連続して、保育関係者のお話でした。
残念ながらスライドがみにくい、アクセシブルじゃありませんでした。
▼自己紹介
松本理寿輝 (まちの保育園・こども園 代表/まちの研究所株式会社 代表取締役/ニューロダイバーシティ株式会社 代表取締役)
・まちぐるみの保育をしている。
・子どもの育ち・学びのため
・地域コミュニティのウェル・ビーイングのため
・地域に開かれた場
・コミュニティコーディネーター
▼まちづくりの拠点として
・5つの園をやっている。
▼レッジョ・エミリア・アプローチ
・「創造性」と「共同性」の教育
▼創造的な学びのアプローチ
・すべての時間がクリエイティブラーニング
・まち全体・社会が子どもたちの学び・育ちを支える
・こども真ん中社会
・子ども観:可能性において豊かで、有能な学び手としてのこども
▼まちのこどもの未来をつくる
・子育て支援
・インクルーシブな取り組み(ニューロダイバーシティ)
・実践し・共創し、研究する
▼「デザインの視点」
1.まず、誰のため?
・こども
は、どのような人たちなのか
事例:かるたを有利に進めるため何をしますか?
4歳の子:かるたを自分で作った。
コペルニクス的転回
事例:まちの音の探求
サウンドアーティストと探求
→こどもたちは音にかたちがあるの?と驚いた。
→そして、子どもたちは波形を絵で表現した。
・100の言葉(あらゆる表現)を持っている共感覚がお得意
事例:宇宙に興味がある4歳の男の子
→「いちねんは、まるいんだから
カレンダーは立体であるべきだ」
・本質思考の持ち主
事例:小松菜のポタージュ
→美味しかったから皆にも食べてもらいたい→レシピをつくろう
→畑で育てるところからレシピにした。
・素で、人の気持ちを温める
事例:沖縄に行った子。
「わぁ、そらがきれい」といった。
→見えてているものをそのまま評価できる人
事例:2歳代の子。音楽に関心が高い
→あかちゃん学
→ブラームスの子守唄を聞かせると、ちょっとズレると聞かなくなる。
・生まれながら「美」を愛する
事例:色についての興味が強くなった子
→カラーチャートを見ながら、色を再現していく。
・1人ひとりが、その子らしい素敵さを
かならず、もっている
「どのように子どもをイマージしているか(子ども観)」
それによって、デザインは変わる
・乳幼児期は、何かの準備期間ではなく、
それ自体が極めて重要な意味を持つ、
人生最初の段階
「『市民』としての子ども観」
・可能性豊で、有能な学び手としての子ども
・私たちの世界や人生に豊かさを与えてくれる「創造」のパートナー
2.課題を、ほぐす
・何のデザインをするのか。
・保育園ってどんな場?
・課題を、ほぐして私たちは保育園を、こんな場として定義してみた
わけない
ちがいを大切にしながら、わけない
・知識をわけない。
・あたま・こころ・からだを、わけない
・教えるひと・学ぶひとをわけない
・まちと園、学校をわけない
・一人ひとりの違いを大事にしながら、わけない
・市民として、子どもも、大人も、わけない
・ひと・いきもの・しぜん・ちきゅうをわけない
・あっちとこっち。世界を、わけない
この「わけない豊かさ」は、
子どもたちが、
届けくれる
ヒント:「間」に、価値創造の源泉がある
▼ecotone
海と陸の間とかのゾーン。移行帯。
生物多様性に富み、イノベーションが起きる
あなたの、その課題には
どんな「間」があると言えるだろう?
保育園→知識をわけない
→子ども、大人、同じ市民!
→地域・社会と園の間
→小学校教育との間
→一人ひとり違いは価値!
→研究と実践の間
→子育て支援の間
→保育園・幼稚園・こども園の間?
課題を、ほぐす
↓
課題の”割り算”
↑
「間」に着目すると
ユニークでおもしろい視点が見つかるかも?
3.課題を、こえる
・あえて、いくつかの課題を一つのアイデアで解決しようとしてみる
↓
課題の”掛け算”
・あなたのその課題
どの課題とのペアリングを楽しんでみる?
