ワークショップで学ぶ!モバイルファーストでのコンテンツ&プロトタイプ制作 2012年01月15日

1月15日に、SwapSkills主催の、
「ワークショップで学ぶ!モバイルファーストでのコンテンツ&プロトタイプ制作」に参加してきました。

ワークショップ

プロトタイプ作成前に、講師の菊池さんより
「モバイルファースト」の講義が1時間ほど、
そのあと実際のペーパープロトタイピングへ。

■モバイルファースト

 ▼モバイルファースト
   ウェブサイト制作のみならず、
   プロダクトやサービスをモバイルから考えること。
   例:iTunesのようなインターフェースをOSにも取り入れていっていること。

 ▼元Googleのエリック・シュミットの話
  最近のプログラマーはモバイルから開発している、
  今までとはありえない開発の方法だ。→モバイルファースト

 ▼モバイルファースト
  1.市場の拡大
  2.Constrain(スマホの制限)
   画面が小さいのでできることが限られる、
   無駄なものが入れられない
    →より洗練されたUI
  3.Capability(スマホの機能)
   例:Safari
     一昔前は、スマートフォンのSafariもPCのSafariも同じだったが、
     今では、スマートフォンならではの機能がつけられる。

  ▼みなさんの疑問
   Mobile Last
   モバイルファーストの本当の意味は、縮小ではなく、
  拡大すること。
 
  ▼モバイルだけなら
   →デスクトップから情報を消せばいいじゃんね。
    display:noneでさ。
    これはまったくの誤り、これはモバイルファーストではない。
    モバイル版をつくっているだけ。

     ・本当に必要な情報はナンだろう?
     ・ユーザーの気持ちになってみて。
      例:ユーザーの利用状況(電車の中、歩きながら)

  ▼モバイルユーザーの特徴 byGoogle
    暇つぶしの時があります。
    繰り返しのユーザー
    急いでいるユーザー
    ※この人たちが、本当に利用しやすいものを考えないいけない。
 

ペーパープロトタイピング

某ケーキショップを例として、
スマートフォンサイトのペーパープロトタイプを作成します。

■ペーパープロトタイプの注意点
 ボタンのサイズは 44ポイント程度
 ボタンとボタンのとギャップ(感覚)
 ※スマートフォンの文字入力は、縦のギャップが広く取られている。
 (横は間違えにくいが、縦は間違えるので。)
  ※文字入力は極力避けよう

ペーパープロトタイプを作成。

終わったら、被験者で簡単にユーザーテスト。
大体は問題なかったけど、 設計で修正が必要な箇所が何カ所かありました。

まとめ

HCDでのペーパープロトタイピングでは、
事前にシナリオ設計などがあり、
シナリオの検証をしてからのペーパープロトタイプ作成になることが普通ですが、
今回はペーパープロトタイプのみの作成だったので、
シナリオを考えるところで、戸惑っている人もいました。

Web業界でも、
シナリオ作成からユーザーテストまで、
一貫で体験できるワークショップとかあればいいですね。

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