Tama Design High School「未来をつくるアイデアのデザイン」 2023年12月21日

▼講師
小川悠さん
一般社団法人i.club 代表理事
月の半分以上は授業で出張している。
10代の未来をつくる力を育む
http://innovationclub.jp/

▼未来をつくるアイデアのデザイン

▼イノベーション
・技術革新?
・未来をつくるアイデア

▼未来をつくるアイデア
・今までの価値観・行動・習慣
 →新しい価値観・行動・習慣

・福島県で仕事をしていた。
 ・除雪
  →除雪+エクササイズ=ジョセササイズ

▼3つの質問
・未来をつくるアイデアは・・・
 ①大切か? → 35/40
 ②好きか? → 5/40
 ③自身はあるか? → 0/40
・日本のどこへいってもほぼ同じ答え
・大切なのに、自信がないと答える。

▼地元の未来をつくるアイデアを考えてみよう!
・高校生3大アイデア
 ①インスタ映え
 ②TikTok映え
 ③キャラ映え

・センス、才能、天性
 ・学んだことがあるの?
 ・まずは学んでみたら?
 ・作法

▼未来を作るアイデアの作法
 ①つくりたい未来の設定
 ②アイデアの発想
 ③変化の場面の確認

▼①つくりたい未来の設定
・いきなりアイデア型は未来に繋がらないかも
・作りたい未来を設定してみることが大事
・いきなりアイデア型からつくりたい未来型へ

▼②アイデアの発想
・ブレインストーミング→いつかアイデアが落ちてくると思ってないか
・0から生まれることはない。アイデアの足し算引き算組み合わせ
・アイデアの「引き出し」が大事。普段のインプット
・棚ぼた発想から引き出し発想へ

▼③変化の場面の確認
・誰のためのアイデア?→みんなのためです
・初期ユーザーのイメージを持っていますか?
・誰のいつ、どこで、その人の価値観が変わるのか
・みんなから、あなたへ。

※まずこういった作法があることを知る

▼なまり節ラー油 宮城県気仙沼

なまり節ラー油 宮城県気仙沼


・気仙沼はカツオが良く取れる
・なまり節どうやって食べる?
・加工する文化がない
・なまり節、食感が楽しい
・食べるラー油がめちゃくちゃ流行っていた。

▼茨城県水戸地域の梅こしょう

茨城県水戸地域の梅こしょう


・偕楽園
・梅ってなに?梅干し?
・梅に関わっている人に話しを聞く
・甘酸っぱくする梅が多い
・すっぱからいという未来があってもいいんじゃないか
・すっぱからい商品を探した→柚子胡椒
・梅こしょうを考えた
・話を聞いていると甘い梅がごはんに合わない
・とても人気

▼長崎県の壱岐

食べてほしーる。
Processed with VSCO with au1 preset


・自給自足が高い
・地元のスーパーがある
・地元スーパーの力になりたい。
・スーパーに行って話を聞く。
・スーパーの廃棄が多い
・島なので廃棄を減らしたい
・賞味期限が長いものを買ってしまう
・高校生からすると半額シールがカッコ悪い
・シールをポジティブなものに変える
・「食べてほしーる。」
・美術部にいって書いてもらった。
・スーパーにいって試してみたら評判が良かった。
・今でも続いている
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/efforts/assets/consumer_education_cms201_210311_04_soreiine.pdf

▼様々なプロジェクトに関わってきた
・どれにも作法があった。
・中高生はもっとやってみたいと言っていた。
・10代の変化もデザイン

▼まとめ
・イノベーション→未来をつくるアイデア
・今までの価値観→新しい価値観に代わる
・作法
・①つくりたい未来の設定
  いきなりアイデア型からつくりたい未来型へ
②アイデアの発想
  棚ぼた発想から引き出し発想へ
③変化の場面の確認
  みんなから、あなたへ

▼自転車に乗る
・皆さんはどうやって乗れるようになれましたか? 
 →まずはとりあえず乗ってみたんじゃないですか。
 →転んだこともあるんじゃないですか。
・未来をつくるアイデアのデザインも同じじゃないですか

■質疑応答

Q.生徒さんたちがいろんな商品だったりプロダクトを作っていかれる過程の中で、例えばスーパーさんであったり、あとその商品を作る企業さんだったり、その組み合わせが必要だと思うんですけれども、その組み合わせの相手にはどのように働きかけて、コラボなさったのかなっていうのがはい、ちょっとお聞きしたいと思いました。

