【KDDIのUXデザイナーが語る】顧客に寄り添い意識を変化させるプロジェクトの進め方 2023年11月9日

【KDDIのUXデザイナーが語る】顧客に寄り添い意識を変化させるプロジェクトの進め方 UI
【KDDIのUXデザイナーが語る】顧客に寄り添い意識を変化させるプロジェクトの進め方
【KDDIのUXデザイナーが語る】顧客に寄り添い意識を変化させるプロジェクトの進め方 - ポップインサイトウェビナー
ポップインサイトの主催する参加無料のUXウェビナー - 11月9日(木)13時からは、KDDI株式会社 のUXデザインに携わるお二人がご登壇。顧客に寄り添いながら、デザインに関する一般的な誤解を解きほぐし、プロダクトの真の価値を追求するプロジェクトの進め方とは?デザインに対する意識を変化させるプロジェクトの進め方につい...

橋本 真吾さん
KDDI株式会社 DX推進本部
UX/UIデザイナー

諸麦 克紀さん
KDDI株式会社 DX推進本部
UXデザイナー(入社1年目)

■KDDIの紹介
 サービスデザインGに所属

■サービスデザインGの取り組み
 ・空間自在ワークプレイス
 ・au price

■主なプロジェクト体制
 ・サービス提案・アジャイル開発

■ノンデザイナーのお客さまに対するアプローチ方法
 サブテーマ:お客さまのマインドの変え方、リサーチ結果の見せ方

■01 提案編

UIカッコよくしてくれない?

 なぜこのような声が上がるのか

 ・かっこ悪いを言語化できていない
 →実際にUIを試験的にレビュー
 →お客さまがUIに対して不満に思ってそうなところを言語化する

 ・ビジョンが明確でない、反映されていない
 →UI改善に注目した一時的な回答
  そのまま改善したとしても上部だけの改善になってしまう。
 
  JJGのUX5段階モデル
  →お客さまへのアプローチ
   お客さまに表層だけでなく戦略から改善が必要と提案する

  戦略からのアプローチについて説明
   ・UXデザインの概論
   ・デザインプロセスの説明
   ・必要なスケジュール

  ダブルダイヤモンド

 ▼お客さまの気持ちの変化
  UIカッコよくしてね
  →UXからの改善をぜひお願いしたい

■プロジェクトの流れ

▼アイスブレイク+自己紹介
 目的:意見を出しやすい関係になること

 メリット
・テーマに対して実体験を振り返ることでジブンゴト化して考えることにつながる
・人となりを知ることができ、コミュニケーションがとりやすくなる
・テーマに沿っていると、普段聞けないようなパーソナルなことも聞ける

▼ワークショップ
目的:どういうふうにプロジェクトを企画して行きたいか
プログラム例
・事前リサーチをもとにディスカッション
・それぞれ実現したいことを共有する
・今後決めていくことの共有

ワークショップで意識していること
・お客さまのヒアリングも兼ねている
・お客さまの既存アセットを表示しておいて、自社の強みを再確認してもらう
・意見が出しやすいようにキーワードで補助する

▼UXリサーチ
 ワークショップでわかった課題をUXリサーチに反映

 アンケート
 インタビュー

 ※アンケートはUXリサーチ的に良くはないよなあ。
  なんのためのワークショップなのか。

 リサーチ項目を検討するときに注意すること
 意見を言ってくれないお客様へ「〇〇はいかがですか?」
 とインタビューする

 ※これも悪手だよなぁ。

▼ワークショップ(完了報告前)
目的:お客さまと新しいビジョンのすり合わせ
 プログラム例
  ・UXリサーチ結果共有
  ・既存サービスのas-is/to-beを確認
  ・これまでの結果を踏まえた新しいビジョンを検討する

 ワークショップの違い

 1回目
 ・事前リサーチをもとにディスカッション
 ・それぞれ実現したいことを共有する

 2回目
 ・UXリサーチの結果共有
 ・既存サービスのas-is/to-beを確認
 ・これまでの結果を踏まえた新しいビジョンを検討する

 ワークショップで意識していること
 ・リサーチ結果に基づいてワークショップの構成を考える
  ワークを通してリサーチ結果を飲み込みやすくなるように意識
 ・意見が発散しすぎないように配慮する
  収束フェーズなのである程度意見が絞れるような設計にする
 ・完了報告で認識齟齬に陥らないように議論する
  発散した意見を収束させて認識を合わせる

▼完了報告

 概要
  これまでのリサーチ結果やワークショップの内容を踏まえて
  改善案を報告する

  成果物例
   ・リサーチ結果
   ・報告資料

 調査結果の見せ方を工夫する
  プロジェクトの流れを意識した成果物にする

 リサーチ→リサーチ結果サマリ→上司報告

 メリット
  調査結果からどう改善すべきかがイメージしやすくなる
   ・プロジェクトの流れでビジョンの意図を伝える
   ・UIデザインに落とし込むことでイメージを伝える

  お客さまが上司に成果物を説明しやすくなる
   ・報告資料をそのまま上司報告に利用できるようにする

▼この後の進め方
 ペルソナ・カスタマージャーニー・ワイヤーフレーム

■まとめ 本日のテーマ
 
 メインテーマ
  ノンデザイナーのお客様に対するアプローチ法

 サブテーマ
  お客さまのマインドの変え方
  リサーチ結果の見せ方
 

■Q&A

Q.UXについてどのように学んでいますか?おすすめの書籍や、
リサーチの会得方法などあれば教えてください。

A.橋本さん:書籍:UXデザインの教科書

初学者にはヘビーな内容

リサーチは座学で学ぶのは難しい。実際にアウトプットする必要がある。プロジェクトでやるのが一番だが、難しい場合はUXのイベントなどで体験するのが良い。

諸麦さん:書籍:はじめてのUX図鑑

Q.お客様の主観が強く、戦略から提案してもなかなか通らないことがあります。その場合はどのように対応していますか?

A.理解してもらえないこともある。とりいそぎUIを直したいといわれても、見た目だけのサイトになってしまい。使えないサービスになってしまい壁にぶつかってしまう。急がば回れではないが戦略から実施するのが良いことを伝える

Q.ワークショップ運営など参考になるお話ありがとうございました。
提案時のクライアントコミュニケーションについて質問です。表層だけではなく戦略の部分から改善を、となるとプロジェクトの期間が長くなる、費用面などの懸念を示されることがあります。そのような場面で、費用対効果などの説明を求められた場合どのようにお話しするのが良いのでしょうか。

A.デザインプロセスの理解を深めてもらう。
 海外の事例等を伝える。

Q.UXデザイナーとして、将来のキャリア目標を教えていただけますか?

A.諸麦さん:まだ模索中ってのもある。UXデザインを学んでサービスデザインとかも視野に入れ、企業と協業できるようになりたい。

橋本さん:UX領域は非常に広いので、足りてない部分を学びつつ、デザインの力でお客様の課題を解決できるようなUXデザイナーになれたらいいなと思います。

※なんか内容が軽いんですよねー、表面的にUXデザインやワークショップをやっている感じで。書籍で学んでいるからかなー
ちょっといまいちなウェビナーでした。

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