■表計算ソフトの素晴らしさ
▼表計算ソフトを使いこなす
▼表計算ソフトとデータライフサイクル
計画は、組織的な標準に基づいて、スプレッドシートで作業するユーザーのための計画を立てることです。
たとえば、セルの書式設定、強調する見出し、配色、データポイントの並べ方の設定などが含まれます。
時間をかけてこれらの標準を設定することで、コミュニケーションが向上し、一貫性が確保され、
関わる人たちがより効率的に時間を使えるようになります。
取得は、オンライン調査アプリケーションやデータベースなど、
他のデータソースにスプレッドシートを接続することで、
ソース別のデータを取得することです。データは、スプレッドシートの中で自動的に更新されるため、
得られる情報も常に最新で正確なものになります。
管理は、スプレッドシートでさまざまなデータを管理することです。
これには、情報の保存、整理、フィルタリング、および更新が含まれます。
また、表計算ソフトでは、データにアクセスできる人、情報の共有方法、
データの安全性とセキュリティの保持方法などを設定できます。
分析は、スプレッドシートでデータを分析し、より良い意思決定に役立てることです。
表計算ソフトにおける代表的な分析方法としては、データを集計したりレポートを作成するための数式や、
わかりやすくビジュアライゼーションするためのピボットテーブルなどがあります。
保管は、あまり活用しないものの後で参照する必要があるスプレッドシートを
既存のツールでアーカイブ化することです。これは特に、更新される前の過去データを保存したい場合に便利です。
破棄は、そのスプレッドシートが今後必要ない場合、またはより良いバックアップコピーがある場合、
法律上またはセキュリティ上の理由から破棄すべきデータを捨てることです。
多くの企業では、データが適切に破棄されるよう、
一定の規則や対策を講じることを義務付けていますので注意しましょう。
▼Google スプレッドシート
Google スプレッドシート クイック リファレンス
▼表計算ソフトのエラーと修正に関する詳細
データをフィルタリングして、スプレッドシートが複雑にならないようにする
スクロールしても各列に何があるかがわかるように、ヘッダーを活用、固定する
数字を掛けるときは、Xではなくアスタリスク(*)を使用する
すべての数式と関数を等号(=)で始める
開き括弧を使用する場合は、もう一方の端に閉じ括弧があることを必ず確認する
フォントを読みやすいものに変更する
枠線の色を白にして、白紙から作業する
ローデータだけのタブと、必要なデータだけのタブを別に作る
■課題解決の前に、まずは課題を理解する
▼課題領域
▼作業範囲(SOW)と構造化思考
作業指示書(Statement of Work)と作業範囲(Scope of Work)を混同しないようにしましょう。
どちらも SOW と略され、どちらも成果物やスケジュールを定義するために使用されますが、
同じものではありませんし、同じように使用されるべきではありません。
作業指示書とは、ベンダーや請負業者が組織に提供する製品やサービスを明確に特定するための文書です。
ここには目的、ガイドライン、成果物、スケジュール、コストなどが含まれます。
一方、作業範囲は、プロジェクトベースで、プロジェクトの期待値と境界線を設定するためのものです。
作業範囲は、プロジェクトの成果を定義するために、作業指示書に含まれることもあります。
若手データアナリストの場合、作業指示書よりも作業範囲の作成を求められることが多いようです。
▼良いSOWとは
SOW には標準的な書式はありません。組織やプロジェクトによって大きく異なる場合がありますが、
いくつかの基本的な内容は共通しています。
成果物:プロジェクトの成果、どのような作業が行われ、何が生み出されるのかを指します。
プロジェクトが完了したとき、ステークホルダーに何を納めることが期待されているでしょうか?
このプロジェクトではデータを収集するのか、その場合どれくらいの量、期間、データを収集するかなど、
具体的に書きましょう。
曖昧な表現は避けましょう。例えば「交通問題の解決」では、範囲が特定されていません。
道路の穴埋めから新しい高架橋の建設まで、あらゆることが考えられます。
数字を使い、測定可能な目標やゴールを具体的に設定しましょう。
例えば「市域内の交通規則に関する問題点トップ10の特定および、
交通渋滞を緩和するために最も費用対効果の高い解決策トップ3の特定」などです。
マイルストーン:これはタイムラインと密接に関係しています。
プロジェクトの進捗を示す主なマイルストーンは何か、
プロジェクトの一部分を完了したとみなすタイミングはどのように把握するか、などがあります。
マイルストーンは、あなた自身やステークホルダー、またプロジェクトマネージャーなど
他のチームメンバーによって定められることもあります。
例えば「必要なデータの50%( 100 件のアンケート回答)の収集・処理」といった
大きなプロジェクトにおける小さなステップ、または「初期データ分析レポートを完成させる」
「完成したダッシュボードの可視化と分析レポートをステークホルダーに提供する」といった
大きなものにもなりえます。
タイムライン:タイムラインは、プロジェクトのために作成したマイルストーンと密接に連携します。
これは各ステップにどれくらいの時間がかかるかを予想するためのものです。
プロジェクトが予定通りに進んでいるか、関係者全員が判断できるように、
タイムラインは具体的にしましょう。
成果物はいつ完成するのか
プロジェクトが完了するまでの期間はどのくらいを想定しているか、
計画通りに進んだ場合、プロジェクトの各要素にそれぞれどれくらいのかかると予想されるか、
あるいは各マイルストーンの達成はいつ頃になると予想されるか、などです。
レポート:よいSOWは、ステークホルダーにいつ、どのように状況を報告するかという基準も定めています。
ステークホルダーやスポンサーと進捗状況をどのように、どれくらいの頻度でやり取りするのか、
進捗は毎週報告されるのか、それはマイルストーンが完了したときなのか、
進捗報告にはどのような情報が含まれるか、などです。
SOW は最低限、上記の点に関連する問いかけに対する答えとなる必要があります。
これらの領域は、プロジェクトによって異なる可能性があることに注意してください。
肝心なのは、SOW文書がその目的を果たすよう、具体的かつ適切で、正確な情報を含むようにすることです。
プロジェクトで何かが変更された場合、SOWはそれらの変更を反映する必要があります。
■コンテキストの重要性
・コンテキストは属人的
誰が: データの収集、および/または資金提供を行った個人や組織
何を: データが影響を与える可能性のある世の中のこと / もの
どこで: データの起源
いつ: データが作成または収集された時期
なぜ: データが作成または収集された理由
どうやって: データの作成または収集に用いた方法
▼ウィークリーチャレンジ3
関数と数式に関するものですごく簡単。
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