2012年08月16日 情報デザインフォーラム「コミュニケーションデザインワークショップ」

情報デザインフォーラム主催の
コミュニケーションデザインワークショップ」に参加してきました、
1日で、アイデア出しからインフォメーショングラフィックスまで作成するという、
かなり厳しめなワークショップです。

久しぶりの千葉工大です。

ローソンでソルティライチを買って、
通用門へ、
通用門前で横浜デジタルアーツ石橋さんと石渡さんに遭遇。

なぜか受付が安藤先生と荒木さん。

チーム1なんですが、
そのテーブルで準備しているために座れずw

チームは6チームで、
半分が社会人、半分が学生でした、
夏休み中のはずなのに、みんな熱心です。

自分はチーム1で、横浜デジタルアーツの石橋さんと、
常葉学院大学の星野さん、
多摩美術大学院の秋山さん、
千葉工大の学生が3名。
社会人は僕と松本さんの2名でした。

各チームには、
千葉工大の生徒がドキュメンテーション担当として参加し、
議論にも参加しつつ、リアルタイムドキュメンテーションを行います。

となりのチームには、
安藤先生が参加者として参加している・・・

講義

■テーマ【東新製作所】
 今日は大田区の中小企業である東新製作所の業務や活動を、
 インフォメーショングラフィックスにて可視化して、
 共有や継続をしていくためのツールを考えることです。

▼千葉工業大学 山崎先生から挨拶

 ・5月4日に横浜デジタルアーツにて情報デザインフォーラムを行った。
 ・9月16日に第10回の情報デザインフォーラムを行う。

▼公立はこだて未来大学 原田先生
 今日一日の大まかな流れ
 今まではプロダクト系のデザインワークショップが多かったが、
 今回はコミュニケーションのデザインのワークショップ。

 情報・知識を共有、活用するための視覚化
         ↓
       道具としてのインフォメーショングラフィックス

 (1)情報をまとめ、全体像を見る。
    ※最初からフィルターをかけない。

 (2)意図を持って物語る
    手に入れた情報を全部出すのではなく、整理して抽象化する。

  ※今回は特定のフレームワークを使うのではなく、
   型を見つける。

 
▼専修大学の上平先生からは全体の流れの説明。

▼東新製作所の石原社長から東新について。

 ・付加価値の高いモノ作りを目指している。
 ・石原社長は2代目

▼業務内容
  金属容器、溶接、レーザーカッター、各種設計&エンジニアリング

  ※加工技術のレベルとしてはかなり高い。
  ※デジタルとアナログとの融合によるデザイン
   (モノ作りのなかに参加型のデザインが入って、可能性が広がった。)

  ・今は、受託加工がメインだが、
   デザインを生み出すメーカーにシフトチェンジしようとしている。

 ▼連携・ネットワーキング
  大田区ネットワーク
  ※客がいないので、「発電会議」というワークショップをやっている。 
   →人脈づくりができている。
    山崎先生のこともそれに参加したIBMの人に教えてもらった。

 ・海外展開、進出(ベトナム)
  海外は意識しているレベル

 ・お客さんのニーズに求めるようなモノ作りが増えている。

 ▼発電会議
  http://hatsudenkaigi.jimdo.com/
  http://www.facebook.com/hatsudenkaigi
  
  ・世界一カワイイを開発
  ・レーザーカッターと3Dプリンタがコンビニにあったらどうなるか

   製造業側は3割、残りは学生や社会

 ▼ビジネスモデル
  受託と自社開発の割合を半々に。
  3年後には売上を倍に。

■質疑応答

・山崎研究室との産学協同は、ビジネスとして利益になるのか?
  
  ・デザインの力で業務改善などを望んでいる。
  ・他の中小企業の支援をしていく

・大田区ネットワークでワークショップをしたとのことだが、
 ネットワークは上手くいっているのか?

 →ワークショップを中小企業を支援する企業にお願いしているが、
  その人たちは人脈づくりがメインだが、東新側はデザインのアイデアが欲しい。
  また、ワークショップでうみでたもの権利

・社会に対するビジョンは?
  →未来の工場
    ・超高速開発プラットフォーム
    ・直開発&直販(マイクロモノづくり)
    ・学習・成長・進化の場

ワークショップ

 石原社長の話を聞いて付箋をたくさん書き、
 それをKJ法で纏めていく。

途中で「TUBE GRAPHICSの木村さん」から補足のコメント。 
 もやもやしているものをもっとはっきりとしていく
 →15分で自分たちのアイデアを可視化する。
  それを他のグループに3分でプレゼンする。

  会社の特徴を出すための情報を、
  付箋の中から集約していく。

模造紙に張り出した付箋の中から、
 アイデアっぽいものが固まりつつあったので、
 個人でアイデアをつくり、
 みんなで共有。

ここまでで午前中が終了。
 時間もないので、コンビニでお昼をすませる・・・

 昼食もそこそこに午後の部がスタート。

何に注目するか考え、
 「社長が中心の会社なのでは?」という話になり、
 別の模造紙にインフォメーショングラフィックスのたたきを作る。

それをとなりの4チームとシャッフルディスカッション

 この時点では仮説なので、
 石原さんにインタビューさせていただき、
 「事実」を聞き出す。

発表

 僕たちのチームですが、
 「お寺みたいな宗教に関わるものはNG」といわれ、
  撃沈しました・・・

 一番、好評だったのが、
 安藤先生のいたチーム4、
 ちょっとずるい。
 
 あと、ほとんどのチームが
 「ホッパー君」ってゆうキャラクターを使ってました・・・

横浜デジタルアーツの石渡さんもプレゼンで活躍。

総括

▼チューブグラフィックス 木村さん
 インフォメーショングラフィックスで一番大事なのは観察。
 実際の現場に行けなくても、
 石原さんに積極的に聞くような姿勢を見せて欲しかった。

▼小路さん
 どうジャンプさせるかが勝負だった。
 
▼安藤先生
 聞いたことだけではなく、聞けなかったことに対して「問い」がたったか?
 が重要。

▼原田先生
 石原先生の話を聞いて、ヒントがあったので、
 リアルタイムドキュメンテーションに印をつけていたのに、
 誰も拾ってくれなかった。

 アウトプットのときに、
 それが普通なのか、面白くないのかの判断が必要。
 それを捨てる勇気も必要。

▼石原さん
 インフォメーショングラフィックスのなかで、
 実際に使えそうなアイデアもいくつかあった。

先生方の講評についても、
ドキュメンテーションされてました。

雑感

 今回ですが、インフォメーショングラフィックスを作る時間としては、
 ちょっと時間が足りなかったところもありました。
 とはいいつつも、石原社長にインタビューを重ね、
 事実を重ねて可視化できていったのは、
 チームとしては良かったのかなーと思います。
 
 それにしてもハードなワークショップでした・・・

 元千葉工大の先生でリアルタイムドキュメンテーションの大家である原田先生も、
 話を聞きながら、ドキュメンテーションでしてました、
 
 それを見てしまうと、
 ある意味正解がわかってしまうので、
 見ないようにしていました。

懇親会

いつものごとく、
津田沼の「くいものや わん」で懇親会。

女子大生に囲まれて、
すごいプレッシャーでした・・・

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