▼自己紹介
・山藤旅聞
・新渡戸文化中学校・高等学校 副校長
(一社)旅する学校 代表
(一社)Think the Earth メンバー
(株)ゲイト CSV教育デザイナー
・教えない授業(毎週水曜はフリー)
・日本初の「余白」のある時間割
Q.どう思われますか?
・サボることも肯定する。
・出席率も高い
・トラブルも起きない
・水曜日、先生は生徒と対話をおこなう
・文部科学省にも理想の時間割と褒められた。
・公立高校でも標準の国数英の時間を取り入れている。
▼きっかけ
・2012年 JICA・ブータン派遣
・知的好奇心がものすごく高い
・学ぶ意欲と学ぶ姿勢がとても高い
・母国語の教科書がなく、全教科英語で授業している。
・毎日勉強をすごくする
・2015年3月 ボルネオ島(マレーシア)
・卒業生から勧められた。
・熱帯雨林であるはずがプランテーションになっている。
(輸出先は日本)
・100本植える、植林活動を行った。
▼すてるデザイン(永井一史)
・いくら地球のために良いと思っても、
今ある社会システムや産業モデル、
消費行動を変えていくことは容易ではありません。
共感はしても行動までは変わらないのが人間の性です。
”これだったらいいかも”
”こういう未来にしたい”
をカタチにすることがデザインです。
→デザインは学校
Q.「何のために勉強しているの?」と聞いたら、子どもたちは”こういう未来にしたい”を叶えるために学んでいます!!!と答えるでしょうか。
・国立教育政策研究所のデータ。
→物理・科学は10%ぐらい。
・日本財団「18歳意識調査」
・自分で国や社会を変えられると思う
→18.3%ととても低い
▼2050年を見据えた学校への3つの問い
・続けるものは何か?
・やめることは何か?
・創造的に再構築するものは何か?
→小学生が自分たちのルールを決める(私服デイを作った)
▼生徒が求めている学び(ユネスコ)
→応用&体験的学習。実社会を通じての学習
▼現在のアジアの大学生(2022)回答のキーワード
▼これからの教育デザイン
・人と人をつなぐ教育
・共につくる教育
・次世代につなぐ教育
・自律に向かう教育
▼旅をきっかけに
・人生を変える出会い
・全国20か所以上から選択(3年間で3回以上)
・旅からテーマを見つける
▼漁村体験(三重県二木島)
・魚の仕分け体験
・魚が売れない場合がある。
・廃棄されそうな魚を食べる。
・旅の効果
→社会課題と向き合う高校生が日本の平均の2~3倍、
行動者は3~4倍の教育効果
▼すてるデザイン
・日常や現状に違和感を持つことが出発点です。
▼そらを見上げようプロジェクト(宿泊防災)
・フューチャーランナーズ 17の未来
Q.日本のどこに・どんな「学校」が必要でしょうか?
▼(一社)旅する学校
・日本の教育文化の「待ったなし」の未来予想
①教員希望者の激減
②自然・文化に近い学校の価値
③学校がなくなる(毎年平均470の学校が廃校へ)
▼課題解決型の教育
・大人の課題を子どもに解決させる?
▼日本における気候変動対策のための行動変容に対する障害は
①気候変動対策にはお金や手間がかかること
②何ができるかわからないこと
▼価値創造~未来をつくっている大人と子どもの融合~
・大人(教師)が未来をつくる背中を見せる
・日本の持続可能な未来を考える教育は「食」と「漁村」からだと確認している
①漁業就業者数の減少
②食料自給率の減少
▼町全体を学校にする
■質疑応答
Q.大人も行動のきっかけになる学校
A.大人も行動のきっかけになる学校ということで、対象をあの変な意味じゃないですけど、体小中高生にしないっていうふうにしようっていうふうに思ってて、対象は本気で日本の持続可能な未来を考えている大人が集まる。学校だって思ってますし、スタートはいつからでもよくてこれ大人もお年寄りも子供みたいに行き来できるような生涯教育できる学校で、大賛成で、そういう学校を作ったときに子供たちもそこが魅力的であれば、見に来るんじゃないかなっていうか、学びたいって来るんじゃないかなって思ってもらっていてですね。子供たちに向けてこんな教育ができますっていうふうに向かないように、全力でそこで未来作りをしてるっていう学校を作ろうかなということで
中高生や子供たちが来てくれるなもの大歓迎ですけど、対象を大人にしていこうかなっていうのが今の僕の構想ですなので、あえて一般社団法人の山藤という言葉を使いました。子供たちに全力なのは今の所属する新渡戸文化中学校高等学校で全力でやる。
Q.場所にとらわれず、社会人もネットワークで参加できる学校でありプロジェクト
A.こういうところをあの漁村で一つチャレンジしたいなっていうふうに今思っています。
