■会社紹介
・30年ほど前に創業
■担当講師
・小原拓也さん
・人間中心設計専門家
■UXライティングってなに?
・そもそもUXってなに?
・ISO 9241-210
・なんでUXが大事?
→「モノの所有」から「コトの体験」へ
・UXライティングってなに?
→①→登録→日々の利用→解約
→今だとSNS。
→UXの中のユーザーとのタッチポイントで表示され、行動を促す短い文章=UXライティング
・×意味が通ればいい 〇ユーザーの体験を設計する
・わかりやすい文章を書く技術では足りない
・「コンテクストを理解する」とは?
→人間のおかれた文脈・状況でウォンツは変わる
→カップヌードル→手軽に栄養価の高いものを →世界観が変わってきている。
・コンテクストの理解→人間らしく書く技術
■UXライティングにはどんなものがある?
・〇旧ツイッター 「いまどうしてる?」
・〇Amazonの商品画面 「カートに入れる」「今すぐ買う」
・〇あつまれ動物の森の名前入力画面「考え直す」と「オッケー」
・こんなものが本当に効果的?
→Googleのホテル検索エンジンの例 「部屋を予約する」「空きを確認する」→エンゲージメント率が17%向上した
・コピーライティングとの違い
→見た人の気持ちを動かしたり、興味をひいたりする広告文の記述。利用者の体験を想起させるものだが、何か具体的な動作を促すものではない。
■UXライティングってどうやる
・基本的には、UXデザインのプロセスを踏む
⓪ゴールを定める
①ユーザーを知る
②ユーザー像を描く
③つくってみる
④評価する
・重要なのは、必要に応じて立ち戻り、改善を繰り返すこと
・毎回これをやらなきゃいけないの?
→今回は、作ってみることに着目してみる。
・UXライティング8つのポイント
①簡潔に書く
②ユーザーに語りかたりけるように書く
③敬語を意識しすぎない
④専門用語を多用しない
⑤表現に一貫性をもたせる
⑥ユーザーを不安にさせない
⑦次に何が起こるかわかるようにする
⑧翻訳しやすい書き方をする
①簡潔に書く
・一つの分で複数の事柄を説明している。
・不要な説明が含まれている
・省略しすぎのも注意!
・良い例:Apple製品の割引条件
②ユーザーに語りかたりけるように書く
・ユーザーに馴染みのない言葉や表現が使われている。
・回りくどい表現が使われている。
・熟語や受動態が多様されている。
→Apple webお問い合わせページ
③敬語を意識しすぎない
・「~いただく」などの尊敬語を多用し、冗長になっている。
・「~られる」のような尊敬語が受動態と混同しやすい形で使われている。
→例外:葬儀屋さんのwebページ(敬語が適切)
④専門用語を多用しない
・例:IoT、モニタリングなど
・例:無洗米のパッケージ(無洗米という言葉を知らない人がいる)
・例:専門的な業務ソフトウェアの文言(逆に専門用語を使った方がいい)
⑤表現に一貫性をもたせる
・同じものを指すのに違う単語が使われている
・語尾の品詞、言い回しが統一されていない。
⑥ユーザーを不安にさせない
・個人情報を提供する理由が不明確、もしくは提供する情報が過大になっている
・手続きが正常に完了したかが不明確になっている。
・エラーが起こったとき、対象の方法がひと目で分からない。
・例:Hulu会員登録画面
⑦次に何が起こるかわかるようにする
⑧翻訳しやすい書き方をする
・主格や目的語を省略しすぎている。
・複数の意味合いに翻訳できる表現になっている
・例:「これはアインシュタインの本です」
※改善のサイクルを回していくことが重要
■質疑応答
・例えばホームページの問い合わせボタンのよい表記はありますか?
→カスタマーサポートに連絡する
・開発プロセスのどの段階からUXライティングの調整をしていくのが良いのでしょうか?UIのグラフィック調整など開発の後半フェーズに回ってしまう印象があります。
→プロトタイプを作るところぐらいから始めることが多いが、
基本的には最初のプロセスから始める。
・評価後のPDCAサイクルを上手く回す為には、アンケートなどは細かく行う必要がありますか?
→評価によっては戻るプロセスが違ってくる
・UXライティングのスキルが身についているかどうかを確認する、またはアピールする為の資格等はありますか?
→UX検定や人間中心設計専門家をとる
・サイトの「評価する」際、やはり定量分析は重要でしょうか?私は研修の受講者に対して課題提出を案内したり、受講で重要な情報を専用サイトで提供しています。受講者が迷いなくストレスなく動けたか?を知りたいのですが、どのように「評価」すればよいか悩んでいます。
→定量調査では深堀りができないので、定性評価がいい場合もある。
・UXライティングが優れているメーカー、サービス、プロダクト等あればいくつか教えてください。
→任天堂がけっこう良い
短かったけど満足する内容のウェビナーでした。
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