその人たちに紹介をしてもらってこういう人もっと増やしたいねって人に話を聞いて、それでパターンをマイニングしていくってことをしています。
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