Q.ちょっと質問させていただきたいのが、今すごいわくわくする未来が何かあってめちゃめちゃ私も多分そうだなと思ったんですけど、今それに次に向けて一番ハードルになっていると思われてる部分ってどこかお聞きしたいなと思ってます。
A.一番ハードルになってるのはですね、1日が24時間しかないってことですかね。どっちもものすごく全力でやりたいんですけど今の所属する学校の学校のいろんなチャレンジもまだまだ第2ステージ第3ステージぐらいかなと思ってて、もっともっとやっていきたいことチャレンジしたいこと、またはチャレンジして見えたことがいっぱいあって、こっちにも時間をかけたい。一方で今日もお話したような地域での学校作りの構想とかビジョンが少し見えてきてるので、そっちにも全力投球、全力で行きたいっていうときの自分の体が分裂しないことが今一番の大変なところで、全力でそっちに向かえれば、何か作れそうだなっていう気持ちがありますっていうあたりが、難しいとこですかね。
あともう一つもうちょっと言うと、その結果大学受験は大丈夫ですかとか、
進学実績は大丈夫なんですかとかですね、何かそういう既存のフレームワークが入ってきて、来ることもちょっと心配はしていて、一方で中高生がもしこういう学校に入りたいってなってくるときに通信制等と組んで単位習得ってことも可能だっていうことまではわかってるんですけども、本当に中高生たちにそんなチャレンジをさせてしまっていいのかっていうか、なのでやっぱりまず大人でしっかり作っていくっていうことなんじゃないかなっていうってなったときの何ていうか、これを学校っていうとなんか中高生たちが集まってきてしまいそうで、学校と言わない。けど学校というものがこういう方向であってほしいと思うんでちょっと名前ですかね。もちょっと今、すごく悩ましいなと思っています。何か大人に集まってきてほしいけど中高生にも何か気にはなって欲しいっていうか、
そこら辺のなんか良い名前がも目指し探したい考えたいなみたいなところもありますね。
Q.本日わくわくするお話をありがとうございました一点先生の先ほどの日常や現状に違和感を持つことが出発点という言葉が非常に心に残っておりまして、先生が授業の中で講義形式の授業の中で、生徒たちに町や現状に違和感を持ってもらうための仕掛けをしてるとしたらまたは過去にしてきたとしたら、どんな感じのことをしてる。来られたか、またはしたいと思ってるかお聞かせいただけたら嬉しく思います。
A.学校で違和感のスタート、授業で普段の授業例えば、本校で言うと、水曜日に一日中フリーにしている。じゃないところの普段、いわゆる一般的な授業っていうところの身につけてもらえる資質能力とか、子供たちの気づきみたいなものと、違和感っていうところで1年でも何年でも、エンジンになるような大きなインパクトのある活動っていうのは、ある程度分けて、なので、ああいうスタディツアーみたいな旅っていうのは大事にしたいので年に何回か打ちたいなっていうことをやってたり、普段の授業がやっぱ難しいので、ああいう1日フリーっていうときに、取材に行ったりといういろんな価値観を持った大人に会いに行って、とか1次情報を徹底に入れるような現場に行って違和感を感じるっていうようなことはあると思うんですけどそこに繋げるための入口というかだったら、水曜日の1日フリーのときに言っておいでって言ってあげられるような何か本当ちっちゃなきっかけになるようなものを普段の授業でぽろっと出せたらいいなというかそれも頑張って意識してたりなので、普段の授業と、水曜日の一日中自由になる。授業かつスタディツアーがなんか全部こういう帽子繋がってるような感じになってそのその授業じゃなきゃできない。フックのかけ方っていうのを突き詰めたいなっていうか、普段の授業は年間で何十回って必ずルーティンで会えるっていう強みがあるので、そのルーツ読みを生かした資質能力の向上を目指し、もう本当に違和感のドーンと来るようなものは水曜日とかスタディーツアーで融合させていくっていうふうに、今はちょっとお答えさせていただいて、はい。
Q.生徒が社会に一歩踏み出したいなと思うようなきっかけ作りは普段の授業で行っているっていうような
A.そうですね。あとは普段の授業で、年間を通じて20年間、子供たちに1年終わったときに授業僕の授業どうだったって聞いたときに、公立学校時代と今の学校で何か一番多い回答は僕のあの無駄話っていうか、普段の授業の話じゃない昨日こういうことがあったとかこういう人に会ったんだよねっていうなんかリアルタイムの今しか話せないような話。今日しか話せない話ってのはよくやるんですけど、それが何か印象に残ってるって言ってくれる今ちょっと思い出しました。
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