▼講師
・村田健介さん
・モンスター・アカデミア専属講師
▼はじめに
私たちが考えるビジネスに必要なUXデザインとは
誰もができる
ユーザーや顧客が本当に求める価値を探求すること
それをビジネスに活用する考え方
現代のビジネスシーンで、圧倒的な効果が見込まれる
▼本日のワークショップで得られること
・ユーザーのニーズを解像度高く把握する方法
・ユーザーにとっての理想のサービスとはなにかを理解する考え方
・ユーザーが本質的に求める価値をサービスに反映する考え方
▼ユーザーのニーズってなに?
・ユーザーの欲しいもの、もとめているものを
どの程度把握していますか?
・ユーザーニーズに寄り添った
サービスの在り方やビジネスの体験価値を考えることが
現在のビジネスでは必須とされています。
が、ユーザーは答えを知っているわけではない!
ユーザーニーズに沿わない誰も使わないサービスをつくれば、
顧客は離れていってしまう。
一番の良い方法はユーザーに会って話を聞くこと
言葉を鵜呑みにするのでなくニーズを深堀する
(ユーザーは答えを知らない。答えを作るのは技術者)
・「市役所の待ち時間が長いです。待ち時間の長さを短くできませんか?」
→「短くすることでなにをしたい、または得たいのか?」
声をもとに本来の欲求を深堀りすることでユーザーのニーズを理解する
→答えは様々
本質的なニーズを理解するには求めている理由を深堀りする
ユーザーの要望をそのまま聞くのではなく
その要望の先にどのようなニーズがあるのかを理解する。
その本質的なニーズを理解・分析することから
ユーザーが満足する体験設計の検討がはじまる。
ユーザーが望むサービスを
提案するためのUXデザインのプロセスは
左のように、事実をもとに具体と抽象を
行き来するトンネルのように実現できる。
(UXデザインの教科書より)
▼ビジネスとデザイン
ビジネスゴールとユーザーニーズが
一致する場所を模索し
テクノロジー、技術で実現していく。
そのプロセスそのものがデザインである。
技術がないとUXを達成しにくい。
▼解像度高くユーザーを理解する方法
個人の主観的な体験を計画するためには
特定の個人を定義する
特定の個人(ユーザー)=ペルソナ
▼ペルソナを設計し、解像度高くユーザーを理解する必要がある
▼ペルソナにあるよくある勘違い
・個人の情報に従うと偏ったプロダクトになる?
・万人受けしないサービスになる!スケールしない!
・ペルソナをつくらなくても自分も対象ユーザーなのでだいたい理解できている
▼民泊サービスのUXリサーチ(という名のお宅訪問)
某民泊サービスは、スケールしないと思い悩んだ時、
一人ひとりのお宅訪問をして、ユーザーのニーズを探りに行った。いかにユーザーの解像度を高めるかが大きなヒントになる。
Instagramも最初は位置情報共有アプリだった
Burbn(バーブン)
▼ペルソナとは特定の1人ではなくパターン化された属性
利用状況が同じであれば人は同じような行動・反応をする可能性が高い。
ペルソナとは属性だけの定義ではなく
とりまく状況を含めてニーズやゴールも定義することが重要。
▼悪いペルソナと良いペルソナ
×
・属性情報が多い
・取り巻く状況や環境が認識されていない
・サービスとの関係性や距離感が記載されていない
・サービスに対する期待値、ニーズなどがない
・事実に基づいていない
〇
・取り巻く状況や環境が記載されている
・サービスを通して達成したいユーザーのゴールが記載されている
・サービスに対する期待値やニーズが記載されてる
・ユーザー調査をもとにつくられている
▼ペルソナによってユーザーをパターン化し
再現性のあるデータとして扱うことができる
(自分の持つ仮説の検証)
これがUXの大きな特徴
▼利用のサービスを考える
ユーザーの求める理想的なサービスを一緒に考えてみましょう
ユーザーの事実や特徴的な行動や思考に着目して
ユーザーにとっての理想的なサービスを考えてみましょう。
・ユーザーは街中にあるコーヒーチェーンになにを求めている?
