ということで、
ユニーリサーチさんのウェビナーに参加しました。
講師はユニークルーパーの平野さんです。
DSR(デザインスプリントリサーチ)という手法の説明でした。
▼今回のケース:グループ旅行幹事に向けた情報ツール
•私たちは国内向けの小さな旅行会社です。
•コロナ明けでグループ旅行が再開しましたが、従来型の
「グループ向けパッケージプラン」が思うように売れません。
•そこで、グループ旅行の幹事に向けた「お役立ち情報」と
「お役立ちツール」を提供することで、自社の旅行プランに
誘導できるのではないかと考えました。
▼インタビュー目的・課題の検討
「このインタビュー調査で何がわかれば次に進めるか」
▼インタビューガイドの作成
▼インタビュー仮説
インタビュー中に提示できるよう、仮説をラフに整理しておく
▼DSRの例
①意思決定のプロセスを共有する
限られた時間で、効果的に振り返りをするためには、
インタビュー後に「何を検討するのか」そこからどのように
意思決定につなげるのかを事前に計画し、チームで共有しておく。
②メモの取り方・意見の出し方
各自でメモを取る:インタビュー中は各自で「キーとなる発言」や「気づき」をメモする。
各自の意見を出す:インタビュー後に、ホワイトボード等に各自の意見を貼り出し、類似の意見をまとめる
③グループワークの方法
「気づき」の中から、特に重要なもの、製品・サービス検討に
つながりそうなものを抽出し、全体で「解決策・価値」等を検討する
■質疑応答
Q.記録者1-2名、観察者2-5名とありましたが、
インタビュイー1名に対してもそのくらいのメンバーでインタビューされているのでしょうか?人数が多くないほうがいいと聞いたことがあったので、教えてほしいです。
→少数精鋭でやるべき。MAX5名くらい
Q.通常、準備にはどれぐらいの時間をかけているでしょうか?
→プロジェクトによる。課題の整理をやるべき。
Q.1人でインタビューしなければならない時は、どのような注意点があるでしょうか?コツなどあればお願いいします。
→ファシリテーターと観察者の視点の切り替えが大きい。
Q.インタビュアーがファシリテーターも担当するべきでしょうか?
→分けた方がいい。
Q.複数人にインタビューして振り返りした後のまとめはどのようにしていったら良いでしょうか?
→複数人まとめている。全体がわかるようなものを作る
Q.観察者の疑問点は追加質問しないのでしょうか?
→追加質問してます。
Q.文字起こしなどは行わず、すぐ振り返りを行うのでしょうか?
→DSRだと文字起こしはしない
Q.記録者と観察者、どちらになった方がいいなど、どのように決めたらいいのでしょうか?
→記録者が失敗しちゃうとリカバリーが難しい。
Q.インタビューではインタビューイーに解決策(どうなっていたいか?)を聞くのは効果的ではない認識だったのですが、先ほどのインタビュー動画で聞かれていたのが印象的でした。どういった意図で質問されていたのでしょうか?
→動画では間違っている。
Q.確認です。
今回お伝えいただいたインタビューは顧客課題の探索という立ち位置が近しいでしょうか。
Q.想定している顧客課題の検証の場合はまた、別途インタビューをする認識ですが合ってますか??
→今回は検証と探索が一緒になっているインタビューだった。
Q.デモの中でインタビューを受けている人に聞きたいテーマを見せているところがあったと思いますが、出されているテーマにインタビューを受けている人が考えを寄せていってしまうということはあったりしますか?
→仮説があったときのほうが良い。バイアスには気を付ける
Q.インタビュー中のメモですが、単語だけだとインタビュイーの語尾のニュアンスなどが抜け落ちてしまうのでは?と思ったのですが、そこはあまり気にすることではありませんか?
→トレードオフの部分がある。
コメント