BtoB SaaSの新規機能開発にUXリサーチを初めて取り入れた話 2023年12月07日

▼モデレータ自己紹介:田本さん
・ROBOT PAYMENT
・CPO
・決済システム周りのプロダクトを作っている。
・業績は右肩上がり

■プロダクトマネジメントにおけるUXリサーチのリアルな効果

▼自己紹介
・石地亮介さん
・PM

▼結論
・UXリサーチはPMにっとって強力な召喚魔法
・リアルではない

・UXリサーチで、社内政治がうまくできる(ステークホルダーの合意)
・こんな経験ありませんか?
 ・関係者から新しいアイデアがどんどん追加される
 ・機能の仮説がフィードバックに耐えられない
    そんな時に役に立ちます

▼ROBOT PAYMENTの例
①ステークホルダーが多い
②特有のポイント
 ・営業・CSが顧客への肌感を持っていること
 ・ユーザーの既存業務プロセスを大きく変更しない事が重要

・メジャー開発のファイル添付機能
 ・メジャー開発とは。
  →プレスリリースレベルの機能
 ・ファイル添付機能とは
  →請求書と帳票の同時送付機能

・ファイル添付機能の開発プロセス
 →定量アンケート・定性インタビュー・プロトタイプ検証
・UXリサーチ導入前の開発プロセス
 ・発生した課題
  ・各部署の各々の肌感による意見を詰め込んで開発
  ・ユーザーが使いこなせず、リリースしたが全然使われなかった機能あり
   ・現在は機能自体をリプレイスした
  ・結果的に総工数が大きくなり、開発プロセスに課題があった

・定量アンケート
 ・VOC
 ・ファイル添付機能に関する定量アンケート
  ・ 既存顧客へ実施
  ・ニーズをさらに深掘り
  ・開発の際の詳細仕様の参考にもする

・定性インタビュー
 ・ユーザー理解のために実施
 ・インタビュー内容を整理・分析してユーザーニーズを把握
 ・整理・分析の結果を営業チーム・CSチームに共有

・プロトタイプ検証
 ・営業チーム・CSチームとすり合わせたユーザーニーズを、解決できる要求に落とし込む
 ・エンジニアチームとの合意を取る
 ・デザインのみで作成したプロトタイプでユーザー検証(Figmaで作成)
 ・ユーザーのフィードバックを元に、MVP開発のスコープを絞り企画書にまとめる

・企画書レビュー
 ・定量アンケートや定性インタビューの結果を元に企画書を作成する
 ・ステークホルダー全体の合意を取る

・リリース後の成果
 ・ファイル添付機能が無いことが理由の失注がゼロに
 ・過去1番にスムーズなメジャー開発(当社比)
 ・ファイル添付機能への想定外の問い合わせ無し
  ・あえてMVPスコープから外した機能の要望はあり
  ・課題要望収集して継続開発を検討する

・まとめ
 UXリサーチでユーザーを召喚してステークホルダーを説得させよう

■PMと二人三脚で進めたUXリサーチから見えたこと

▼自己紹介
・三木恵理さん
・UXデザイナー

・請求管理ロボ新機能「ファイル添付機能」の開発で実施したUXリサーチのお話

▼はじめに結論
 ・アウトカムを重視したプロダクト開発を目指す上でUXリサーチは必須
 ・プロジェクト􄛾状態把握と、PMをいかにリサーチへ巻き込めるかが鍵。

1.どのようにUXリサーチを取り入れ始めたか
 ・「ファイル添付機能」開発になぜUXリサーチを取り入れたのか?
 →ユーザー理解を深めるためのリサーチを実施しようと決意

2.具体的にどのようなリサーチをやったのか
 ・ユーザーインタビュー
 ・プロトタイプ検証

・インタビュー結果はKA法などを用いながら整理し、本質的ニーズを抽出。
そのニーズに対応するためのアイデアを出し、具体化(プロトタイプ作成)していく。

・2つのリサーチがもたらした開発へ􄛾効果
 ・ユーザーの解像度を上げられたことにより比較的精度􄛾高いアイデアを出すことができた
 ・仮説や想定とのギャップを開発前に見つけることができた
 ・開発の優先度や方向性を確証を持って決めることができた
 ・UIデザインや実装に迷った際に調査結果に立ち返ることができ、ユーザーに関する共通認識を持ちながら建設的な議論や判断ができた