A.そうですよねやはりそのコラボする相手というのが大事かと思っています。
僕が結構大事にしていることというのはとにかく二つあるんですけれども、
一つはとにかく外に出ることをしてみようっていうふうなことですね。意外と外に外に出たことがないので、外に出ると結構向こうがおうおう何何々みたいなったりするそれぐらいやっぱり高校生と何か一緒にするってことって、まだまだ当たり前じゃないと思うんですね。なので、とにかく高校生に外に出て、出ていこうっていうことをまず伝えると、それによってやっぱり出ていかないと出会いって生まれないので、出て行くこと自体がまだまだ珍しいことなので、それによってまずコラボが生まれるということが一つ。もう一つはとは言ってもですね、なかなか出ない高校生をしたりですね、地域によってはそんなにまだそれに慣れていないっていうことももちろんあるんですね。そこはやはりいわゆる周りというのがやっぱり、でも地域に必ず何かやりたいなという方々はおられるというふうに思ってますし、もし、もしいらっしゃらないんであれば、全国には必ずいるんじゃないかなっていうふうに思ってるんですね。そういう方々を繋げるということも実は僕は結構していて、そういったことを通じて、そういう自分たちで外に出て見つけられない子たちはこういう機会ってあるよってことでまずやってみるみたいなとにかくそういうチャンスを作るっていうことを選択肢を作るっていうことそういうことを意識していつも授業に挑んでます。

Q.アイディアを実現していくときに自転車乗るっていうのはチャレンジをしていこうということだと思うんですけれど、実現するときにずっとモチベーションを持ち続けるっていうのは結構難しいのではないのかなと思うんですが、その中で例えば今日もお話の途中で拍手をされたりって促したりとかそのモチベーションを持続していくための作法っていうんですかね、そういうものってのは何かあるんでしょうか?

A.生徒たちのモチベーションの持続するための作法ですよね、いやめちゃくちゃいい質問だなと思っていて、やっぱりモチベーションとても大事だと思います特にこういったプロジェクトって、あの半年とか、1年とか長いと1年以上あったりするんですよね。そういうときに大事にしてることが二つありまして一つはやっぱり区切ってあげることかなと思うんでやっぱりいきなり遠い未来に向けて何かやるってやっぱり難しいというかそんなモチベーション保てないと思いますので所々でそういう外部に自分の思いを伝えるとか、誰かに何かを伝えるという、そういう区切り、マイルストーンというかですねそういうものをやっぱり周りが作ってあげること。結構それ難しいのでやっぱそれは外部やってあげること大事かなってのが一つと、もう一つはやっぱり応援かなとか伴走かなというふうに思っていて結構僕は何でもわくわくしちゃうというか、面白いじゃんでもやってみようよとかですねやっぱそういう言葉が結局は大事なんじゃないかなやっぱり失敗しちゃうどうしようというよりもとにかくやってみようとかあと結構とにかくこの発想も面白いねっていうことで、必ずそこに何かわくわくを一緒に感じるような、パートナーといいますか伴走者っていうものをつけること。この二つを大事にしています。

Q.1回の授業はどれくらいの期間でおこなわれるのでしょうか?1年程度?

A.ほとんどですね私は関わっているものは最低でも1年かなというふうな感じですねやっぱり最初にやっぱり現地調査フィールドワークインタビューっていう作りたい未来を創造する過程がありさらにそれをアイディアに発想する過程があり、最後にそれを実際に試してみるっていうか、過程があるのでやっぱり最初の1年はかかるんじゃないかと思うんですよねでもそうです1年を経たやってしまうのでは結構難しいと思うのでやっぱそこのいつまでがどのぐらいの期間でどういうふうに作法を使っていくのっていうところは結構意識してやるようにデザインするようにしています。

Q.自分も高校生で、あの同じ世代の子たちがすごいいろいろ頑張ってるので刺激を受けたんですけど、一つ質問があってあの作法の中の三つ目で、みんなからあなたにその、対象変えるっておっしゃってたと思うんですけど、そのあなたっていうのはどこぐらいまで具体的に掘っていくべきなのかって気になったんで、お答えいただければと思います。

A.めちゃくちゃいい質問ですよね。めちゃくちゃいい質問だなと思っていて、そのみんなからあなたのあなたをどこまで具体化していくのかという質問かと思うんですけど、正解はないですまず正解はないのでね正解はないんですけれども、やっぱりイメージ湧く、例えばこの人だとかのイメージを持てるレベルが例えば年齢とかどういう行動をしている人とか、そのシーンっていうものをいかにイメージできるかっていうところぐらいまでなんでしょうかね。よくスキット、寸劇って言うんですけども、劇をするんですよ。授業でそのときに多分、必ずそのその人がやっぱ若いのか若くないのかその人は買い物をするのかしないのかとか、そういった属性、ペルソナというふうに思っていますと思うんですけども、そういったことぐらいまではとにかく決めてみるっていうことをしています。ただ、結構高校生を見ていると、うまくいくのは結構その対象が自分の身近な人、だったりすることが多いなと思っていて、やっぱり自分があったことない例えばよく観光客って出るんですけど、意外と高校生観光客とあったことないんですよ。なのに観光客と言っても、全然そのアイディアってほとんどの場合うまくいかないですね。なのでそれよりも自分の友達とか自分の家族とか自分がよく通う場所とか、そういうふうにやっぱり自分がイメージできる範囲で考えていくことがまずは一番大事かなと思います。

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