千葉工業大学で行われた
「ビジネスモデルとエクスペリエンスデザイン・ワークショップ」
に参加してきました、
ビジネスモデルのワークショップに参加したのは2回目です。
あらかじめメンバーが決められていて、
私たちのチームは「修士1年の上野くん、青木くん、元千葉工大 柴田くん、
KDDI 藤田さん、楽天 藤原くん、JVC 堀内さん、セカンドファクトリー 福岡さん
と一緒のチームでした。
■あいさつ
主催者の千葉工大 山崎先生からご挨拶。
今日は千葉工大 卒業生の亀井くんのビジネスモデルを考えるとのことです。
ビジネスモデル構築法入門
福永さん
日本の人はフレームワークを一生懸命勉強する、
本来の目的を忘れて使うことが多い。
▼自分の考えるビジネスモデルを1分で考える。
→儲ける方法を見つける、作る。
「ビジネスモデルを考える」ということが社会的に
注目されてきている背景には、
企業が今までのように儲けることが難しくなってきたため、
再度、ビジネスモデルを議論するということになってきた。
▼昔のビジネスモデル
今までのビジネスモデルを変えていかなければならない。
今までは右肩上がりのビジネスモデル。
例:ポータブルのPC
昔もPCはあったが、ユーザーの要求にあわせて、
機能をどんどん改良していったが、
ユーザーの利用欲求に達した時点で、売れなくなってしまう。
▼ビジネスモデルとは。
企業がお客様に対して価値を提供するものを可視化したもの、
http://en.wikipedia.org/wiki/Business_model
▼ビジネスモデル構築に当たって問うべきこと
・お客さんから始める
※企業の提供できるものから考えない
・お客さんが見つからないとだめ。
・どうゆうふうにお客様と付き合うか
・コストがかかる
・VPとは水戸黄門の印籠のようなもの。
・ビジネスモデルで大変なのは、VPとCS。
・最後は”儲かるか!”
ワークショップ
まずは現在の亀井くんのビジネスモデルを考えるため、
福永さんが亀井くんにインタビュー。
▼亀井くん
・プロダクトデザイナー
・稼ぎはない
・自分の部屋を作業スペースにしている。
・コンペへ応募したい
・他のデザイナーとビジネスの手伝いをしたい
目標:自分のデザインで稼いだお金で生活したい。
※1年はお金はなんとかなる。2年目は厳しい。
▼インタビュー
・お客さんは?
中小企業、一般顧客
コミュニケーションを取りたいかた。
・デザイン
笑いを誘発するデザイン
(玩具メーカーは考えなかった)
※ミラノサローネでモノが少し売れた。
個人でビジネスモデルを考える。
まずは個人でビジネスモデルを考えます、
私が考えたのは以下の通りです。
▼提供価値(Value Proposition)
・人を幸せにするコミュニティデザイン
・「笑い」のワークショップ
・子供が楽しめる玩具を作る(知育玩具)
※「笑い」の力は子供にも効果的かも
※亀井くんはあんまり企業向けに売り込むタイプではなさそう。
▼顧客セグメント(Customer Segments)
・幼稚園や保育園
・子供向けのビジネスを行っている企業(例えばベネッセ)
★笑いを体験できる知育玩具を作り、
それを売る為に幼稚園や保育園でワークショップする。
(普通に売り込んでも無理なので)
1年はテストでとにかくやってみる。(露出する)
・ワークショップの結果を研究論文で発表。
・リソースは千葉工大の同期、後輩
→知名度が出て来て、企業からも注目される。
グループディスカッション
考えたアイデアを発表しつつ、
まだ亀井くんの状況が読めないので、亀井くんに聞きにいったり、
同じ千葉工大の上野くんや青木くんからもヒアリングして、
なんとか一つの考えに纏める。
「若手デザイナー支援団体」や「Grow!」を使うなどの案もでました。
実務の実績のない人のビジネスモデルを作るのはちょっと大変で、
みんな苦労しているようでした。
プレゼン
うちのチームは学生さんにプレゼンを任せました。
▼発表内容
・CS
医療の子供向け(小児科)
・VP
例:笑える注射器
子供の恐怖からの解消
小児科医さんの手間を省く
※亀井くんの笑いの力が一番発揮出来るのでは?
▼他のチーム
雑感
ビジネスモデル・キャンバスを使ったワークショップは2回目ですが、
ビジネスモデルの提供側だけのインタビューだと、
どうしてもVP(提供価値)から考えてしまいますねー。
CS(顧客セグメント)をちゃんと考えるには、
CS側の調査やインタビューも重要なのではないかと考えました。
懇親会
特に懇親会の設定はないので、
顔見知りのメンバーで合流して、
くいものや チャカ 津田沼店へ。
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