情報デザインフォーラム主催の
「コミュニケーションデザインワークショップ」に参加してきました、
1日で、アイデア出しからインフォメーショングラフィックスまで作成するという、
かなり厳しめなワークショップです。
久しぶりの千葉工大です。
ローソンでソルティライチを買って、
通用門へ、
通用門前で横浜デジタルアーツ石橋さんと石渡さんに遭遇。
なぜか受付が安藤先生と荒木さん。
チーム1なんですが、
そのテーブルで準備しているために座れずw
チームは6チームで、
半分が社会人、半分が学生でした、
夏休み中のはずなのに、みんな熱心です。
自分はチーム1で、横浜デジタルアーツの石橋さんと、
常葉学院大学の星野さん、
多摩美術大学院の秋山さん、
千葉工大の学生が3名。
社会人は僕と松本さんの2名でした。
各チームには、
千葉工大の生徒がドキュメンテーション担当として参加し、
議論にも参加しつつ、リアルタイムドキュメンテーションを行います。
となりのチームには、
安藤先生が参加者として参加している・・・
講義
■テーマ【東新製作所】
今日は大田区の中小企業である東新製作所の業務や活動を、
インフォメーショングラフィックスにて可視化して、
共有や継続をしていくためのツールを考えることです。
▼千葉工業大学 山崎先生から挨拶
・5月4日に横浜デジタルアーツにて情報デザインフォーラムを行った。
・9月16日に第10回の情報デザインフォーラムを行う。
▼公立はこだて未来大学 原田先生
今日一日の大まかな流れ
今まではプロダクト系のデザインワークショップが多かったが、
今回はコミュニケーションのデザインのワークショップ。
情報・知識を共有、活用するための視覚化
↓
道具としてのインフォメーショングラフィックス
(1)情報をまとめ、全体像を見る。
※最初からフィルターをかけない。
(2)意図を持って物語る
手に入れた情報を全部出すのではなく、整理して抽象化する。
※今回は特定のフレームワークを使うのではなく、
型を見つける。
▼専修大学の上平先生からは全体の流れの説明。
▼東新製作所の石原社長から東新について。
・付加価値の高いモノ作りを目指している。
・石原社長は2代目
▼業務内容
金属容器、溶接、レーザーカッター、各種設計&エンジニアリング
※加工技術のレベルとしてはかなり高い。
※デジタルとアナログとの融合によるデザイン
(モノ作りのなかに参加型のデザインが入って、可能性が広がった。)
・今は、受託加工がメインだが、
デザインを生み出すメーカーにシフトチェンジしようとしている。
▼連携・ネットワーキング
大田区ネットワーク
※客がいないので、「発電会議」というワークショップをやっている。
→人脈づくりができている。
山崎先生のこともそれに参加したIBMの人に教えてもらった。
・海外展開、進出(ベトナム)
海外は意識しているレベル
・お客さんのニーズに求めるようなモノ作りが増えている。
▼発電会議
http://hatsudenkaigi.jimdo.com/
http://www.facebook.com/hatsudenkaigi
・世界一カワイイを開発
・レーザーカッターと3Dプリンタがコンビニにあったらどうなるか
製造業側は3割、残りは学生や社会
▼ビジネスモデル
受託と自社開発の割合を半々に。
3年後には売上を倍に。
■質疑応答
・山崎研究室との産学協同は、ビジネスとして利益になるのか?
・デザインの力で業務改善などを望んでいる。
・他の中小企業の支援をしていく
・大田区ネットワークでワークショップをしたとのことだが、
ネットワークは上手くいっているのか?
→ワークショップを中小企業を支援する企業にお願いしているが、
その人たちは人脈づくりがメインだが、東新側はデザインのアイデアが欲しい。
また、ワークショップでうみでたもの権利
・社会に対するビジョンは?
→未来の工場
・超高速開発プラットフォーム
・直開発&直販(マイクロモノづくり)
・学習・成長・進化の場
ワークショップ
石原社長の話を聞いて付箋をたくさん書き、
それをKJ法で纏めていく。
途中で「TUBE GRAPHICSの木村さん」から補足のコメント。
もやもやしているものをもっとはっきりとしていく
→15分で自分たちのアイデアを可視化する。
それを他のグループに3分でプレゼンする。
会社の特徴を出すための情報を、
付箋の中から集約していく。
模造紙に張り出した付箋の中から、
アイデアっぽいものが固まりつつあったので、
個人でアイデアをつくり、
みんなで共有。
ここまでで午前中が終了。
時間もないので、コンビニでお昼をすませる・・・
昼食もそこそこに午後の部がスタート。
何に注目するか考え、
「社長が中心の会社なのでは?」という話になり、
別の模造紙にインフォメーショングラフィックスのたたきを作る。
それをとなりの4チームとシャッフルディスカッション
この時点では仮説なので、
石原さんにインタビューさせていただき、
「事実」を聞き出す。
発表
僕たちのチームですが、
「お寺みたいな宗教に関わるものはNG」といわれ、
撃沈しました・・・
一番、好評だったのが、
安藤先生のいたチーム4、
ちょっとずるい。
あと、ほとんどのチームが
「ホッパー君」ってゆうキャラクターを使ってました・・・
横浜デジタルアーツの石渡さんもプレゼンで活躍。
総括
▼チューブグラフィックス 木村さん
インフォメーショングラフィックスで一番大事なのは観察。
実際の現場に行けなくても、
石原さんに積極的に聞くような姿勢を見せて欲しかった。
▼小路さん
どうジャンプさせるかが勝負だった。
▼安藤先生
聞いたことだけではなく、聞けなかったことに対して「問い」がたったか?
が重要。
▼原田先生
石原先生の話を聞いて、ヒントがあったので、
リアルタイムドキュメンテーションに印をつけていたのに、
誰も拾ってくれなかった。
アウトプットのときに、
それが普通なのか、面白くないのかの判断が必要。
それを捨てる勇気も必要。
▼石原さん
インフォメーショングラフィックスのなかで、
実際に使えそうなアイデアもいくつかあった。
先生方の講評についても、
ドキュメンテーションされてました。
雑感
今回ですが、インフォメーショングラフィックスを作る時間としては、
ちょっと時間が足りなかったところもありました。
とはいいつつも、石原社長にインタビューを重ね、
事実を重ねて可視化できていったのは、
チームとしては良かったのかなーと思います。
それにしてもハードなワークショップでした・・・
元千葉工大の先生でリアルタイムドキュメンテーションの大家である原田先生も、
話を聞きながら、ドキュメンテーションでしてました、
それを見てしまうと、
ある意味正解がわかってしまうので、
見ないようにしていました。
懇親会
いつものごとく、
津田沼の「くいものや わん」で懇親会。
女子大生に囲まれて、
すごいプレッシャーでした・・・
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