HCD-Netセミナーin横浜 2012年10月07日

今年は日本デザイン学会が北海道、
 ヒューマンインタフェースシンポジウムが九州ということで、
 どちらにも参加できなかったのですが、
 新横浜でHCD-Net関係者の発表をまとめて、
 「HCD-Netセミナーin横浜」として行っていただけるということなので、
 参加してきました。

 ※前日の申し込みで混乱させてしまいすみません・・・

 詳細は内容は、
 Togetterにて纏められています。

 Togetter:HCD-Netセミナー
      平成24年度におけるHCD-Net理事・評議員の研究発表再演

日本デザイン学会発表

■サービスデザインの方法論に関する考察(2)
 近藤 朗

アメリカではサービスデザインに関する国際的な取り組みが活発化している。
 それを受けて、世界的にもサービスデザインの研究が拡大している。

 近藤さんもそれを受けて、
 サービスデザインについて調査・考察したことを発表されていました。  

■ストーリーテリングとユーザエクスペリエンス
 脇阪・山崎和彦
 経験プロットによりユーザーストーリをつくる。

楽天の脇阪さんから、ザンビアの物語を例にしてストーリーの力を解説。

 ・経験プロットとは。
  プロットとはストーリーの設計図
  
  プロットを行い、足りない素材やアイデアを考えて行く。

■倫理的 GUIデザインのための BtoB製品における利用状況の明確化
 水本 徹

ユーザビリティでコンシューマー製品を差別化しようとした。
  →論理的GUIデザイン

 黒須先生がまとめたヒューリスティック評価を基に、
 ユーザビリティ評価を行ってみた。
 
 通常のペルソナでウォークスルー評価するのではなく、
 複数のペルソナを「ビジネスユーザーモデル」として評価した。

■ユーザーエクスペリエンスを検討するためのプロトタイピング手法
 浅野 智

浅野先生からはストーリーボードのお話が。

 数百人に教えた結果を見ると、
 ユーザーテストは人気があるが
 ユーザー調査系(特にペルソナ)は人気がない。

 ※ペルソナから入るとHCDをキライになる。

 特にペーパープロトタイピングに人気がある。

 ・アクティングアウト
  →企業はアクティングアウトの採用に消極的
   恥ずかしがって本来の効果がでない
 
  そこでストーリーボーディングを提案した。

 ・認知的ウォークスルー
  →情報デザインの教室にフォーマットが。

 ※ペーパープロトタイピングの被験者数
  →3人程度でいい。

■休憩

ヒューマンインタフェースシンポジウム発表

■ユーザーエクスペリエンスデザインのためのストーリテリングの活用の提案
 山崎和彦

山崎先生からは、ストーリテリングを実際に活用するための方法を考えて、
 ワークショップで実践した例の発表。

 1. ユーザー調査のために活用する。
 2. ユーザー体験を検討することに活用する。
 3. ユーザー体験からの発想に活用する
  (プロダクトデザインとサービスデザインで活用)
 4. オーディエンスを意識した発表する。

 ためしてみたけど、
 学生だとちょっと活用できなかった。

 ※Value-centerd designという考え方があるらしいので、
  ちょっと調べてみたいと思います。

■サービスイノベーションをワークショップで学ぶ
 浅野智

 ・某M社の事例
  必ず学生を入れている(緊張感を保つため)

 第1回HCD概論 2時間
 第2回オブザベーション 4時間(まずはゲームを体験)
 第3回ユーザー評価:観察法 4時間(最近では自社のサービスを使ってやる)
 第4回ユーザー評価:NE比 4時間
 第5回反構造化インタビュー・カードソート 4時間
 第6回構造化シナリオ法
 第7回ペーパープロトタイピング 4時間

 地方だとフィールドワークを入れる。

 HCDの手法を学ぶことが学ぶことが目的ではなく、
 アクティビティとインタラクションの違いを学ぶことが目的
 (コトとモノ)

 ぶっつけで7回のワークショップをやっているわけではない、
 
 UXで大事なこと→引き算のデザイン

■技術展示方法と研究者・技術者の閲覧行動の関係に関する研究
 安藤昌也

ビットマイスターと千葉大学院生の廣瀬くんとの協同研究

ポスターセッション 

ポスターセッションは専修大学の上平先生の「視覚言語を応用したサービススケッチツールの開発」と和井田さんの「KA法とデザインパターン応用の試み」を見つつ、
ビールとピザで交流を深めました。

懇親会

 懇親会は新横浜の「鳥元」にて。

2次会もあったようですが、
新横浜から帰るのが結構大変なので、
お先に失礼いたしました。

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