・問の設定がとても大事
・たいていの社会の課題は、つながっている。
・こどもたちを真ん中に考えている
→保護者
→保育者・教職員
→地域のかた
→地域の子育て家庭
子どもたちの育ち・学びのため
地域の子育てセンターとしての役割
“共育て”のコミュニティ
→地域の若い世代のネットワーク
→多世代交流
→若い世代の参画
→リタイア世代活躍
→高齢者のウェルネス
→防犯・防災
若い世代 | 高齢者の世代
・まちづくりを推進
→町内会に入ってくれる人が年10%くらいづつ減っている。
→フリーペーパー作ったりした。
→まちも協力
・コミュニティスクール・社会に開かれた教育課程・チーム学校
子どもの育ち・学びの充実
+
子育て支援の充実
+
地域のウェルビーイング
・あなたの、その課題、
どの課題とのペアリングを楽しんでみる?
「まちの」保育園
→乳幼児の豊かな学び・育ちの場づくり
→子育て
→高齢者福祉
→まちづくり・地方再生
→地域の防災・防犯力の維持
→子どもの居場所づくり
たまに、違う課題を放り込んでみる
→環境問題
→まちの保育園 with グリーンアトリエ
・ほそく
・たいていの社会の課題は、つながっている。
・「理想的な子どもの環境づくりは理想的な社会づくり」
4.そのデザインはどのようなシーン/風景をつくり出しそうか
・よくやるのは絵におこす
5.もう一度、誰のため?に戻る
そして、その人への想いを言葉にしてみる
・一人ひとりの子どものファンでいること
事例:けがをしたオオセンチコガネ
→いきなり砂をかけ始める
→暖かくなるからねーと言い出した。
みんなが、一人ひとりの子どもの「ファン」でいる。
きっと、その社会の未来は明るい。
■質疑応答
Q.私は保育の関係で働いてるのでデザインといった方には等差はあるんですけれども、しかし子供たちが遊ぶ上でデザインっていうのはゾーニングであったり大切なことなのですごくためになりました最後に聞きたかったのは保育者目線になってしまうんですが、例えばさっきの虫に砂をかけて暖かくなるからねと言った子に対して、正しい方法ではないというか、例えば人間が怪我して寝込んでるところに砂かけて温かくなるよって言ったら、すごくその心は温かいけれども、方法としては間違っているって言ったときにどのような声掛けを先生の保育所では、心がけていらっしゃるのかなっていうところを知りたいです。
→まず第1にその子供たちが子供たちの意味がそこに何どういう意味がありながらやってるのかっていうことをまずやっぱ読み取ろうというふうにします。
つまりそれが子供たちが何か、あの子、いじめてやろうと懲らしめてやろうみたいな気分でやっていったらそれはもちろんよくないですし、その気持ちとして、あのお布団かけてあげるようにお砂をかけているようなところがあって、かつその砂の量もとくに多いわけじゃなく、子供なりのなんていうか配慮を感じながら満たす形でもあったので始め、正直私も夫を持ってもしかしたら、量によっては、ちょっとそれはお子さんのこと考えたらどうかなみたいな声掛けをするようなこともあったかもしれませんけれども、そのときはそのまま受け止めました。
Q.デザインやアート学んでいる美大生が何かできることはあるでしょうかというような質問が届いておりますいかがですかね。
→結構あの美大生の方とかに来ていただいたときになんかすごくその何ていうか、割と良い時間をですね子供たちが過ごすことが多くて、やはりその何かある意味さっきから見ていただいたようにその子供たちっていうのは、
何ていうかそれこそ思考とかデザイン思考とか言われる何か、ええそもそも何か固定観念にとらわれず何か考えるみたいなこととかをやっている人たちと何かあのプロジェクトを組むときに何かすごく子供の経験として、なんだろう、そこからインスピレーションを何か安いっていうか、何かすごくわかりやすく言うとここの人は何か自分たちの中でその気持ちを何か割と理解しようとしてくれて心開いてる人たちなんだなっていうふうに役割と何かを持ってくれやすいみたいなところがあるように感じて何か例えばすごく具体的に何かデザインしたりなんかとなり、その表現をするあの人たち、っていうのはすごくこの世界に対しての完成の開き方っていうのがやっぱり子供たちは感じるところがあるようで、なんかそういう意味ではすごく何かお互いがすごく光あって、すごい時間を過ごしてることが多かったりするので、何かぜひなんていうか保育園に遊びに来ていただきたいなというふうに思います。
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