▼草刈大介さん (ブルーシープ代表/PLAY! プロデューサー)
・デザインをしているわけではない、デザインを活用している。
・仕事の中心にあるのは展覧会 1997年から。
・展覧会、昔はデザインされていなかった。
・デザインの要素を盛り込んでいった。
・展覧会、美術界の社会の環境の変化はシンクロしている。
▼ブルーシープの3つの仕事
・展覧会、本、ミュージアムグッズ。
・展覧会を実施。あわせて本を出版
・美術館・文化施設のプロデュース、運営
▼デザインを活用すること
・なぜデザインを活用するのか、生きるか・死ぬかぐらいの気持ち
▼帽子・ひびのこづえさん(2005)
・誕生50周年記念 ミッフィー展
・著名なデザイナーと一緒に仕事をする。
・ひびのさんにお願いしたこと:ミッフィー展に来た人向けにコスチュームを作って。
・実在の帽子はミッフィーに全然関係ないデザイン。
・スタッフみんなが身に着けることによって会場に来た人の気持ちが変わる。
・祖父江慎さんに本を作ってもらった。
・5年づつ展覧会を開いている。
▼SPREAD 2021
・プレイミュージアム
・誕生50周年記念 ミッフィー展
・線がない
・柔らかいラインがない。色のみ。
・ディック・ブルーナを知っている人ならわかる色の組み合わせ
・ブルーナライン
▼イナドメハルヨさん 2021
・色々な帽子を用意した。
▼川島小鳥さん 2021
・ミッフィーはうさぎだから、うさぎの写真を撮ってほしい。というリクエスト
・みんなミッフィーの起源を忘れている。
・ミッフィーの展覧会に慣れているので、デザインを使った。
▼社会の変化、美術館・展覧会の変質、デザインの必要性
・変化:美術館、ユーザー、ジャンルの広がり、役割の変化
・デザインの必要性
・生きるか・死ぬか
▼デザイン
・空間デザイン
・グラフィックデザイン
・照明デザイン
・サウンドデザイン
・写真
・映像
・環境演出
・立体造作
▼PLAY! MUSEUM
「絵と言葉」のミュージアム+「遊び方は子どもが考える」 PLAY! PARK
▼「エルマーのぼうけん」展
・課題と方向性:「エルマー」の物語はなぜ人を惹きつけてやまないのか。
・100点の貴重な原画をどう見せるのか。
・なぜ今「エルマー」なのか。
→「エルマーをみる」「エルマーになる」「エルマーを知る」「冒険する」
・チーム
・空間デザイン:張替那麻
・グラフィックデザイン:三宅瑠人・岡崎由佳
・サウンドデザイン:染谷和孝
・映像・環境演出:岡本香音
・ぼうけん図書館:100人の冒険者
・造形:ブレーメン
・施工・照明:東京スタデオ
▼「鹿児島睦 まいにち」展
・課題と方向性
・200点の新作の器、プロダクトをどう見せるか?
・作家・鹿児島睦さんをどう紹介するか。
・なぜ今「鹿児島睦」なのか
→てがかりは「まいにち」の物語。「日々、つくる」「日々、思う」
・チーム
・空間デザイン:TANK
・グラフィックデザイン:吉田昌平
・映像・環境演出:岡本香音
・照明:ワイライツ
・物語:梨木香歩
■質疑応答
Q.PLAY! MUSEUMで遊びたい大人世代ってたくさんいると思うんですが、
そういった中で、今のデザインで、活用することで、大人たちも遠慮なく
遊べる手法っていかに作れるのかな?
A.PLAY! MUSEUM自体は子どものための美術館ではない、子どもも楽しめる美術館。デザインの手法を大人が楽しめるようにどう活用したらいいかっていうことなんですけどそれはすごく難しくて現場での問題では多分ないんですよね。そこに看板を立てて、これは自由にできますよってやったらいいじゃないかと思うんです。素敵な何かデザインで作ったら、だけど、それをやると、答え合わせになっちゃうんですよね。
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