オンラインセミナー『プロジェクト進行の極意』 2024年02月14日

ということで田口さんのセミナーです、
21:00~23:00という平日の夜という時間帯です。

■プロジェクトマネジメント
そもそも何を管理するか?
 ・人
 ・お金
 ・時間

▼人の管理
ヒューマンリソースマネジメント

例:キャンプの役割分担

クライアント側の名刺の肩書とプロジェクトにおける
役割は必ずしも一致しない
→プロジェクトの最初に行う。
→承認担当者はキーマン

「誰が、何を、どこまで」プロジェクトにおける役割を定義

▼お金の管理
コストマネジメント
予算と実績の管理

例:子どもの頃の遠足(おやつは300円)

制作費の算出=単価×工数
→単価を下げることは所詮「値切り」でしかない。
→工数、作業量によって変化する
→時間にも関係してくる

▼時間
いかに効率よくプロジェクトを進行するか。

▼プロジェクト進行

例:虫の目と鳥の目

開始から終了までの「ロードマップ」を事前に策定
ムダなリソース消費を抑制できる

▼ロードマップ作り

例:船での旅

目的地が定まらないと
プロジェクト進行は「放浪旅」でなない
まずはゴールをしっかり定義する
その上で「どう進めるか?」計画を立てる
→ゴール設定
→作業量が増えれば工数も増える

▼プロジェクト進行のロードマップ
どう進める?
効率よく直進するための
チェックポイントを用意する→マイルストーン設定
「決めるべきこと」を設定する

例:オムライスづくり
・半熟?固め?
・ケチャップ?デミグラス?
・副菜は?
・お皿は?

作業タスク
誰が、何を、いつまでに、どうする

※作業タスクの細分化
認識のずれや作業のヌケモレをなくす

例:キャンプ

抽象的なタスク設定はNG
作業場の迷いや解釈のバラつき
「認識の齟齬」は致命的なリスク

「誰が、何を、いつまでに、どうする」を
具体的にクッキリさせる

例:デザインを決める

 →ペルソナ
 →掲載情報
 →レイアウト
 →デザイン

プロジェクトのゴール到達に必要な
「決めるべきこと(マイルストーン)」を設定
→クライアントとの合意形成
→最終ジャッジを決める承認者が決める場にいることは当然。
→「決めたこと」を記録に残す
 二転三転のリスクを未然に防止
→争いを防止するため

・「決定を覆す」要求への対処は?
 クライアントとの「主契約」に依存
 「業界ルール」云々ではない
・主契約が定義されていない事項は協議が必要
 (そもそもの契約条件が超大事)
 →1クリエイターの問題ではなく法的な問題になる

※できるからやる
 クリエイターとしての技術力

■質疑応答

Q.クライアントワークのコミュニケーション
A.能動的に向き合う

Q.どの連絡手段を使うか
A.クライアントとの会議をどう設定するか
 最近は会議を減らすクライアントも多い

Q.会議の設計
A.やみくもに行っていても良い会議にならない
 ・議題
 ・参加者
 ・議論
 ・着地

Q.会議のファシリテーション
A.議題→着地(着地はタスク化すること)
 (発散:意見の交通整理
  収束:採択の合意形成)

 個々の意見の良し悪しではなく
 あくまでプロジェクトベースで
 「何を基準に、どの意見を採用するか?」を協議

Q.マネジメントツール
A.特別おススメのツールはない
 偏った価値観の「業界の常識」にとらわれない
 コミュニケーション上のメリット/デメリットを考慮

 クライアントが慣れ親しんだツールが良い
 (Excel)

Q.対面会議は必要?
A.クライアントワークは関係性の構築が重要
 クライアントとの距離感が縮まった感がない

Q.作業の遅延への対処
A.「誰が、何を、いつまでに、どうする」を明確に設定
 「遅延」を吸収できる余地を残しておく

Q.クライアント都合による進行の停滞をどう扱うか?
A.停滞による「リスク影響」を事前に伝える
 損失の扱いを事前に「取り決め」しておく

Q.クオリティと納期はどちらを優先すべき?
A.どっちも優先すべき。
 
 クオリティも無作為に扱っていない

 作業者毎にまちまちなクオリティをどうマネジメントするか
 →完成イメージのすり合わせ

Q.チームビルド
A.頭数を増やそうとしない、少数精鋭がベスト
 「役割分担」と「責任範囲」がポイント

Q.リテイク要求への対応
A.なんでもかんでも「修正」で括ってはダメ
 「修正/変更/追加」のすみ分けと

 ・修正:誤りを改めること→作業者が負担すること
 ・変更:別の状態へ変えること→お願いした人が負担
 ・追加:新たな要素を加えること→お願いした人が負担

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