理想のサービス(良いUX)をトンネルの図で考える
▼自らの行動体験を考察する
①体験からどのような思考・感情を抱いた?
②独自の体験、サービス、振る舞いはなに?
③なぜこの体験、接客、内装、商品なのか?
④ユーザーはどんな課題やニーズを持っている?
▼まとめ
アイデアは技術がないと
発散の合理性は生まれない!
何かの技術との組み合わせで
最適なアイデアが生まれる。
ただし、ユーザーが答えを
知っている場合もある
行動と思考・感情は目的や戦略と
一貫していることを理解できましたか?
ユーザーがサービスや体験を通して感じた思考・感情は
目的から逆算されて設計されています。
ユーザー視点に立ち、体験を深堀りして考察することで
理想の体験とはなにかを論理的に理解します。
理想のサービスを提供するためには
ユーザーが本質的に求めているものを
理解することから始まる。
(UXは銀の弾丸ではないが、ないと決め打ちできない)
ユーザーニーズを解像度高く把握し
サービスの体験に都度反映し
検証し続けることが大事
(ユーザーの考え方は毎分毎秒変化する)
考察する上でのコツ
「場所」と「時間軸」
を変えてみる
■質疑応答
Q.今まではユーザーのヒアリングに基づいたペルソナを設定しておりましたが、最近AIを使用してペルソナを作ってみた所、自分たちのリサーチから構築したペルソナより、なるほどと思える解像度が高いペルソナが出来て驚きました。現在はAIと自分達のデータを合わせたペルソナを使用しています。先生もAIをUXで用いることはありますでしょうか?
→いやでも個人的にはすごいなと思ってて、AIを用いたペルソナ設計っていうのはしたことはないですね。けどこれは、
ここで解像度高いペルソナ出てくるというのであれば結構それはもう、いいことだなって個人的には思うので、何だろうねこれ、やり方をちょっとセミナーして教えて欲しいですよね、これでもすごいですよね。うん。私もちょっと興味があります契約いただければありがたいですそうですね特別出席者さん、これでもすごいっすね。
Q.UXを学ぶ度に、100%のユーザーに満足して頂くことは不可能なんだなと思ってしまいます。ユーザーの何%が満足する、もしくはどのような状況になれば「成功」という事になるのでしょうか?
→個人的に思うこととしてはですね100%満足は多分不可能かなと思っていて、ただ、あのUXってかUXというよりもデザインのアップデートとかってなったときに100%どんどん近づけていく作業をずっとするっていうことだと個人的には思っていて、もしかしたら他のUXデザイナーの方違うかもしれないのでちょっとあれですけれども、なので、100%近づけていくっていうところで、明確に何%が満足するというのは、ないんですけれども、そういう課題をどんどん洗い出して課題がある以上は、もう常に改善していくっていう作業がずっと発生する。なので、変な話ですけどアプリケーションっていう常にアップデートが存在するような、それでそこで終わりってことは多分ならないですよね。っていうところですかね、何%っていうちょっと明確な答えはちょっと言えないんですけれどもというとこですかね。
Q.UIを組んでいく中で2つの案の中からどちらがいいか決まらない時に「ユーザーテスト以外」の手段でソリューションの導き方・よく行っているステップなどありますか?
→これは答えがちょっと申し訳ないんですけども僕はユーザーテストですね。もうどっちも作ってどっちがっていうところでユーザーの動向を見るかな他の方法ははなやないかなもうこれを作ってしまってもうあとはアプリとしてかっていうところですね。
「誰でもできる!ユーザーが本当に求める理想のサービスを設計する方法」は盛りすぎです、そこまでの内容ではなかったです。
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