▼自己紹介
遠藤大輔さん
プラット・インスティテュート コミュニケーションデザイン学科 助教授
グラフィックデザイナー
▼例:信号
・赤信号は止まれ
→条件的に反射する。
▼ゼロから学ぶはじめてのデザイン
「何を学ぶか+どのように学ぶか」がとても大事
・デザインの入門書はたくさんある。
・学んだことを積み上げていかないと身につかない
・内容とかたち
・表現者と受け手
▼まずはかたちから
・デザインの勉強は、かたちから入るのが一番。
・日本語の学び方と似ている
・赤ちゃんのころから自然にしゃべれるようになっている。
・初等教育を通して日本語の読み書きを学んだ。
・かたちはどうこうは関係ない。
・視覚言語のひとつ
・かたち:見る、描く
・日本語の読み書きと違ってかたちの読み書きは自然と学ぶしかない
・絵が描けなくなってしまうタイミングがある。
・10歳~11歳。遠近法でつまずくことが多い(左脳の働きが強くなるため)
・立方体を書く。→正方形ではない。
・絵が描けないんじゃなくて見えてないことが問題
・大人でも10歳~11歳で絵が描けなくなってしまう人がいる。
・かたちの読み書きも日本語と同様に体系的な学習があると良い
・おススメは、絵をもう一回書いてみる
・ただ単純に描き方を学ぶ機会がなかったから。
・観察力の問題。
・おススメ書籍:「脳の右側で描け」
→認知バイアスを乗り越えてちゃんと見えるようになるための練習
→デザインを学ぶための最初の一歩
・デザインの勉強は理論よりもかたちから入るのが一番
・デザインをちゃんと積み上げていくためにはデザインの全体像が分かった方がいい。
▼記号:内容と形の関係
・視覚的に意味を作るとは
・内容とかたちにわけることができる。
・例:毛むくじゃらで「ワン」となく、人に飼い慣らされた四本足の動物
→犬。
・アメリカ人に犬といっても伝わらない。
・内容と形の関係は必然ではない
・恣意的
・犬を別のかたちで表現してみる
→アイコン(類似記号)
→インデックス(指示記号)
→シンボル(象徴記号)
・犬をアイコンとして表現するとミスコミュニケーションが発生する場合もある。
・内容とかたちの関係を上手に設計すると視覚的に意味を伝えることができる。
→グラフィックデザイン
→グラフ(書く)
・デザインとは視覚化された考えの事である(ソール・バス)
・デザインとは関係のことである。デザインとは、形と内容の関係である(ポール・ランド)
・タイポグラフィ
→例:I love you
・ポイントは、その形によって同じ内容なのに、言い方によって内容が180度変わってしまう。
▼文脈:表現者と受け手の関係
・文脈が記号の意味を左右する。
・文脈によって意味が変わってしまう。
・エンパイヤーステートビルの絵→250万円で落札された
→書いたのはドナルド・トランプ
・表現者が誰だったか。
・価値を決めたのは誰だったか。
・表現者と受け手のなかで決まる。
→ブランドの仕組み
▼かたちの基本要素
・基本要素
・点
・線
・面
・方向
・明暗
・色
・テクスチュア
・スケール
・次元
・運動
・点:視覚表現の最小単位(点はなかなか強い力で視線を惹きつける)
→人は無意識のうちに視覚的なバランスをとろうとしている。
→点を置く場所によってその意味がかわる。
→レイアウトのデザイン
・線:線も強力。大抵のものは線で意味を伝えることができる。
→ドラえもんもバガボンドも線の違い
▼かたちの読み書き:まとめ
・適切な課題にとりくむ
・信頼できるメンターから学ぶ
著書「デザイン、学びのしくみ」
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