▼自己紹介
山本尚毅さん
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター所属
北陸先端科学技術大学院大学在籍
1983年クリスマス生まれ
・日本ビジネスシステムズ
・granma
・(学)河合塾
▼世界を変えるデザイン展
・LifeStraw
・義足(25ドル)
・戦乱による地雷自己
・ポリオなどの病気
・2万人/年 四肢切断者@インド
※ピクトグラムを付けた
▼Imagin、想像
・見えるものから見えないものを推測し、ものごとの含蓄をさぐりあて、
全体から部分を判断できる力、そして逆に、部分から全体を構築する力
▼想像力の豊かさ
・身の回りの出来事の断片からでも、テレビ画面に映し出される表情からでも、その人に起こったことがなにかを捉えることができる
・想像力によって人生のかすかな暗示さえも捉え、絶望の中にも生きる希望が見えてくる
▼イエローワンニードルキャップ
・注射針による感染症を防ぐプロダクト
・生活者の課題
・医療者の課題
▼トイレのデザイン
・コンポストトイレ
・下水道が整備されてない地域へ
・トイレが高くて買ってもらえない
・買えるような仕組みをつくらないといけない
・システム全体・文化も見る必要がある
※見えるものからみえないことを想像する
※見えない事から見えるものを創造する
▼問題提起→課題解決
・誰もが既存の状況をより良いものに変えるためにデザインしている
・ダブルダイヤモンド
▼ダブルダイヤモンド
・拡散的思考
・収束的思考
※創造的想像力は遺伝された才能にも、環境にも、成育史にもよるものではなく、すべての人にポテンシャリティ(潜在的な認知機能)として存在しています。
▼想像の可動域=可能性の想像
・PPP図
▼「想像の可動域」を拡張する3つの「間」
・空間
・人間
・時間
▼未来を変えるデザイン展
▼未来研究プログラム
・未来の遺伝子検査
・高校生に理解してもらうようにした。
・どれが望ましい未来ですか?
▼未来洞察 サイエンスアゴラ2022
・色々な未来のニュースをたくさん集めた
・言葉にしたあと、形にしてみた。
※拡散的思考ー想像の可動域を広げるー
※収束的思考ー可動域を現実に活かすー
▼進路選択ツールキット(高校生向け)グッドデザイン賞
・想像の受け皿を作る
+
・想像の可動域を広げる
+
・想像プロセスを共有する
▼想像の受け皿をつくる
▼想像の可動域を広げる
・準備しているもの
・組み合わせられること
▼想像プロセスを共有する
※創造的想像力は遺伝された才能にも、環境にも、成育史にもよるものではなく、すべての人にポテンシャリティ(潜在的な認知機能)として存在しています。
人が創造性を発揮できるかどうか、その引き金となるのは環境、他者との関わり方しだい
・私の家系が医療関係に偏っていて、全然その辺しか知らないというか。
しらないままその道に進んで大人になって後悔しないかな?と思います。「自分で決めた」というのが欲しくて。
・「これを優先すればいいんだ」というのが明確になってので、重要なことをメモして考えるようになりました。自分は苦手な教科がたくさんあるんですけど、それから手を付けたらいいかな、とかそういう時です。
・一言「考えろ」と言っただけだと、直感で目についた所を考える傾向があるが、重みづけや自分が何を大事にしているかという価値観、といった視点は全生徒にとって新しい視点です。
▼「可能性の想像」を拡張する3つの「間」
・空間
・人間
・時間
■質疑応答
Q.お話ありがとうございました。大学生なんですけど、やっぱり大人になるのが怖いなっていつも思う部分があって、それはお話された通り、大人になると何か体が硬くなると同じように、何か自然と創造の可動域も狭まっちゃうんじゃないかなっていう気がしていて、なんかこう着地することを求められると、何かどんどん自分も気づかないうちに、なんか想像の可動域が狭まってしまうんじゃないかなっていう何かそういう恐怖をずっと感じながらお話伺ってました。
あの今日山本さんがお話いただいたのは、何か相手に対して想像の可動域を広げるデザインのお話だったと思うんですけどそれ以上に多分山本さんご自身がすごい自身の想像の可動域を多分ずっと広げられてきた経緯があると思うんですけど、自分自身の想像の可動域を広げるために、何か自分が自分にできることなんか秘訣とか、コツみたいなものがあれば教えてもらいたいです。
A.そうですね自分がやっていることは、結構シンプルで、朝早く起きること。
そこで、誰とも関わらない1時間半ぐらいの時間を持つっていうこと何々か。と思う。なんていうかね、本当に取り留めのない時間をなるべく生活の中で確保するようにしてますというのも、そういう取り留めのない時間があれば、自然と元々想像できる状態だった。はずなので、そういったものを頭の中が弛緩していくというか、あの柔らかくなっていくと思うんで、何かをやるってよりもとりあえず余白の時間を作るってことを大事にしています。
Q.もやもやを丁寧に紐解く方法として、高校生の頃から考え方を知れるのは良いなと思いました。進路選択ツールを生み出されたきっかけなどはあったのでしょうか?
A.とある高校生の姉妹と、会話することがあってですね、そのときに私が通ってる学校は、中学校1年生の最初の合宿で何かいきなり将来の夢を語らなきゃいけないんです。みたいなことを言っていて、そんなものがないのに語らなきゃいけないみたいなことがすごく大変だったんですって話を聞いたんですね。
いろいろ教育って、個別最適みたいな形で、個々人のペースに合わせた形でやっていこうという話があって、僕の中で将来の進路とかキャリアのことを考えるって、なんか最も個別最適であるべきことだと思ってたんですね。なのに結構同じタイミングで、将来の夢を持ってるってことが前提になって、そういうことがされてるってことに結構驚いてそれをどうやったらほぐしていくことができるんだろうかとか、あとは複数の進路の選択肢持っててもいいじゃんっていうことを
何か表明できるようにするにはどうしたらいいんだろうかっていうことを考えたのがツールキットをそもそも作ったきっかけですね。
Q.デザインの勉強をしている学生です。貧困問題や環境問題を解決するデザインをするために、踏み込んだ体験をしてする必要があるのかなと思っています。学生のうちにやって置くといいよということはありますか
A.そうですね。目的を持たずにフラフラすることが僕は重要だと思ってます。目的を持つと結局、そもそも自分の持ってる視野の外側が入らなくなるんで、例えば貧困問題を解決したいからと途上国の現場に行ってボランティアするっていうのは、一つのいいことだとは思うんですが、逆にその周りで起こってることも同時に見るそのためには、何かフラフラする時間とか余白ってのが重要なんじゃないかなと思います。なので、現場とかに行ってほしいなっていうのが一つなんですけれども、現場に行ってもその目的にとらわれすぎずに現場とかそういった、あの環境問題貧困問題が起こってるところに行ってもらえたらいいんじゃないかなと思います。
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