デザインミートアップ「Service Design in Gov #0」
デザイン庁がウェビナーを行うというので参加しまいした、
テーマは「デザインシステムとアクセシビリティ」です。
登壇者(予定):
英国 Government Digital Service(GDS)デザインチームおよびデザインシステムチーム
日本 デジタル庁サービスデザインユニット
■浅沼さんから挨拶
■増田さん
行政におけるデザインシステムのあり方に関する調査研究
■デジタル庁のデザインシステムとアクセシビリティ
大橋さん・伊敷さん
▼アクセシビリティチームのご紹介
・サービスデザインユニットの中に組成
・アクセシビリティアナリスト4名及びデザインプログラムマネージャー1名で構成
・全員が民間専門人材
・アクセシビリティアナリスト2名は全盲の視覚障害当事者
・専門的な知見からプロダクトレビューや、
デザインプロセスに関する助言をプロジェクトチームに対して提供。
1.デジタル庁デザインシステムの紹介
デジタル庁デザインシステム
https://www.digital.go.jp/policies/servicedesign/designsystem
※毎月デザインシステムを拡充、公開
▼デザインシステムの活用事例
デジタル庁所管システムに順次採用
地方公共団体でも活用が進む
2.デザインシステムにおけるアクセシビリティへの取り組み
・アクセシビリティが担保されている状態とは
目が見えなくても情報が伝わる・操作できること
キーボードだけで操作できること
一部の色が区別できなくても情報が欠けないこと
音声コンテンツや動画コンテンツでは、
音声が聞こえなくても何を話しているかわかること
・日本では428万人以上の人が
なんらかのサポートを必要としている。
視覚障害のある人
聴覚障害のある人
視覚と聴覚の両方に障害のある人
上肢障害のある人
発達障害や学習障害のある人、知的障害のある人
色覚特性がある人
高齢の人
一時的に障害がある状態の人
・デジタル庁ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック
https://www.digital.go.jp/resources/introduction-to-web-accessibility-guidebook
・WCAG2.2に対応したコンポーネント提供を
10月18日からスタート
WCAG 2.2が2023年10月05日にRecommendattionに。
デザインシステムでは10月18日公開のバージョンで、
WCAG 2.2に対応したコンポーネントを提供開始。
・色に依存しない情報提供
文中にリンクを表現する場合、リンクカラーを用いてテキストには下線をひきます。
リンクの色はカラーガイドを踏襲してください。
・コントラストの確保
3:1 or 4.5:1
プログレスインジケーター
・フォーカスの外観
WCAG 2.2で、新たに追加となった達成基準
「2.4.13 フォーカスの外観」に対応済み
・クリックやタップできる領域の確保
タップターゲットサイズを44×44 CSS px以上を確保
その他の各コンポーネントにおいてもこれを基本的に踏襲
インラインのリンクテキストでもすくなくとも24×24 CSS pxのターゲット領域を確保
3.デザインシステムでアクセシビリティに取り組むメリット
・効率性の確保、一貫性の向上
効率性:アクセシビリティ・ユーザビリティを効率的に確保できる
一貫性:ウェブサイトやサービス全体で一貫したデザインを提供できる
JIS X 8341-3:2016やWCAG 2.1に基づく試験を効率的に行うことができる
アクセシビリティ確保への取り組みの効率性も向上
・学習コストの低減、本質的な利用に注力
学習コストの低減:アプリやサービスの使い方を都度学習しなくてすむ
本質的な利用に注力:アプリやサービスで本来やるべきこと・やりたいことに集中できる
デザインシステム導入の一般的メリットを、障害のある当事者はより強く受ける
障害のある行政職員にとってのメリットはとても大きい
4.今後に向けて
・デザインシステムとアクセシビリティは両輪
コンポーネントのアップデートや拡充が今後も継続
実装サンプルコードの収集や調査などを進めており、何らかの形で共有したい
デザインシステムのロードマップの傍らには常にアクセシビリティがる
■イムラン・フセインさん
GDSのデザインシステムの取り組みを紹介
■座間さん
GDSとの関係について。
■鈴木さん
デザインシステムユニットについて。
※後々、デザイン庁のnoteにてレポートが公開されるとのことなので、詳細は割愛しました。
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