3.PMと一緒にリサーチする上でどんなことを意識すると良いか
・リサーチの実施判断、企画立案
 ・PMの状況(何に悩んでいるのか、何が解決すれば次に進めるのか)を正しく理解する
 ・調査目的、調査内容だけでなく調査結果の活用イメージまで念入りに一緒に詰める

・実査(インタビュー)
 ・インタビューには必ずPMにも同席してもらう
 ・インタビュー後すぐにラップアップを行い、インタビュー内容に関する認識合わせを行う

リサーチ結果の分析、活用
 ・結果と示唆は分け、まずは結果だけを伝える
 ・開発の方向性や優先度に関わる示唆はPMと一緒に考える
 ・プロジェクト関係者がリサーチ結果をすぐに参照できるようにドキュメントを整理しておく

■パネルディスカッション

①ユーザーリサーチの結果からどのように機能を落とし込んでいったか?
・ユーザーリサーチの結果をまずはユーザーニーズっていうところに分析をしていきました。こういったユーザーニーズがあるんじゃないかってとこ分析していってそれに対応する。昨日の要求ですに落とし込んでいくってのを僕と三木さんの2人でいろいろ話しながらしてたって感じですね。
・羽山さんのKAカード法を使ってKA法を実施した(miroとFigma)

意見が対立することはなかったのか?
・ユーザーの声をメインに考えた。

②今回のユーザーリサーチで困ったことはありましたか?
・やっている手法が正しいかわからなかった。
 手戻り上等の気分で進めた。
・時間使っちゃうことはプレッシャーになったんんですけど、
 ユーザーリサーチをきちんとやらない弊害のほうが怖かった。
・月末月初だとインタビュイーが集められないことがあった。

③もっとこうしたら良かったこと、プラスでやりたかったことはありますか?
・全体的に時間がかかってしまった。(インタビューから開発まで6.7か月)

■質疑応答

Q.ユーザーインタビュー後分析をされた際、なんの手法で分析されたのか、聞き取れなかったので、もう一度教えていただきたいです
・KA法

【質問しちゃった】
Q.三木さんはどうやってUXリサーチのスキルを身につけたのですか、
勉強方法等を教えてください。KA法使っているということは安藤昌也先生と関わりがあるのでしょうか?
・安藤先生は一方的に書籍で知ってるだけです。
・前職で叩き上げで鍛えられた。

Q.KA法での分析は、インタビュー対象者の方のインタビューを全て終えてから実施されましたか?それとも一人一人分析する形でしょうか?
分析によって見出した方向性や得たインスピレーションは、他の開発メンバーUIデザイナーやエンジニアには具体的にどのような方法で共有しましたか?
・全員を終えてから始めました。
 もっとタイトなスケジュールで五月雨的に進めていかないと間に合わないっていうスケジュール感であれば、そういった判断をするっていうこともあるかなと。
・共通項目もあるので、インタビューデータを整理してからスタートしたほうが良いと考えた。

Q.ユーザーインタビューの相手はどうやって見つけて、どうやって依頼しますか?
・ファイル添付機能についてはアンケートを実施し、反応のあった人に依頼した。カスタマーサクセスのチームにお願いし、繋げてもらいました。

Q.miroは最大何人でやりましたか。
・いったんは2人で実施した。いろんな職種をもっと巻き込めばよかった。

Q.もっととこうしたらよかったことプラスでやりたかったことはありますか。
・ユーザビリティの検証みたいなのを本当はやれたらよかったなと思ってます。

Q.分析によって見いだした方向性や得たインスピレーションは他の開発メンバーやUIデザイナーに共有しましたか。
・miroを元に説明。ニーズがでてきたタイミングで共有する。
 ワイヤーフレームのラフ版を考えと一緒に渡した。
・エンジニアにはプロトタイプができて見えてきてから共有した。

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