サイトリニューアルの失敗事例から学ぶ、SEOで「やらない」こと 2024年01月17日

■株式会社ブランディングワークス
 根谷泰順さん

▼自己紹介
Web歴としては10名
SEOコンサル、Webディレクターとして従事

▼リニューアル「失敗」とは
 ・反響が落ちた
 ・デザイン重視偏重
 ・サイト運用の機能性低下
 ・反響への貢献ページの喪失
 ・SEO状況が極端に悪化

 →なぜ?要因を分解してみる

▼前提:SEOの評価要素
 ・コンテンツ評価
 ・外部評価:外部リンク
 ・内部評価:Googleのガイドラインに沿った構築・
  仕様でサイトを構築できているか。

▼失敗事例1 コンテンツ評価 関連
 ・データ参照元 Ahrefs

 ・削除してはいけないコンテンツを削除した。
 ・移管コンテンツに関してリニューアル
  タイミングで301転送未実施

▼失敗事例2 外部評価 観点
 ・ドメイン配下からサブドメインにECサイトが移管
  されるに伴い外部評価が弱体化
 ※サブドメインはドメイン配下より外部リンク評価
  の伝達が弱まるため
 ・新旧 URLでの301転送未実施

▼失敗事例3 内部評価 観点
 ・新旧URLでの301転送未実施
 ・記事コンテンツでも同様のエラーで評価低下、
  ドメイン内で獲得していた順位獲得キーワード総数が
  減少したことによりSEO低迷が加速

▼参考:成功事例
 ・SEO観点での内部リンク構造の最適化
 ・新旧URLでの301転送
 ・SEOを考慮したサイトコンテンツ運用
 
▼成功事例:外部評価事例
 ・外部評価の高いドメインの見極め
 ・信頼性(EEAT)に貢献する要素の見極め
 ・新旧URLでの301転送

▼リニューアル成功の為に「やらないこと」
 ・SEO評価指標を理解しないまま進行する
 ・SEO評価への貢献要素を削除してしまう
 ・新旧コンテンツで301転送の未徹底

▼制作会社が直面するSEO関連のトラブル
A.自社が過去に提案、推し進めた内容により、身動きが取りづらい
 →時々のアルゴリズムに合わせて見直すスタンスを事前に
  伝達しつつ制作進行する
・リニューアル後、サーバーへの負荷が大きく安定してサイト表示ができない
 →サーバー容量のカスタム、クローラーの回遊範囲の制限
・コンテンツのバックアップをとっていなかった
 →テスト環境の重要性と、テスト環境の維持管理を事前に
  打診し、過去サイトを保管もしくは、重要なURLだけでも
  Webアーカイブ登録へ。(Wayback Machine)

毎回思うんだけど、
誰もサーバーのお話は聞きたくないよ。

■質疑応答
 ・リソースがない中で、無形商材(toB)のオウンドメディアを伸ばす際に1番重要なこと
 →CV貢献ワードの見きわめ ※検索Volゼロのキーワードでもアプローチ

サーチコンソールで、公開して間もない記事に順位がつく意味、基準、信用してよいか
 →ドメインが強い場合、1-2か月で順位安定。新規ドメイン時は半年程度かかることも。基準は相対的に他検索結果=基準。信用して問題ないが、コアアップデートに注意

立ち上げから最速で成果を出すためのTips
 →Web化できたいない遊休資産コンテンツの活用・ステークホルダー連携

何回もでてきた301転送はここらへんで学習

301リダイレクトとは?サイトリニューアル時に必ず設定したい.htaccessの記述方法|Webマーケティング・SEO相談はデジ研
WEBサイトをリニューアルする際、古いURLに対して適切な処理を行わずにいると、様々な機会損失を発生させてしまいます。今回はサイトリニューアル時に使える.htaccessファイルを使った301リダイレクトの設定方法をいくつかご紹介します。

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