横浜デジタルアーツ専門学校「ユーザーエクスペリエンスデザイン講座」2012年03月01日(木)

最終日となる3日目の授業は、
2日目で抽出した「価値」「アイデアの種」として、
より具体的なアイデアとしてデザインしてもらいます。

まずは全体の説明を行い、
まだ、KA法のアイデアをまとめきれてないグループもいるため、
昨日の続きからスタート。

アイスブレイク

ブレストの前に、
ウォーミングアップとして、
「30サークル」「拍手ゲーム」を行いました、
これは、専修大学の上平先生が、
ブレインストーミングの前に取り入れている方法です、

本当は、インプロと呼ばれる寸劇まで行いたかったんですが、
時間的・場所的な制限もあったため、
今回は簡単なワークショップまでとしました。

30サークル

拍手ゲーム

自分も上平先生の授業で、
拍手ゲームをしたのですが、
学生さんの場合は、自分たちよりも上手くはできてなかったようです、

こういったところにも、
人の経験値などが現れるのかなぁと思いました、

拍手ゲームは楽しんでいただけたようなので、
良かったと思います。

ブレインストーミング

KA法で抽出したアイデアの種を、
いくつか抽出して、具体的なアイデアコンセプトまで落とし込みます。

方法としては、
(1)全体を見て、組合わさりそうなアイデアの種を組み合わせて考えてみる。
(2)ランダムにアイデアの種を組み合わせて強制的に発想してみる。

ようにしてみました。

チームによって、
価値からアイデアへジャンプさせるのが上手くいかないチームもありました、

KA法のアイデア抽出が抽象的すぎると、
ここら辺が上手くいかなくなりますねぇ。

このチームはアイデアの候補を組み合わせて、
壁に集約しています。

このチームはランダムで「アイデアの種」のポストイットを選んで、
発想できそうなパターンをどんどん抽出しています。

また、KA法のアイデアの種をまとめるときに、
価値への注目が薄くなってしまい、
キーワード的なものだけになってしまったチームもいて、
何回か、アドバイスを入れて、価値から離れないようにしてもらいました、

ここらへんも社会人経験のある人たちは、
発想のジャンプ力が上手くて、
いくつか良さそうなアイデアが生まれていました。

シャッフルディスカッション

(1)アイデアを言語化することによる整理
(2)他者からのフィードバック
(3)他のアイデアからのさらなる発想

を目的として、シャッフルディスカッションを行いました、

本当は、チーム全体で移動してもらう予定でしたが、
この時点でアイデアが抽象的すぎるチームがいたので、
とりあえず、チームで1人は説明役に残っていただきました

当初は、シャッフルディスカッションまで予定に入れてなかったのですが、
アイデアプラントの石井さんのツイートに流れてきた資料を見て、
直前に、プログラムを調整しました。

アイデアの可視化

シャッフルディスカッションから得たことも含めて、
再度アイデアを見直してもらい、
最終的に、発表できる形にしてもらいました。

今回については、
発表の形式や方法は問わずに、
わかりやすく伝える方法を考えてもらいました。

発表

ジャンケンで負けたDチームから発表

■Dチーム

海画教室
スキューバダイビングをして、その体験を絵として描き、
思い出を残すことができる。

アクティブファイブ
クイズを出題し、
5人のチームでアスレチックをしながらクイズを解いて行く
頭と体を使って、苦難を乗り越えることで、
チームの絆が強くなる。

■Aチーム

ココPhoto
写真を取る際に、写真をとる制限を加えることで、
より楽しめるようになる。

ある特定の場所を指定して、
その写真を取ってサイトに投稿してもらう。

サイトからはランダムに写真を配信

■Cチーム
このチームはアクティングアウトで発表。

みんなの倉庫
高い製品や家に置いてあるあんまり使わないものを、
お店に提供して、自分の使いたいときだけ借りることができ、
家に無駄なものを置かない、
企業にある型落ち製品なども提供することによって、
在庫を抱えずに、サービスを提供することができる。

■Bチーム

パートナーと大冒険
テレビ局の企画で、
犬と人をペアーで旅にしてもらう。

一緒に無人島や世界中で、
宝探しや冒険をしてもらう。

冒険の楽しみや、
犬との絆を作る喜び。

なかなか、アイデアの発想が上手くいかず、
他のチームからツッコミを受けていたチームもありました。

本来であれば、
この発表のフィードバックを反映し、
さらにシナリオを精緻化していく流れとなりますが、
今回の授業はここまでとなります。

3日間の授業を終えて

正式な講師としてワークショップを行うことは今回が初めてでした、
アウトプットしてみると、
いかに今まで、大切なことを教えていただいていたか、
身にしみてわかるようになりました。

「講義→繰り返し→アウトプット」をしてみると、
いっそう知識が深まりまるとともに、
これからの課題なども見つかったような気がします。

ご指導いただきました、
横浜デジタルアーツ専門学校の浅野先生、宮下先生
千葉工業大学の安藤先生山崎先生
専修大学の上平先生
グラグリッドの三澤さん
hcdvalueの皆様に、
あらためて、御礼申し上げます。

お茶会

授業終了後に、
生徒さん達にお茶会を開いていただきました、
(未成年なので、お菓子とジュースで。)

色々紆余曲折はありましたが、
まったりとお話できました。

翌日にAppleStoreでプレゼンがあるため、
プレゼンの練習をする子も。

省察

特に懇親会とかないのかなぁと思いつつも、
疲れていたので、
帰宅しようかと思い、自宅に向かいましたが、
途中で、呼び戻され、
菊名の「まりも」で待つようにとの指令が・・・

なんか凄く入るのに勇気がいったんですが、
思い切って入ってみると、
普通の定食屋さんで、
「あっ、今日はご飯ものは終わっちゃったんですよ」
と言われ、
「ん?」と思いつつも、
「飲み屋じゃないんですか?」と聞いてみると、
2つのお店がくっついていて、
「定食屋のまりも」と「飲み屋のまりも」が、
背中合わせになっているお店でした。

「飲み屋のほうのまりも」に入ると、
常連さんが2名いて、
かなりアウェーな状況で待つことに・・・

座ったものの、どうすればいいのかわからずに固まっていると、
常連さんが優しく話しかけてくれたので、
助かりました。

店内には日本酒が並んでいて、
飲みたいイメージを伝えると、お酒を選んで出してくれます。

20分後ぐらいに、
先生方お2人が到着して、
3人で楽しく飲みました。
(いつもの浅野先生が不参加・・・)

次はあるのかな・・・

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